溶岩とは? わかりやすく解説

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よう‐がん【溶岩/×熔岩】

読み方:ようがん

地下マグマ溶融状態で地表火口から噴き出しているもの。また、それが冷却固結して生じた岩石


溶岩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/27 16:51 UTC 版)

溶岩(パホイホイ溶岩)

溶岩熔岩、ようがん、英語: lava)は、火山噴火時に火口から吹き出たマグマを起源とする物質のうち、流体として流れ出た溶融物質と、それが固まってできた岩石

溶岩は多孔性

一般に噴出前のマグマはを主成分とする揮発成分を大量に含んでいるため、減圧作用により発泡することが多い。この揮発成分は常時少しずつマグマから分離し火山ガスとして放出されているが、噴火の際には一気に大量のガスが抜け出て噴火時の爆発や高く上る噴煙を形成する。火口から流出する溶岩流にも揮発成分が含まれており、地上に出た際の圧力低下によって徐々にガスが分離するため多数の気孔や気泡を含んでいることが一般的である。しかし、マグマの噴出が高水圧のかかる深海底で起きる場合や、溶岩湖を形成したりした場合にはこの限りではない。

溶岩(マグマ)の性質
玄武岩 SiO2が少ない 粘度が低い(やわらかい)
安山岩
デイサイト
流紋岩 SiO2が多い 粘度が高い(かたい)

溶岩の粘性は、その温度成分によって著しく異なる。温度が高いほど粘性が小さく、冷えると固化する。また成分的にはマグマ中のケイ酸成分(二酸化ケイ素)の量が多いほど粘性は大きくなる。日本を含む太平洋周辺の火山の溶岩は二酸化ケイ素成分の少ないものから順に、玄武岩安山岩デイサイト流紋岩 であり、後になるほど粘性が高い。

ハワイの火山のような玄武岩質溶岩は粘性が低く流動性が高いので、溶岩流が火口から10km以上流れることも多い。昭和新山は粘性が大きく流動性に乏しいデイサイト質溶岩であり、地上に出た溶岩は流出することなくその場に盛り上がって溶岩ドームを形成した。ごつごつした外観の溶岩ドームを形成した雲仙普賢岳の噴火も、デイサイト質溶岩である。

ケイ酸が粘性を左右する理由

純粋なケイ酸

パホイホイ溶岩
  • アア溶岩
  • 塊状溶岩 冷却後
  • 枕状溶岩
  • 枕状溶岩 冷却後
  • 溶岩ドーム
  • 関連項目

    • 岩石 - 火成岩 - 火山岩
    • 溶岩流
    • 溶岩浴
    • 溶岩洞
    • 溶岩原英語版 - 溶岩流が広がった痕跡を残す領域。形状はほぼ平坦であることが多い。
    • 青い溶岩英語版 - 実際には溶岩流ではなく、噴出した硫黄が溶岩のように燃えながら火山から流れ出しているもの。

    外部リンク


    溶岩

    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 05:47 UTC 版)

    トランスフォーマー ビーストウォーズメタルス 激突!ガンガンバトル」の記事における「溶岩」の解説

    周りが溶岩に囲まれステージ周りの溶岩や飛んでくるマグマ弾に当たるとダメージを受ける。

    ※この「溶岩」の解説は、「トランスフォーマー ビーストウォーズメタルス 激突!ガンガンバトル」の解説の一部です。
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    溶岩

    出典:『Wiktionary』 (2018/07/06 04:52 UTC 版)

    名詞

     ようがん代用字。元の表記熔岩。)

    1. マグマ地上吹き出たもの。また、マグマ冷えて固まった岩石ラバ

    関連語


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