外伝登場キャラクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 15:12 UTC 版)
「ベルサイユのばら」の記事における「外伝登場キャラクター」の解説
本編・「黒衣の伯爵夫人」に登場したキャラクターは、追加点のみを述べる。 ル・ルー・ド・ラ・ローランシー 外伝の主人公。オスカルの長姉オルタンスの一人娘。おしゃべりで好奇心旺盛であり、迷子になるのに好奇心の命じるままに行動するため、オスカルら周囲の頭痛の種となっている。非常に勘がよく、機転がきくためオスカルや周囲の人間のピンチを何度も救う。STORY3で初恋を経験するが、相手が男装した人身売買を行う修道院の院長であったことを知り、失恋に終わる。また、オスカルとアンドレ、それぞれの恋情にも気づいている。相変わらず、ル・ルー人形を手放さずに持ち歩いており、内部に色々な道具(おもちゃのピストル、栓抜き、爆薬、ナイフ、鋲、パラシュートなど)を隠し持つ。貴族の娘だが、身分を気にしないところがあり、平民の娘とも仲良くなる。 STORY1で母オルタンスがケチでスプリングの悪い馬車だとお尻が痛くて退屈だからと走っている馬車の窓から飛び降り、迷子になってデュフレ伯爵と遭遇してしまう。 オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ ル・ルーから見れば叔母に当たる。ル・ルーからは「おねえちゃま」と呼ばれている。作者の絵柄の変化により、より男性的な体つきになっている。STORY2では、突然現れた弟を前に自身の存在意義について揺れることになる。まだフェルゼンに恋をしていた頃であり、アンドレの気持ちには気づいていない。愛人を持つのが貴族として当然という風潮を認識している所為からかSTORY2でモーリスを半ば異母弟だと思って父親に疑念を抱いており、刺繍入りのチョッキが届くと名前を騙られたという可能性を考えずに完全に弟だと思い込んでしまう。謝罪したかは不明。 アンドレ・グランディエ ジャルジェ夫妻を除き、タメ口。「黒い騎士」をおびき出すためにオスカルに無理やり髪を切られて偽者を演じている頃であるため、髪は短くなっているが、STOY1の最初のカットだけリボンを結んでいる。ほぼル・ルーの遊び相手兼おもちゃと化している。だが、完全ないじられ役ということもなく、オスカルやル・ルーを守る場面も多い。また、馬の世話をするなど本編ではあまり描かれなかった使用人としての姿が見られることもある。オスカルのイジメる対象兼八つ当たりの相手にされたり、三枚目キャラの低い扱い。また、余計な一言を言ってしまい、祖母の怒りを買って顔面キックを受ける。STORY1で子供の頃、見知っていた彫金師が貴族に成りすましてデュフレ夫妻の屋敷にいたことに気づく。また、STORY3で儚い望みを抱いてしつこく頑張っているとル・ルーに言われてショックを受ける。 ロザリー・ラ・モリエール 本編より一層、おっとりした部分・天然ボケな部分が強調されている。ル・ルーの来訪の報せに周囲の人間が嫌な顔をする中、ばあやと一緒に喜んだ人。単純で騙されやすいため、STORY4でエベーラの評判を真に受けてしまう。 ばあや(マロン・グラッセ・モンブラン) 最後のSTORY4では腰痛のおかげで事件に巻き込まれかける。また、STORY2でジャルジェ将軍の隠し子疑惑の際には真っ先に失神し、夫人から心配されている。ジャルジェ将軍の身の潔白を信じようとせず、愛人と隠し子を作っていたと決めつけて非難の目を向けた。 アンドレに対するヤキは健在。 レニエ・ド・ジャルジェ オスカルの父、ル・ルーの祖父。近衛隊の総司令官。貴族としての階級は伯爵。粋と浮気で名高いフランス男性の風上にも置けない堅物と陰口を叩かれ、妻共々に平民の夫婦みたいだと言われる。 思わぬ隠し子疑惑の濡れ衣を着せられてばあやと使用人ばかりかオスカルにまで疑われ、苦しい立場に立たされる。疑念を抱いたル・ルー以外、家族・使用人にほぼ全員に愛人・隠し子の濡れ衣を着せられる。孫に真剣を振り回して「冗談の通じない、軍人あがりの年寄り」とまで言われている。 ジャルジェ伯夫人 オスカルの母、ル・ルーの祖母。結婚して数十年経っても夫だけを愛しており、恋人も作らずに夫しか眼中に無いのは不道徳と非難され、貴族の夫人にあるまじき生き方と他の貴婦人方に呆れられている。 友人達から不謹慎と言われる程の貞淑な良妻賢母。迷い込んできたモーリスが浮気相手の子供かもしれない中、同情し屋敷に住まわせた。他の家族や使用人のように夫に愛人がいたと疑念を抱いたのか否かは不明である。 オルタンス・ド・ラ・ローランシー 行儀見習いの為に娘のル・ルーを母に預ける。オスカルの一番上の姉。しかし、元々は三女の設定だった。 マリー・アントワネット 外伝全般に登場する。宝石を狙われたり、ミイラ化した女性の手首の話を聞いて不快な思いをする。ル・ルーに会いたがっていたが、オスカルに寿命が縮む存在だと言われ、背筋を震わせた。STORY4では怪しげな祈祷師を警戒し、オスカルに相談するなど王妃らしい態度を示すが、エベーラの正体を知らず信仰している貴族からは嫌悪されてしまう。
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