源氏供養とは? わかりやすく解説

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げんじくよう〔ゲンジクヤウ〕【源氏供養】

読み方:げんじくよう

[一]謡曲三番目物石山寺参詣安居院(あぐい)の法印に、里女が源氏物語供養頼み紫式部の霊が感謝の舞をまう。

[二]三島由紀夫の戯曲[一]モチーフとする1幕の近代劇昭和37年1962)、雑誌文芸」に発表。「近代能楽集」の九つめの作品として書かれたが、のちに著者自身廃曲として上演作品集への収録禁止した初演著者没後昭和56年1981)、吉田喜重演出よる。


源氏供養

作者松本徹

収載図書袈裟の首
出版社福武書店
刊行年月1991.9


源氏供養

読み方:ゲンジクヨウ(genjikuyou)

初演 宝永2(大坂坂田七郎座)


源氏供養

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/14 07:02 UTC 版)

源氏供養(げんじくよう)とは、源氏物語およびその作者紫式部供養するという、日本の中世に見られた文化である。


  1. ^ a b 中村元ほか 編『岩波仏教辞典』(第二版)岩波書店、2002年10月、286頁。 
  2. ^ 三田村雅子「源氏供養の場」『記憶の中の源氏物語』新潮社、2008年12月、37-39頁。ISBN 978-4103110118 
  3. ^ 「源氏供養と法会の復元」『源氏物語と江戸文化 可視化される雅俗』森話社、2008年5月、193-197頁。ISBN 978-4916087850 
  4. ^ a b 佐成謙太郎 『謡曲大観第2巻』p1025
  5. ^ 佐成謙太郎 『謡曲大観第2巻』p1026
  6. ^ 三田村雅子「戦国乱世の源氏物語 秀吉の『源氏供養』」『記憶の中の源氏物語』新潮社、2008年12月、332-333頁。ISBN 978-4-10-311011-8 
  7. ^ 白方勝 著「源氏物語と浄瑠璃」、源氏物語探求会 編『源氏物語の探求 第四編』風間書房、1979年4月、177-220頁。 
  8. ^ 演劇研究会 編『歌舞伎浄瑠璃稀本集成 下』八木書店、2002年5月。ISBN 4-8406-9635-7 
  9. ^ 三好行雄との対談「三島文学の背景」『国文学 解釈と教材の研究』第15巻第7号、學燈社、1970年(昭和45年)5月、pp. 6-33。での発言などによる
  10. ^ 橋本治『窯変源氏物語』 1巻、中央公論社、1991年5月20日。ISBN 4-12-403001-0 


「源氏供養」の続きの解説一覧

源氏供養

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 04:58 UTC 版)

近代能楽集」の記事における「源氏供養」の解説

「源氏供養」(げんじくよう)は1962年昭和37年)、雑誌文藝3月号に掲載された。三島はこの曲を廃曲にし、生前単行本収録および上演拒否していた。〈題材としてアダプトすることがまちがいだった〉と三島三好行雄との対談回顧している。

※この「源氏供養」の解説は、「近代能楽集」の解説の一部です。
「源氏供養」を含む「近代能楽集」の記事については、「近代能楽集」の概要を参照ください。

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