現存する写本とは? わかりやすく解説

現存する写本

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/02 04:24 UTC 版)

正徹本源氏物語」の記事における「現存する写本」の解説

正徹本と考えられる源氏物語の写本として現在以下の写本確認されている。 国文学研究資料館所蔵正徹本江時代初期書写とみられる54一筆揃い本である。正徹自筆本ではなくその転写本である。桐壷から紅葉賀賢木正徹奥書みられる慶應義塾大学付属図書館本江時代初期書写とみられる54一筆揃い本である。 宮内庁書陵部蔵本室町時代末期書写とみられる54帖の揃い本である。他に系図1帖がついている部分的に現存する写本 京都女子大学付属図書館吉澤文庫蔵正徹本第01桐壺のみ現存する写本。吉澤義則旧蔵本。吉澤義則自身著書に「正徹自筆本」として紹介し写真掲載している。 天理大学付属天理図書館蔵本01桐壺・第48早蕨・第50東屋のみ現存する写本。青表紙本系統の本文正徹本を校合したものである。 大阪青山短期大学蔵本52蜻蛉のみ現存する写本。 現存しない・または現在の所在確認できない写本 金子正臣旧蔵正徹本金正臣旧蔵本。正徹奥書を持つ室町時代末期書写とみられる写本戦災により焼失したとされる徳本正俊旧蔵徳本正俊旧蔵本。現在の所在不明である。

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現存する写本

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/24 09:21 UTC 版)

混一疆理歴代国都之図」の記事における「現存する写本」の解説

現存するものはわずか2つであり、いずれも日本にある。 現在龍谷大学所有するもの(同大学大図書館所蔵以後龍谷大学図」と表記)は、20世紀初頭から近代的学問の手法での研究対象になっている大きさは163cm×158cmで、絹布の上描かれている。龍谷大学本は朝鮮半島作られ写本と見られるが、いつごろ日本もたらされたかは分かっていない。大谷光瑞買い求めたという説と、16世紀末の文禄・慶長の役の際に獲得したものを豊臣秀吉西本願寺与えたという説がある。 もう一つ1988年長崎県島原市本光寺発見されたもの(以後本光寺図」)である。これは龍谷大学図よりもかなり大きい280cm×220cmである。本光寺図は江戸時代の日本複写されたものと見られる日本には、さらに疆理図関連する地図2つある。熊本本妙寺にある「大明国地図」、天理大学にある「大明国図」である。この2つ後年オリジナルから複写したものと見られる。最も大きな違いは、中国表記「元」であるところが「明」となっていることである。 寺に伝わっている話によると、本妙寺地図加藤清正文禄・慶長の役に際して豊臣秀吉から賜ったものということになっているしかしながら朝鮮王朝側の証言として1593年記され宣祖実録によると、「加藤清正降伏した朝鮮官僚息子中国韓国地図複写提供した」との記録があり、これが本妙寺地図である可能性がある。

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