千鳥抄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/10 14:29 UTC 版)
『千鳥抄』(ちどりしょう)は、『源氏物語』の注釈書である。『源氏物語千鳥抄』(げんじものがたりちどりしょう)あるいは『源氏物語難儀抄』(げんじものがたりなんぎしょう)と呼ばれることもある。
|
|
- ^ 待井新一「源氏物語千鳥抄の考察 諸本の分類と原著形態について」東京大学国語国文学会『月刊 国語と国文学』第40巻第10号(通号第475号)、至文堂、1963年(昭和38年)10月。
- ^ 大津有一「千鳥抄について」重松信弘博士頌寿会編『重松信弘博士頌寿記念論文集 源氏物語の探究』風間書房、1974年。
- ^ 片桐洋一「解題 千鳥抄」天理図書館善本叢書和書之部編集委員会編『天理図書館善本叢書 千鳥抄』八木書店、1982年11月。
- ^ いずれの伝本にも「桐壺」には日付とみられる記載がないが、これは至徳3年7月26日の講義初日に初巻の「桐壺」の講義が行われたことから特に日付を但書する必要を得なかったためだと考えられる。
- ^ 加治井宮旧蔵本による。書陵部本は記載無し。
- ^ a b c 書陵部本・倉野本・九州大学本による。加治井宮旧蔵本は記載無し。
- ^ この日付は前後するが、国語学者の橋本進吉は「十五」は「十九」の誤りではないかとしている。
- ^ a b 書陵部本・倉野本・加治井宮旧蔵本は記載無し。
- ^ この「初音」が「正 廿」と記されていることについて、前後の巻が10月になっていることから「正」は「十」の誤りではないかとする見方もあるが、誤りではなく『実隆公記』などに見られる「初音」を正月に講ずる慣例の確認出来る早い例だとする見方もある。
- ^ a b c d 加治井宮家旧蔵本・倉野本による。書陵部本は記載無し。
- ^ 加治井宮家旧蔵本・倉野本による。書陵部本は「嘉慶二」が無く、九州大学蔵本では「嘉慶二 十一 廿三」(嘉慶2年11月23日)となっている。
- 千鳥抄のページへのリンク