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オルドビス‐き【オルドビス紀】


オルドビス紀


オルドビス紀

英訳・(英)同義/類義語:ordovician period

地球地質年代分類で、約4.5から5億年前古生代

オルドビス紀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/30 10:03 UTC 版)

地質時代・古生代[* 1][* 2]
累代 基底年代
Mya[* 3]
顕生代 新生代 66
中生代 251.902
古生代 ペルム紀 ローピンジアン チャンシンジアン 254.14
ウーチャーピンジアン 259.1
グアダルピアン キャピタニアン 265.1
ウォーディアン 268.8
ローディアン 272.95
シスウラリアン クングーリアン 283.5
アーティンスキアン 290.1
サクマーリアン 293.52
アッセリアン 298.9
石炭紀 ペンシルバニアン亜紀 後期 グゼリアン 303.7
カシモビアン 307
中期 モスコビアン 315.2
前期 バシキーリアン 323.2
ミシシッピアン亜紀 後期 サープコビアン 330.9
中期 ビゼーアン 346.7
前期 トルネーシアン 358.9
デボン紀 後期 ファメニアン 372.2
フラニアン 382.7
中期 ジベティアン 387.7
アイフェリアン 393.3
前期 エムシアン 407.6
プラギアン 410.8
ロッコヴィアン 419.2
シルル紀 プリドリ 423
ラドロー ルドフォーディアン 425.6
ゴースティアン 427.4
ウェンロック ホメリアン 430.5
シェイウッディアン 433.4
ランドベリ テリチアン 438.5
アエロニアン 440.8
ラッダニアン 443.8
オルドビス紀 後期 ヒルナンシアン 445.2
カティアン 453
サンドビアン 458.4
中期 ダーリウィリアン 467.3
ダーピンジアン 470
前期 フロイアン 477.7
トレマドキアン 485.4
カンブリア紀 フロンギアン ステージ10 489.5
ジャンシャニアン 494
ペイビアン 497
ミャオリンギアン ガズハンジアン 500.5
ドラミアン 504.5
ウリューアン 509
シリーズ2 ステージ4 514
ステージ3 521
テレニュービアン ステージ2 529
フォーチュニアン 541
原生代 2500
太古代[* 4] 4000
冥王代 4600
  1. ^ 基底年代の数値は、この表と本文中の記述では、異なる出典によるため違う場合もある。
  2. ^ 基底年代の更新履歴
  3. ^ 百万年前
  4. ^ 「始生代」の新名称、日本地質学会が2018年7月に改訂

オルドビス紀(オルドビスき、Ordovician period)とは、地質時代古生代前期における区分で、約4億8830万年前から約4億4370万年前までを指す。オルドビスの名前は、模式地であるウェールズ地方に住んでいた古代ケルト系部族「オルドウィケス族」(Ordovices) からついた。奥陶紀(おうとうき)ともいう[1]

オルドビス紀は、生物の多様化がカンブリア紀並に進んだ時代である。オウムガイに代表される軟体動物三葉虫のような節足動物筆石のような半索動物が栄えた。また、オルドビス紀後期には顎を持つ魚類が登場した。

オルドビス紀末には大量絶滅が起こった。

時代区分

オルドビス紀は以下のように7の時代に分けられている。

ヒルナント期 (Hirnantian)
4億4370万年 - 4億4560万年前
ケイティ期 (Katian)
4億4560万年 - 4億5580万年前
サンドビ期 (Sandbian)
4億5580万年 - 4億6090万年前
ダリウィル期 (Darriwilian)
4億6090万年 - 4億6810万年前
ダーピン期 (Dapingian)
4億6810万年 - 4億7180万年前
フロー期 (Floian)
4億7180万年 - 4億7860万年前
トレマドッグ期 (Tremadocian)
4億7860万年 - 4億8830万年前

オルドビス紀末の大量絶滅

オルドビス紀は、顕生代の5大量絶滅事変の1つに数えられる大量絶滅により、その終焉を迎えた。このオルドビス紀末の絶滅事変は、絶滅した属の割合で見ればペルム紀末の大量絶滅に次ぐ大規模なものである。海生多細胞生物の科の22%、属の49%が絶滅し、腕足類コケムシ類も大打撃を受けた。大量絶滅の原因ははっきりしていない。この時期、大陸は南極域にあり、短い期間であるが大陸氷河が発達した。絶滅は、氷床の発達に伴う海水準の低下時及び氷河の消滅に伴う海水準の上昇時の2回確認されている[2]

脚注

  1. ^ デジタル大辞泉の解説”. コトバンク. 2018年1月14日閲覧。
  2. ^ 掛川・海保 (2011)

参考文献

関連項目

外部リンク


オルドビス紀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 03:21 UTC 版)

グレートブリテン島の地質」の記事における「オルドビス紀」の解説

500 Myaのオルドビス紀に、グレートブリテン島南部北アメリカ東海岸およびニューファンドランド島南東部ゴンドワナ大陸から分離しアヴァロニア大陸英語版)を形成した。この大陸440 Myaまでに(プレートテクトニクス仕組みにより)およそ30°南まで移動した。 オルドビス紀にはウェールズ北部火山活動影響を受けやすかった。これらの火山残りは現在も見ることができ、その一例510 Myaに始まるローベル・バウル山(英語版)である。ボロウデイル火山群英語版)として知られる火山大量溶岩火山灰湖水地方覆い尽くした。これは現在もヘルベリン山(英語版)やスコーフェル山(英語版のような山々形態に見ることができる。 オルドビス系500 Mya頃のスキッドー(英語版粘板岩層の堆積物にも見られる

※この「オルドビス紀」の解説は、「グレートブリテン島の地質」の解説の一部です。
「オルドビス紀」を含む「グレートブリテン島の地質」の記事については、「グレートブリテン島の地質」の概要を参照ください。

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