狭筵とは? わかりやすく解説

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さ‐むしろ【×筵】

読み方:さむしろ

幅の狭いむしろまた、いむしろ。〈色葉字類抄

むしろ。

「—に衣かたしき今宵もや我を待つらむ宇治の橋姫」〈古今・恋四〉


狭筵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/24 02:54 UTC 版)

狭筵(さむしろ)とは、古い時代の源氏物語関係の文献にしばしば現れる源氏物語の巻名。「狭筵」、「狭席」などさまざまな漢字表記を持つほか仮名表記されている場合も多い。大きく分けて宇治十帖に含まれる巻の異名または並びの巻として記されている場合と巣守桜人等と同様に現行の54帖に含まれない外伝的な巻の一つとしてあげられている場合とがある。この両者が同じものを指しているのかも明らかではない。


  1. ^ 「天文十年九月二十二日如本写之藤原円心筆」との奥書がある。
  2. ^ 池田亀鑑『源氏物語系図とその本文的資料価値』(「学士院紀要」第9巻第2号 1951年(昭和26年))7月)のち『池田亀鑑選集 物語文学 2』至文堂、1969年(昭和44年)、p. 270。
  3. ^ 「源氏物語古注」井伊春樹編『源氏物語 注釈書・享受史事典』東京堂出版、2001年(平成13年)9月15日、pp. 250-251。 ISBN 4-490-10591-6
  4. ^ 伊井春樹「源氏物語の別伝」『源氏物語の伝説』昭和出版、1976年(昭和51年)10月、pp.. 99-150。
  5. ^ 稲賀敬二『散逸「桜人」と「巣守」 』「稲賀敬二コレクション (1)物語流通機構の構想」笠間書院、2007年(平成19年)5月31日、pp.. 170-176。 ISBN 978-4305600714
  6. ^ 寺本直彦「源氏物語目録をめぐって -異名と并び-」」『文学・語学』1978年(昭和53年)6月号のち『源氏物語受容史論考 続編』風間書房、1984年(昭和59年)1月、pp.. 645-681。
  7. ^ 寺本直彦「源氏物語目録続考 -「さむしろ」と「ならび」の一異説とについて-」源氏物語探求会編『源氏物語の探求 第四編』風間書房、1979年(昭和54年)4月、pp.. 37-67。のち『源氏物語受容史論考 続編』風間書房、1984年(昭和59年)1月、pp.. 682-713。


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