サイクロンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 日本語表現辞典 > サイクロンの意味・解説 

cyclone

別表記:サイクロン

「cyclone」の意味・「cyclone」とは

「cyclone」は英語で、大気中の低気圧領域を指す気象学用語である。一般的には大規模な風の回転系を持つ強力な嵐を指すことが多い。これらの嵐は、中心に向かって風が吹き込む特性持ちその結果形成され降雨生じる。地球北半球では、風は反時計回り回転し南半球では時計回り回転する

「cyclone」の発音・読み方

「cyclone」の発音は、IPA表記では /ˈsaɪ.kloʊn/ となる。カタカナで表すと「サイクローン」が近い。日本人発音する際には、「サイクロン」となる。この単語発音によって意味や品詞が変わるものではない。

「cyclone」の定義を英語で解説

A cyclone is a system of winds rotating counterclockwise in the Northern Hemisphere around a low-pressure center. The swirling air rises and cools, creating clouds and precipitation. There are different types of cyclones, including tropical cyclones, extra-tropical cyclones, and tornadoes.

「cyclone」の類語

「cyclone」の類語としては、「hurricane」、「typhoon」、「tornado」などがある。これらはいずれ強力な風の回転系を持つ嵐を指すが、地域規模によって呼び名異なる。

「cyclone」に関連する用語・表現

「cyclone」に関連する用語としては、「low pressure」(低気圧)、「wind rotation」(風の回転)、「precipitation」(降水)などがある。これらはすべて、サイクロンの形成特性理解する上で重要な要素である。

「cyclone」の例文

1. The cyclone caused heavy rain and strong winds.(サイクロンが大雨強風引き起こした。)
2. The cyclone is moving towards the coast.(サイクロンが海岸向かって移動している。)
3. The cyclone left a trail of destruction.(サイクロンは破壊の跡を残した。)
4. The cyclone is expected to make landfall tomorrow.(サイクロンは明日上陸する予想されている。)
5. The cyclone has been upgraded to a category five.(サイクロンはカテゴリー5格上げされた。)
6. The cyclone has dissipated over the ocean.(サイクロンは海上消散した。)
7. The cyclone has caused widespread flooding.(サイクロンは広範囲にわたる洪水引き起こした。)
8. The cyclone is predicted to intensify.(サイクロンは強化する予測されている。)
9. The cyclone has forced the evacuation of thousands of people.(サイクロンは何千人もの人々避難強いた。)
10. The cyclone has caused significant damage to infrastructure.(サイクロンはインフラ大きな損害与えた。)

サイクロン【cyclone】

読み方:さいくろん

インド洋方面発生する、強い熱帯低気圧性質台風と同様。

流体旋回させ、遠心力重力利用して流体中の固体微粒子分離する装置鉱物粒子との分離や、空気中の粉塵(ふんじん)粒子分離使われる

「サイクロン」に似た言葉

サイクロン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/16 03:13 UTC 版)

サイクロンの衛星画像 (2004年 サイクロン・ガフィロ)

サイクロン (Cyclone) は、インド洋北部・インド洋南部・太平洋南部で発生する熱帯低気圧である。英語のCycloneは、低気圧暴風全般を指す語でもある。台風とは発生する地理的領域に応じて呼び名が異なるのみで、気象機関や国際的な分類に基づくものであり、気象現象としての本質的な差異はない。

語源

最初にこの言葉を紹介したのは、イギリス人ヘンリー・ピディントン(Henry Piddington, 1797年-1858年)である。元海兵隊の船長で暴風に関する研究をしていたピディントンは、1789年にコリンガ(Coringa, Korangi)という町を襲った猛烈な暴風に着目し、この地域のある学術的な会合(1840年)でその危険性を紹介した。

彼は1848年に書いた「船乗りのための嵐の法則についての手引き(The Sailor's Hornbook for the Laws of Storms)」の初版の中で、「あらゆる旋風について、ギリシャ語の'Kuklws'(とぐろを巻く蛇を意味する)からサイクロンという言葉の採用を提案する」と述べており、これがサイクロンの語源とされている。ところが1851年に出した第二版では、彼はサイクロンの語源を'Kuklws'ではなく'Kuklos' に変更している。'Kuklos'とは言葉ではなく、回転に関する広い意味を持つギリシャ語の語根である。英語には'Kuklos'を語根に持つCyclopsesやCyclostomeという言葉があり、「とぐろを巻く蛇」よりもっと広い意味を与えるために語源を変更したと推測されている[1]。なお、インド洋の嵐をサイクロンと呼ぶことがあるが、これは世界気象機関(WMO)が定義した正式名ではない。正式名称はサイクロニック・ストームである[2]

