サイクロン・ナルギスとは? わかりやすく解説

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サイクロン・ナルギス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/16 13:44 UTC 版)

サイクロン・ナルギス
カテゴリー4の サイクロンSSHWS
サイクロン・ナルギス
発生期間: 2008年4月27日 - 5月3日
最大風速:
(10分間平均)
45 m/s (165 km/h)
最大風速:
(1分間平均)
60 m/s (215 km/h)
最低気圧: 962 hPa
被害総額: 直接被害17億USドル
間接被害23億USドル[1]
死者数: 死者・行方不明者13万8,366人[2]
被害地域: スリランカインドバングラデシュミャンマー
サイクロン・ナルギスの軌跡

サイクロン・ナルギス(Cyclone Nargis)は、2008年4月27日にベンガル湾中央部で発生した、発達したサイクロンである。最も勢力の大きい時点でのシンプソン・スケールはカテゴリー4だった。5月2日にミャンマーエーヤワディー川デルタに上陸し甚大な被害をもたらし、5月3日にミャンマーとタイの国境付近で消滅した。

通常、ベンガル湾で発生するサイクロンは、北東貿易風の影響で東進する事は無く、多くがバングラデシュに、次いでカルカッタ付近やインド半島東岸に上陸する。ナルギスのように東に進んでミャンマーに上陸する事は稀であり、被害が拡大した大きな原因となった。

ミャンマー南西部エーヤワディ管区を中心に、ヤンゴン管区バゴー管区モン州などで大雨や洪水、強風による被害が発生した。

被害状況

バングラデシュなどでは、国連の力もあり、被害をできるだけ食い止めることができた。しかし、ミャンマーではこのサイクロンへの備えが少なく、社会基盤脆弱だったこともあり、死者は10万人を超えたといわれている。

脚注

関連項目




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