りょう‐て〔リヤウ‐〕【両手】
もろ‐て【▽諸手/▽双手/▽両手】
手
(両手 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/27 15:42 UTC 版)
手(て、英語: hand)は手首から指先までの部分である。右手と左手、一対ある。
注釈
- ^ インドやイスラム諸国では排泄行為後は(トイレットペーパーで拭くのではなく)手桶の水を流しながら左手で肛門周囲の汚れを洗い落とすのが習慣だったため、後の時代ではトイレ備え付けのシャワーホースを使って肛門周囲を水洗浄することが通常になったとは言え、かつての習慣から左手は衛生面で不潔(不浄)な手とされており、食事の際には左手を隠し、右手でつかんで食べる文化がある。公の食事の席では左手を出すのは無礼な行為とされている。ただしインドやイスラムでも左利きの人はいる。この場合食事は右でその他の動作は左で行う(ただしインドでこの食事文化が厳格なのは右手の指先だけで食べる習慣があるインド南部であり、インド北部ではほとんど意識されていない)。
- ^ 割り当て領域の場所は、遺伝である程度は傾向づけられているが、各人がどんな活動をどの程度行うか、行わないか、ということで、領域が広がったり狭くなったりする。例えば脚ばかりを使う人は、脚に割り当てられる領域がいくらか広がってゆく。頻繁に使うと、(神経網、シナプスが枝を伸ばし)結果として若干 割り当て領域が広がる。
- ^ 人にとって、口によるコミュニケーションが主たるものでついそちらばかりに気をとられがちだが、実は、「目は口ほどにものを言う」と言われており、目にも人の感情がしっかりと現れている、人の眼をよく見ると 人の気持ちが良く分かる、とか、「あの人は口では何も言わなかったけれど、眼に感情が現れていた」とか、「眼をよく見たほうがコミュニケーションも円滑になりますよ」といった意味である。そして、実は人は手でもコミュニケーションを行っている。
- ^ しばしば仏像が示す、さまざまな手の形。
- ^ 例えば聖書の次の箇所である。
- ^ ロイヤル・タッチは結核の一種に対して有効な治療とされ、時代が下って17~18世紀ごろにも儀礼化して盛んに行われ、ルイ15世は戴冠式で2,000人に触れたという。この治療対象は瘰癧(るいれき。頸部リンパ節結核。英語:Scrofula、別名:the king's evil)で、日本などでは珍しかったと思われるが、近世までのヨーロッパでは生活環境の違いなどから、儀礼的な行為も含め、ずっと多かった模様である。
- ^ カニやサソリなど、節足動物でも前足に特徴のある場合はそれを「手」ということもあるが、これもあくまで俗用である。[要出典]
- ^ 生物学では、手を「ヒトの前肢」と言うことがある。これは学問的で正式な表現である。だが、逆向きに、動物の前肢を「手」と呼んでしまうのは、あくまで俗用であり、学問的ではない。
出典
[続きの解説]
両手
「両手」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女は両手を腰に当てひじを張って立っていた
- 彼女は両手を広げながら客に近づいていった
- 彼女は両手に顔をうずめて泣いた
- 両手を握り締める
- 男の子はだれにも涙を見られないように顔を両手で覆った
- 彼はいすに腰掛け,両手で頭を抱えた
- 彼は両手を腰に当ててそこに立っていた
- 彼女は両手を差し出し私を迎え入れてくれた
- その少女は両手で頭を抱えていた
- 彼はいらだちで両手を宙に投げ出した
- 彼は私を抱擁しようと両手をさっと広げた
- 両手をもむ
- 彼が両手で自分の体を支えた
- 彼女が恥ずかしそうに、両手で顔を隠します
- 彼が両手で自分の顔を覆う
- その声に、彼女は思わず両手で耳を塞いだ
- ふつう、インドの女性は両手首に腕輪をします。
- 彼は両手を上下に早く動かした。
- そのテニス選手はネットを越える両手打ちのバックハンドショットを打った。
- 彼は両手でしっかりとはしごを持った。
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