分類

サイクロンの分類は熱帯低気圧観測を行う機関ごとに分類されている。

熱帯低気圧の分類
風力階級 1分間平均
最大風速
(NHC/CPHC/JTWC)
10分間平均
最大風速
(WMO/JMA/MF/BOM/FMS)
北東太平洋
及び北大西洋
NHC/CPHC[3]
北西太平洋
JTWC
北西太平洋
JMA
北インド洋
IMD[4]
南西インド洋
MF
豪州周辺
及び南太平洋
BOM/FMS英語版[5]
0–7 <32ノット (16 m/s) <28ノット (14 m/s) トロピカル・デプレッション トロピカル・デプレッション トロピカル・デプレッション デプレッション ゾーン・オブ・ディスターブド・ウェザー トロピカル・ディスターバンス
トロピカル・デプレッション
トロピカル・ロー
7 33ノット (17 m/s) 28–29ノット (14–15 m/s) ディープ・デプレッション トロピカル・ディスターバンス
8 34–37ノット (17–19 m/s) 30–33ノット (15–17 m/s) トロピカル・ストーム トロピカル・ストーム トロピカル・デプレッション
9–10 38–54ノット (20–28 m/s) 34–47ノット (17–24 m/s) トロピカル・ストーム サイクロニック・ストーム モデレート・トロピカル・ストーム カテゴリー1
トロピカル・サイクロン
11 55–63ノット (28–32 m/s) 48–55ノット (25–28 m/s) シビア・トロピカル・ストーム シビア・サイクロニック・ストーム シビア・トロピカル・ストーム カテゴリー2
トロピカル・サイクロン
12+ 64–71ノット (33–37 m/s) 56–63ノット (29–32 m/s) カテゴリー1
ハリケーン
タイフーン
72–82ノット (37–42 m/s) 64–72ノット (33–37 m/s) タイフーン ベリー・シビア・サイクロニック・ストーム トロピカル・サイクロン カテゴリー3
シビア・トロピカル・サイクロン
83–95ノット (43–49 m/s) 73–83ノット (38–43 m/s) カテゴリー2
ハリケーン
96–97ノット (49–50 m/s) 84–85ノット (43–44 m/s) カテゴリー3
メジャー・ハリケーン
98–112ノット (50–58 m/s) 86–98ノット (44–50 m/s) エクストリームリー・シビア・サイクロニック・ストーム インテンス・トロピカル・サイクロン カテゴリー4
シビア・トロピカル・サイクロン
113–122ノット (58–63 m/s) 99–107ノット (51–55 m/s) カテゴリー4
メジャー・ハリケーン
123–129ノット (63–66 m/s) 108–113ノット (56–58 m/s) カテゴリー5
シビア・トロピカル・サイクロン
130–136ノット (67–70 m/s) 114–119ノット (59–61 m/s) スーパー・タイフーン スーパー・サイクロニック・ストーム ベリー・インテンス・トロピカル・サイクロン
>137ノット (70 m/s) >120ノット (62 m/s) カテゴリー5
メジャー・ハリケーン

記録的なサイクロン

脚注

  1. ^ Sen Sarma, A. K. (2013-11-27). “On the word ‘cyclone’”. Weather 68 (12): 323-323. doi:10.1002/wea.2139. ISSN 0043-1656. https://doi.org/10.1002/wea.2139. 
  2. ^ 黒岩宏司 (2011-10-26). “サイクロンの定義とは”. 天気 58 (11): 82-82. 
  3. ^ RA IV Hurricane Committee. Regional Association IV Hurricane Operational Plan 2015 (PDF) (Report). World Meteorological Organization. 2015年11月8日閲覧
  4. ^ WMO/ESCAP Panel on Tropical Cyclones (8 June 2015). Tropical Cyclone Operational Plan for the Bay of Bengal and the Arabian Sea 2015 (PDF) (Report No. TCP-21). World Meteorological Organization. pp. 11–12. 2015年3月29日閲覧
  5. ^ RA V Tropical Cyclone Committee. Tropical Cyclone Operational Plan for the South-East Indian Ocean and the Southern Pacific Ocean 2014 (PDF) (Report). World Meteorological Organization.

関連項目

外部リンク


サイクロン(50/800)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 07:25 UTC 版)

パーフェクトダーク」の記事における「サイクロン(50/800)」の解説

1.連射Zボタン押している間、弾を連射続ける。

※この「サイクロン(50/800)」の解説は、「パーフェクトダーク」の解説の一部です。
「サイクロン(50/800)」を含む「パーフェクトダーク」の記事については、「パーフェクトダーク」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「サイクロン」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

サイクロン

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 10:09 UTC 版)

名詞

  1. 低気圧
  2. インド洋、南太平洋における、最大風速34ノット上の熱帯低気圧

語源

英語: cyclone


「サイクロン」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「サイクロン」の関連用語

サイクロンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



サイクロンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2025実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
九州環境管理協会九州環境管理協会
財団法人 九州環境管理協会(以下、「当協会」とします)ホームページに記載されている全ての文章、写真その他の画像等の著作権は、すべて当協会に帰属します。これらを無断で転載・複製することは、私的使用または引用として使用する場合を除き、著作権法で禁止されています。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのサイクロン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのパーフェクトダーク (改訂履歴)、ギャプラス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのサイクロン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS