りょうせい‐るい〔リヤウセイ‐〕【両生類】
両生類 (りょうせいるい)
両生類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/17 02:28 UTC 版)
両生類(りょうせいるい)とは、脊椎動物亜門両生綱 (Amphibia) に属する動物の総称である。
注釈
- ^ メキシコジムグリガエルなど乾燥地帯に生息する種類もいるが、これも湿った地中に住むもので繁殖も雨季の水たまりを利用するなど、結局は水に依存している。
- ^ なお鰓呼吸をする幼体でも心臓の構造はそのままであり、1心房1心室の普通の魚類(魚類でも肺魚類は2心房1心室で心房中隔の構造は有尾類に近い構造をしている)とは異なる。
- ^ アンモニアは尿素より有毒なので溜めておけず、薄い状態で排出する必要がある(=同じ量の窒素分を捨てるのに大量の水がいる)。
- ^ 単位及び普通のカエルの属名が不詳なのは原文ママ。
- ^ 魚類でも肺魚類やポリプテルス類の幼魚は例外的に外鰓を持つ
- ^ 口内にある餌を濾す鰓耙(gill raker)という器官をガス交換に使用するが、これは厳密には鰓とは別の器官。
出典
- ^ 長谷川政美、『系統樹をさかのぼって見えてくる進化の歴史』p126、2014年10月25日、ベレ出版、ISBN 978-4-86064-410-9
- ^ 代表・内田亨「脊椎動物とはどんなものか」、『原色現代科学大事典 5-動物II』、株式会社学習研究社、昭和43年、P7図4。
- ^ 荒木忠雄「4-生命の保持」『原色現代科学大事典 7-生命』吉川秀男・西沢一俊代表、株式会社学習研究社、昭和44年、P385図3「両生類のらせん弁」
- ^ a b 【質問】両生類の幼生の血液循環のしくみについて日本動物学会一般向けページ、「動物学会 Q&A ~高等学校の先生方へ~」2014.2.23掲載。
- ^ 松井正文、『両生類の進化』p3、東京大学出版会、1996年
- ^ a b 内山実, 今野紀文, 兵藤晋、「尿素を利用する体液調節:その比較生物学, 比較内分泌学」 2009年 35巻 134号 p.175-189, doi:10.5983/nl2008jsce.35.175, 日本比較内分泌学会
- ^ 荒木忠雄「4-生命の保持」『原色現代科学大事典 7-生命』吉川秀男・西沢一俊代表、株式会社学習研究社、昭和44年、P397表1「後生動物の窒素排出物の組成」
- ^ オタマジャクシ 皮膚・肺呼吸も佐賀新聞 2013年03月31日更新。
- ^ ロナルド・ルイス・ボネウィッツ著、青木正博訳『ROCK and GEM 岩石と宝石の大図鑑』誠文堂新光社 2007年 349ページ
- ^ Schoch, Rainer R.; Werneburg, Ralf; Voigt, Sebastian (2020). “A Triassic stem-salamander from Kyrgyzstan and the origin of salamanders”. Proceedings of the National Academy of Sciences 117 (21): 11584–11588. doi:10.1073/pnas.2001424117. PMC 7261083. PMID 32393623 .
- ^ Pardo, Jason D.; Small, Bryan J.; Huttenlocker, Adam K. (2017-07-03). “Stem caecilian from the Triassic of Colorado sheds light on the origins of Lissamphibia” (英語). Proceedings of the National Academy of Sciences 114 (27): E5389–E5395. doi:10.1073/pnas.1706752114. ISSN 0027-8424. PMID 28630337 .
両生類
出典:『Wiktionary』 (2021/08/07 08:06 UTC 版)
名詞
語源
「両生綱」の学名Amphibia(<ἀμφίβια: ἀμφί(amphi-:両方の) + βίος (bios:生活、生命))の和訳。両生は幼体は水生、成体は陸生であることから。古くは両棲類と表記。
派生語
翻訳
- カタルーニャ語: amfibi
- チェコ語: obojživelník (cs) 男性
- ドイツ語: Amphibie (de) 女性
- ギリシア語: αμφίβιο (amfívio) 中性
- 英語: amphibian (en) 複数:amphibia
- スペイン語: anfibio (es) 男性
- フィンランド語: sammakkoeläin (fi)
- フランス語: amphibien (fr) 男性
- ヘブライ語: דו־חי (du-khay) 男性
- クロアチア語: amfibija (hr) 女性, vodozemac (hr) 男性
- ハンガリー語: kétéltű (hu)
- アイスランド語: froskdýr (is) 中性
- イタリア語: anfibio (it) 男性
- 朝鮮語: 수륙양용비행기 (suryukyangyongbihaenggi)
- リトアニア語: varliagyvis 男性, amfibija 女性
- オランダ語: amfibie (nl) 男性
- ポーランド語: płaz (pl) 男性
- ポルトガル語: anfíbio (pt) 男性
- ロシア語: амфибия (ru) (amfíbija) 女性
- スロヴェニア語: dvoživka (sl) 女性
- ベトナム語: động vật lưỡng cư, loài lưỡng cư, lưỡng cư
- 中国語: (繁): 兩棲動物/ (簡): 两栖动物 (liǎngqīdòngwù)
「両生類」の例文・使い方・用例・文例
- これらを総称して「両生類」という.
- フェリクスは代わりに爬虫類両生類学者になった
- 魚または両生類または軟体動物によって堆積される卵の塊
- これまで見つかったうち最も古い化石両生類
- よく発達した前肢があるデボン紀の化石の両生類
- 今まで見つかった中で2番目に古い化石両生類
- 様々な通常陸生の両生類で、トカゲに似ており繁殖のときだけ水に戻る
- 跳躍するための長い後肢のある種々の尾のないぽっちゃりした体を持つ両生類の総称
- アマガエルの両生類科
- 通常、指の先に吸盤を持つ、樹上性の両生類
- 一般的にずっしりした体のサンショウウオまたはワニを思わせる、硬く平たい頭蓋骨頭と円錐歯がある絶滅した両生類
- 大部分の両生類は、脱落性のえらがある
- 卵からかえり、基本的に親と似ていないで変身しなくてはならないほとんどの無脊椎動物、両生類と魚の未成熟の自生形体
- 彼は爬虫類両生類学者である
- 魚と両生類の感覚器官
- 魚、両生類、爬虫類、鳥と哺乳類は脊椎動物である
- 軟体動物とオタマジャクシと他の未熟な両生類に発生する
- 水が通り過ぎる魚と水生両生類の咽頭の一連の裂け目の1つ
- 魚と水生両生類のえらを補助するそれぞれの咽頭の側面の骨または軟骨性の弓形のもののどちらか一つ
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