友人達
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 06:20 UTC 版)
紫の上、白薔薇の君、桔梗の宮 聖ミカエル学園高等部3年生のお姉さま方。 柚子をコロボックルちゃんと呼び、アイドル扱いする。お茶会には、英国式アフタヌーン・ティーにスミレの砂糖漬け、そして赤毛のアンの世界が必須となる。柚子がお茶会のゴミ捨てに行っていた間に、闇の12使徒により拉致される。事件から数年後、白薔薇の君は孝志に柚子の面影を見て、結婚することになる。 沈丁花娘 聖ミカエル学園高等部1年生。本名不明。通称の由来は、いつも沈丁花の陰にたたずみ、和音を見つめていることから。『ポーの一族』のメリーベル・ポーツネルとその一場面にも因むが、和音は「プーの一族」と勘違いしてクマのプーさんの家族だろうかと思い巡らす。雨の中、和音に傘を貸すため家に戻ろうとしたところを、闇の12使徒により拉致される。 万里小路 静(までのこうじ しずか) 聖ミカエル学園高等部2年生。3人娘のクラスメート。 ニックネームは静姫。もしかすると皇族の血も混じっているかもしれないという本物のお嬢様。すぐに泣く(らしい)。史緒の目の前で闇の12使徒によって拉致される。 ラインハルト・フォン・ベルンシュタイン 西ベルリン出身。オペラ歌手。ロレンスとは学生時代の大の親友で、卒業した後も親交があった。穏やかで、こつこつ努力を積み重ねる人である。6歳のときイギリスの学校に入学し、ロレンスと知り合った。ロレンスをはじめとする友達からは、「ハル」と呼ばれ、柚子たちからは「おハルさん」と呼ばれている。小さい頃から気弱だった彼に父が買ってきたクマのぬいぐるみに毎日お祈りすることにより、ぬいぐるみ・ルドルフは自ら意志を持ち、歩き回るまでになった。 多忙なスケジュールと元々病弱だったのか、ロレンスや柚子達との楽しいロンドンでの冬休みを過ごし、初めてオペラの主役を演じた後他界。今は故郷で最高の相棒と永遠の眠りについている。(『オペラ座の怪人』) ルドルフ 本名はルドルフ・シュミット(ただし自称)。普通に西ベルリンの玩具屋で売っている、毛足の長いビロードの茶色の布に木屑を詰めた普通のクマのぬいぐるみ(テディベア)……だったはずがハルの一心なお祈りのおかげで突如意思を持ち、歩き出す。名前は自分でつけた。 両手で持てる程度の大きさだったが、意思を持ってからは1メートル前後に巨大化する。自分の置かれた立場に悩み、一時はハルの前から姿を消すが、それによってハルが夢遊病状態になってしまったため再び彼の元に帰る。「荷物」として飛行機に乗り込むのが得意で、ハルがオペラ上演後倒れたのを心配し、単身日本に渡り、ロレンス達に一緒にハルの元へ行くよう頼みにやって来るほどの忠誠心あふれるクマ。しかし彼の願い空しく、ロレンスの元を訪れたその時、ハルの師匠からハル死去の電話が届く。直後、彼は泣きながら元のぬいぐるみに戻ってしまう。ロレンスの手でハルの元へ帰り、ハルと共に故郷で眠りにつく。(『オペラ座の怪人』) 映画版にも「ルドルフ」の名札を付けた巨大なクマのぬいぐるみとしてカメオ出演している。
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