作曲者とは? わかりやすく解説

作曲家

(作曲者 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/13 01:13 UTC 版)

作曲家(さっきょくか、英語: Composer)は、音楽作品(楽曲)を創作(作曲)する人のことであり、とくにそれを職業とする人を指す。日本語作曲者というと、サウンドクリエイターなどそれより広い意味を持つことがある。

歴史

古くは作曲家と演奏家の区別がなかったこともあり、民族音楽では伝承に基づいた音楽形態を即興を交えて演奏する形が普通で、作曲家の成立する余地はなかった。

職業としての作曲家について、欧州ではもともと作曲家は宮廷のためにイベントや冠婚葬祭のための「音楽家」として雇われていた。その宮廷の中で曲を作り、演奏または指揮をこなし活動していた。作曲家自身が作曲による収入だけで生活するようになったのは、宮廷政治が崩壊したあとである。ロマン主義の時代になると市民主体のコンサートなどが行われるようになり、自分の楽譜を売りこんだり(印刷技術の発展)、自分のリサイタルを開催し、入場料などを徴収し自立していくようになる。

日本の作曲家

日本ポピュラー音楽においては、歌手が自分が歌う曲を自分で作曲する場合が多くあるが、そのような歌手はシンガーソングライターと呼ばれる場合が多く、作曲家と呼ばれる事は稀である。通常自分では歌うことをせず、自作曲を他人に提供することを主に行う音楽家のみを「作曲家」と呼ぶ。

声楽曲においてはメロディーのみを作成する作曲家・楽曲ピアノギターなどの伴奏を付けて仕上げる作編曲家オーケストラ編曲まで手がける作編曲家・DTMソフトを使ってデジタルデータとして仕上げる作編曲家など、スタイルは様々ある。

作曲家の印税は、日本音楽著作権協会の使用料規程により、CDの場合は売上げの6%・ライブの場合は売上げの5%が著作権使用料としてレコード会社やコンサート主催者から徴収され、これらを契約に応じて作詞家音楽出版社と分配する。

日本作曲家協会の正会員となるには、正会員2名の推薦を受け、理事会所定の申込書を理事長に提出し、理事会の承認を受ける手続きを経る[1]

著名な作曲家

脚注

  1. ^ 公益社団法人日本作曲家協会 定款 (PDF) p.2 2016年11月19日閲覧。

関連項目

外部リンク


作曲者

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 15:51 UTC 版)

超兄貴」の記事における「作曲者」の解説

上述した通り、『超兄貴』のBGM葉山宏治手掛け葉山個人名義発売されサントラCDゲームミュージック業界でも異例ヒット作となったことから、“超兄貴=葉山宏治”というイメージ根強く存在している。しかし、以降BGM担当サウンドコンポーザーには作品ごとに何らかの交替変更があり一定していない。 『愛・超兄貴』(1995年)では「サウンドプロデュース兄貴 溝口功サウンド兄貴 岩崎琢吉村幸二」、『超兄貴 爆烈乱闘篇』(1995年)では「サウンドプロデュース 溝口功ミュージック 笠原咲奈恵・岩崎琢ドン・マッコウ」としてクレジットされている。そして『究極無敵銀河最強男』(1995年)ではそれまで超兄貴シリーズBGM担当していた4人の歴代サウンドクリエイターが“集結”という形になったメサイヤゲーム事業撤退後ライセンス許諾の形で制作された『超兄貴聖なるプロテイン伝説〜』(2003年)では葉山シリーズ復帰話題として大きく用いられたものの、実際に大半の曲は畑亜貴不気味社によるものであり、葉山による楽曲は数曲のみに留まった。 ガンホー・ワークスより発売された『超兄貴』(2009年)では再び葉山作曲担当となり、全曲にわたり新曲用いられている。 また、1994年テレビ朝日火曜ドラマ少女漫画お父さんは心配症』が実写ドラマ化された際には初作のサウンドトラック劇伴音楽として使用された。その他、『筋肉番付』(ラストバトル)、『モグモグGOMBO』・『ジャングルTV 〜タモリの法則〜』(黒人カーニバル)などで主要BGM使用されている。

※この「作曲者」の解説は、「超兄貴」の解説の一部です。
「作曲者」を含む「超兄貴」の記事については、「超兄貴」の概要を参照ください。

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作曲者

出典:『Wiktionary』 (2021/10/09 14:49 UTC 版)

名詞

  さっきょくしゃ)

  1. ある楽曲作曲した人。

関連語

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