外伝的な巻としての「狭筵」とは? わかりやすく解説

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外伝的な巻としての「狭筵」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/24 02:54 UTC 版)

狭筵」の記事における「外伝的な巻としての「狭筵」」の解説

白造紙』現在その内容確認できる源氏物語巻名目録の中では最も成立時期の古いものである。 「コレカホカニノチノ人ノツクリソヘタルモノトモ」との文言の後に サク(ラ)ヒト サムシロ スモリ との記述がある。 『源氏小鏡源氏小鏡中に外伝的な巻としてのさむしろ」に関係する記述を持つものがいくつか存在する桃園文庫旧蔵本では「紫式部により書かれ54帖に入らない巻」として名前を挙げられている。「住守」、「桜人」、「狭筵」が各2帖あるとされている。 『源氏古系図』(宮内庁書陵部系図末尾雑載部分歌の作者男女別に挙げた部分で「桜人」、「狭筵」、「巣守」については歌を入れないとの注記がある。池田亀鑑はこの記述はこれらの巻は本来の源氏物語のものでないという判断に基づくのであろうとしている。 『源氏物語注釈』(宮内庁書陵部院政期成立と見られる巻名目録、「源氏物語のおこり」に続いて3つの注釈書合わせた外題付されていない源氏物語注釈書であり、仮称として「源氏物語注釈」や「源氏物語古注」と呼ばれている。54帖に含まれない源氏物語続編的巻々の名前として「さくら人」、「さむしろ」、「すもり一」、「すもり二」、「すもり三」、「すもり四」、「やつはし」、「さしぐし」、「はなみ」、「さが野一」、「さが野二」の11帖を挙げている。 『山路の露』(九条稙通自筆本奥書において「清少納言造り添えた巻」として、「桜人」、「狭筵」、「巣守」の3帖が挙げられている。

※この「外伝的な巻としての「狭筵」」の解説は、「狭筵」の解説の一部です。
「外伝的な巻としての「狭筵」」を含む「狭筵」の記事については、「狭筵」の概要を参照ください。

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