溶融(ようゆう)
焼却灰、無機性汚泥などを1400℃以上に保つと、製鉄所の高炉のようにノロ状に溶融する。それはガラス質がカルシウム、マグネシウム、アルミニウム、鉄などとともに融合し、同時に共存していたクロム、ニッケルなどの非鉄金属もケイ酸と結合した安定な物質に変わる。その溶融を容易にするために、石灰などをフラックスという溶融促進剤として添加することもある。これら溶融物は高炉スラグでの水滓や徐冷却滓のようにして、無害な骨材などに利用することができる。しかし、この溶融に際して、一部の鉛、水銀、カドミウム、亜鉛などが水蒸気化することは避けられず、その捕集、安全化が必要となる。
「溶融」の例文・使い方・用例・文例
- 溶融した鉱石.
- 溶岩のような溶融した物質を、外部へ流す
- 木柱でそれらをかき回すことによって、溶融金属を還元する
- 柔軟な溶融ガラス
- 束の測定された原料がシャベルですくわれる片端と、反対側の端で溶融ガラスが取り出される火炉
- 有性胞子は配偶子の溶融の後に形成される
- 溶融状態から低速な結晶化による(半導体の)結晶の生産
- 元々異なる屈折形の溶融(屈折の使用の減少をもたらす)
- 溶融砂糖の濃度を測定するシステム
- 溶融アルミナで作られた物質
- (鋳型に溶融金属を流し込んで)鋳物をつくること
- 鋳物製造の工程で,余分に溶融金属を補給すること
- 耐酸性の二種類以上の金属を溶融混合してできた金属
- 電解質溶液や溶融塩に電気を通じて化学変化を起こさせる
- 溶融金属において,凝固する時期により凝固物の成分が異なる現象
- 常温では固体だが温度を上げると溶融して液晶性を示す高分子物質
- 高周波ミシンという溶融接着装置
- 溶融した金属
- 溶融の状態が保たれる温度
- 溶融金属を連続鋳造すること
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