飢饉とは? わかりやすく解説

飢きん

読み方:ききん
別表記:飢饉

干ばつによる農作物不作などによって食料極端に不足し人々飢えること。干ばつの他にも火山噴火虫害霜害など、さまざまな災害によって発生する可能性がある。

き‐きん【飢×饉/××饉】

読み方:ききん

天候異変などで、農作物収穫少なく食糧欠乏すること。「天保の—」

必要とする物が非常に不足すること。「—」


飢饉

読み方:キキン(kikin)

農作物極度に不作で、食物不足すること


飢饉

読み方:キキン(kikin)

農業生産物が実らず食物欠乏し多く犠牲者を出す社会的災害


飢饉

作者高纓

収載図書バンナの恋
出版社日本僑報社
刊行年月2007.5


飢饉

作者エイミー・ベンダー

収載図書わがままなやつら
出版社角川書店
刊行年月2008.2


飢饉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/06 03:51 UTC 版)

飢饉(ききん、: famine)とは、何らかの要因によりその集落に住む住人が飢餓状態に陥ることを指す。狭義においては、一地域における死亡率を急激に上げるような極端な食料不足の事態を指すことが多い。「饑饉」と書くこともあり「饑」は穀物が稔らないこと、「饉」は蔬菜(野菜)が熟さないことを指す[1]


  1. ^ 大阪市立衛生試験所家事衛生研究部「救荒植物」『家事と衛生』第16巻第3号、大阪生活衛生協会、1940年、57-64頁、doi:10.11468/seikatsueisei1925.16.3_57 
  2. ^ 二木敏篤, 井手口敬、「飢饉の歴史地理学的研究 : インドを中心として[3] 『九州産業大学国際文化学部紀要』 7, 49-60, 1996-11, hdl:11178/2998, NAID 110000979581
  3. ^ 田内堯、「アフリカに対する技術協力」『農業土木学会誌』 1986年 54巻 1号 p.47-54,a1, doi:10.11408/jjsidre1965.54.47
  4. ^ 高橋正樹「超巨大噴火と「火山の冬」」『エアロゾル研究』第27巻第3号、日本エアロゾル学会、2012年、278-283頁、doi:10.11203/jar.27.278 
  5. ^ FAO How the world is fed
  6. ^ a b 『続日本紀』
  7. ^ 『日本の歴史』13, p. 281.
  8. ^ a b 『日本の歴史』13, p. 283.
  9. ^ 峰岸純夫『中世 災害・戦乱の社会史』pp.76 - 77
  10. ^ 鈴木棠三 広田栄太郎 編 『故事ことわざ辞典』 東京堂出版 1968年 p.62
  11. ^ 岩手の欠食児、年末には5万人を越すか『東京朝日新聞』昭和9年10月12日、木の実、草の根も食べ尽くして『東京朝日新聞』昭和9年10月14日(『昭和ニュース事典第4巻 昭和8年-昭和9年』本編p461-462 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  12. ^ 『春秋戦国』, p. 55.
  13. ^ 貝塚茂樹 『中国の歴史 中』 p.13
  14. ^ a b 貝塚茂樹 『中国の歴史 中』p.13
  15. ^ 『越境の古代史』, p. 147.
  16. ^ 『三国史記』
  17. ^ 『越境の古代史』, p. 146.
  18. ^ 『日本古代史「争乱」の最前線』, p. 313-318.
  19. ^ a b 『日本古代史「争乱」の最前線』, p. 313.
  20. ^ 三国史記』889年条
  21. ^ 『日本古代史「争乱」の最前線』, p. 318.
  22. ^ 古田元夫「ベトナムの1村落における1945年飢饉の実態:タイビン省ティエンハイ県タイルオン村ルオンフー部落に関する日越合同調査報告」『歴史学研究報告』第22号、東京大学教養学部歴史学研究室、1994年3月、125-160頁、CRID 1520853833914454528doi:10.11501/2298744ISSN 0493430X 
    岡田建志「《書評》ヴァン・タオ古田元夫著『ベトナムにおけす1945年飢饉-歴史の証拠』」『東南アジア -歴史と文化-』第1996巻第25号、1996年、137-140頁、doi:10.5512/sea.1996.137 
  23. ^ a b c ベトナム戦争 : サイゴン・ソウル・東京, p. 193
  24. ^ ベトナム戦争 : サイゴン・ソウル・東京, p. 192-193.
  25. ^ Glantz, David (2001), The Siege of Leningrad 1941–44: 900 Days of Terror, Zenith Press, Osceola, WI, ISBN 0-7603-0941-8


「飢饉」の続きの解説一覧

飢饉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 03:48 UTC 版)

盛岡藩」の記事における「飢饉」の解説

東北凶作」も参照 古来、この地方では飢饉が非常に多くその度多大な死者出していた。特に、慶長5年1600年)から明治3年1870年)の盛岡廃藩までの270年間を通じて断続的に飢饉が続きその間に、記録残っているだけでも不作28回、凶作36回、大凶作が16回、水害が5回あった。 特に沿岸部閉伊九戸三戸地方においては、やませと呼ばれる冷風による被害甚大で、天明3年1783年)から天明7年1787年)にかけて起った全国的な大飢饉天明の大飢饉)では収穫が0という惨状であったまた、経営潤滑に進まなかったため備蓄少なばかりか農地農作物も無いという状態に陥ったことが、死者がさらに増えた原因であるとされている。東北地方太平洋側では、初夏になると、「やませ」と呼ばれる冷涼な北東風が吹き、夏でも気温上がらず明治以降においても、冷害凶作ひきおこしたことがある北奥位置する南部藩領域こそ広大だが、そのほとんどが山林原野によって占められ耕作適地少なかったうえに、当時水稲生産北限域に近く稲作適さない土地であった。しかし幕藩体制石高制基づいて、つねに財政的基盤畑作より水稲生産力求めていた。この構造的な矛盾と、天候不順起因する冷害と、旱舷・風水害霜害病虫害獣害を原囚とする凶作契機にして、飢饉が多発し多数の飢人と餓死者を出していた。 特に被害甚大であった元禄宝暦天明天保の飢饉盛岡藩四大飢饉といわれ、凶作・飢饉の続発で藩財政圧迫し重税とそれに反対する一揆繰り返されてきた。一揆については次節詳述する

※この「飢饉」の解説は、「盛岡藩」の解説の一部です。
「飢饉」を含む「盛岡藩」の記事については、「盛岡藩」の概要を参照ください。

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