潜熱とは? わかりやすく解説

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せん‐ねつ【潜熱】

読み方:せんねつ

内に潜んでいる熱。

「富と権力の底に圧搾された—の必然的爆発により」〈野上真知子

物質の状態変化のためだけに費やされる熱。融解熱気化熱など。


潜熱

英語 latent heat

液体が同じ温度気体に、固体が同じ温度液体に変わるときに必要な熱をいう。前者気化潜熱または蒸発潜熱呼び後者融解潜熱と呼ぶ。逆にが氷に、気体液体に変わるときは熱を捨てる。物質蒸発した融けたりするときに、状態(相)の変化(液体気体固体液体)のためだけに必要な熱のことをいう。これに対する語は顕熱である。エンジンでは、吸気マニホールドのなかで燃料蒸発するとき熱を奪い吸気温度下げる。燃料によってピストン冷却するときも、燃料液体から気体になるときに周囲から奪う熱の性質利用している。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

せんねつ 潜熱 latent heat

固体から液体へ、液体から気体へ(あるいはその逆)物体変化するとき、 温度上昇伴わないで状態が変化する際に費やされる熱をいう。 融解熱蒸発熱昇華熱などを総称して状態変化の潜熱という。

潜熱

物質固体から液体液体から気体への変化相転移というが、潜熱は物質温度変えずに、状態を変化させるために費やされる熱を言う。打ち水涼しくなるのは、蒸発して水蒸気になる(相転移する)時に熱を奪うため。
単位は、J /g (従来単位では、kcal/kg)。1J/g=0.238889kcal/kg

潜熱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/02 03:15 UTC 版)

潜熱(せんねつ、英語: latent heat)とは、物質の変化するときに必要とされる熱エネルギーの総量である。通常は融解に伴う融解熱と、蒸発に伴う蒸発熱気化熱)の2つをいう。潜熱の概念は1750年ジョゼフ・ブラックが導入した。 物質が固体から液体、もしくは液体から気体相転移するときには吸熱が起こり、逆の相転移のときには発熱が起こる。上昇気流で凝結する際に生じる




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