伝本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/16 13:52 UTC 版)
序文において「秘伝として他見を禁ずる」と記されている通り、現存する写本の数は少なく、広く流布した形跡はない。 陽明文庫蔵近衛自筆稿本首巻及び桐壷から夢浮橋までのすべてを含む73巻からなる完本。本書にかかわるいくつかの消息文や近衛家久による「一簣抄目録」などとともに伝来している。 宮内庁書陵部蔵本近衛基煕自身により書写されたとみられる。首巻及び桐壷から夢浮橋までのすべてを含む73巻74冊からなる完本。近衛基煕自筆稿本と比べてみると本文もほとんど同じであるだけでなく改行や改頁の位置も同じ、表装もほとんど同じであり、複製本と言えるほどに似ている。 陽明文庫蔵近衛家久筆本桐壷、帚木のみの写本。 国文学研究資料館初雁文庫本昭和期の新写本。首巻、桐壷、夢浮橋のみの写本。
※この「伝本」の解説は、「一簣抄」の解説の一部です。
「伝本」を含む「一簣抄」の記事については、「一簣抄」の概要を参照ください。
「伝本」の例文・使い方・用例・文例
伝本と同じ種類の言葉
- >> 「伝本」を含む用語の索引
- 伝本のページへのリンク