シベリアとは? わかりやすく解説

シベリア


シベリア【Sibir'/(英)Siberia】

読み方:しべりあ

ロシア連邦アジア大陸北半の地域。西はウラル山脈、東はベーリング海に及ぶ。気候大陸的で冬の寒さ厳しくツンドラ凍原)・タイガ森林地帯天然資源に富む。シベリヤ

[補説] 「西比利亜」とも書く。


シベリア


シベリア

マツ科カラマツ属落葉針葉樹のひとつ、シベリヤカラマツのこと。英語表記では「Listvennitsa」であり、北洋唐松とも呼ばれるラーチグイマツ、ダフリカ、ソ連唐松、リストベンニッツアとも呼ばれる。材の性質としては、木理通直であり、肌目は粗い。針葉樹の中では最も硬く強いもののひとつで、腐食耐久性があり、樹脂分が多いため耐水性強く腐りにくい。乾燥はかなり早い。しかし、狂い生じやすく、材面にヤニ滲み出てくる、日本カラマツ比べて、やに壷、入皮、もめなどの欠点多く出るなどの特徴がある。材面の美しさを必要としない用途構造材土台使われるラーチとして出回っている合板はシベリヤカラマツである。

シベリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/02 09:20 UTC 版)

シベリア: Siberia [saɪˈbɪəriə]: Сибирь [sʲɪˈbʲirʲ] ( 音声ファイル))は、ロシア連邦領内のおよそウラル山脈分水嶺以東の北アジア地域である。漢字表記で西比利亜、または西伯利亜とも書く。かつては日本語でシベリヤという表記も多くみられた。シベリアの名称はシビル・ハン国に由来する。1世紀頃の現在のモンゴル国の領域には鮮卑が暮らしており、鮮卑は西域からはシビルと呼ばれており、この名前が代々使用され、シベリアの語源となった[1][注釈 1]


注釈

  1. ^ タタール人の言葉で「眠れる大地」という説もある[2]
  2. ^ 歴史的満洲のうち、外満洲は含んでいるが、内満洲は含んでいない。
  3. ^ こちらの定義では、歴史的満洲は全域が含まれない。

出典



「シベリア」の続きの解説一覧

シベリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 14:53 UTC 版)

ロシア飢饉 (1921年-1922年)」の記事における「シベリア」の解説

ヴォルガ川流域以外の被害としては、1921年12月チェーカー長官ジェルジンスキーがシベリアに派遣された。食糧徴発のためである。ジェルジンスキーは「移動革命裁判所」を設置した々を巡回して、税を払えない農民投獄収容所送りにした。

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シベリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 07:29 UTC 版)

マンモス」の記事における「シベリア」の解説

シベリアで凍ったマンモス次々と発見されたことを受け、1860年ロシア科学アカデミーは、「マンモスの完全な骨格発見した者に100ルーブル支払う」というパンフレット作成し、シベリアの住民配布した。しかし、マンモス冒瀆することで呪いを受けることを恐れたり、マンモス運搬使役されるなどの面倒に巻き込まれることを避けたりするなどの理由から、発見されても報告されることはほとんどなく、破棄されてしまうなど、多くマンモスが闇に葬られてしまった。 1900年、北シベリアのベレゾフカ川岸マンモス発見されたという通報を受け、1901年5月3日ロシア科学アカデミー動物学者オットー・ヘルツとオイゲン・ピッツェンマイヤーらはペテルブルク(現・サンクトペテルブルク)を出発した鉄道5月14日イルクーツクに、6月14日馬車と舟でヤクーツクに、9月9日現地到着したマンモス腐敗するも、残存し頭蓋骨地中埋没した下半身という半ば立ち上がった姿勢をしていた。これを運搬用に解体し1902年2月18日帰還した復元され標本は「ベレゾフカのマンモス」と呼ばれロシア帝国皇帝ニコライ2世アレクサンドラ皇后見学した。このマンモスは腰と後ろ足の骨を骨折していた。また歯の間や胃の内容物から植物発見され、その食性があきらかとなった胃の中からはイネ科植物スゲ多量に出てきた。ほかにキョクチヤマヨモギ、エンドウデージーキンポウゲなどのヤナギカバカラマツハンノキなどの小枝も見つかっている。これらの胃の内容物からマンモスは、広大な草原(マンモスステップ、ツンドラステップと呼ばれる)に暮らしていたと考えられている。 1977年ソビエト連邦当時)のシベリアにて赤ん坊マンモス死体掘り出された。生前の姿をほぼ完全に残したこの赤ん坊は「ディーマ」と名づけられた。ディーマ体高90センチメートル体長120センチメートル生後6〜12か月オス赤ん坊であり、約4万年前に死亡した考えられるディーマ保存処理なされた後、臓器筋肉、脳、血液などについて生化学的解剖学的調査なされた。 氷づけのマンモスから取り出したDNA断片現生ゾウDNA比較することで、これらの種の遺伝的な関係を明らかにするという研究なされている。また、マンモスDNA長い年月の間に分解され断片化しているが、完全なDNAが見つかればクローン技術によってマンモス復活させることができるかも知れない考えられている。氷づけのマンモスから、完全なDNA残されている細胞核取り出し現生ゾウ卵細胞注入することで、マンモス復活を果たすというものである上述ディーマからは完全なDNA取り出すことはできなかったが、必要なDNAを得るべく、氷づけのマンモス探索続けられている。 2007年ロシア連邦西シベリア北極圏流れるユリベイ川付近で約1万年前絶命したとみられる生後1年ほどの雌の凍結マンモスリューバ)がほぼ無傷の状態で見つかった2012年には、タイミル半島エニセイ川河岸において、11歳少年によって3万年前のマンモス死骸良好な保存状態発掘された。 なお、2005年愛知県開催されていた愛・地球博では、ロシア北東部サハ共和国発掘されマンモス地名から「ユカギルマンモス」と呼ばれている)の一部(牙、頭部左前肢等)を博覧会場で展示するプロジェクトが行われていた。その後もこの「ユカギルマンモス」は、万博閉幕後フジテレビ本社東京都2005年12月10日2006年2月28日)、愛知県体育館愛知県名古屋市2006年3月25日)、豊橋市自然史博物館愛知県豊橋市2006年4月8日6月18日)、日本科学未来館東京都江東区2006年7月1日9月3日)、大阪WTCコスモタワー(現:大阪府咲洲庁舎)(大阪府大阪市2007年7月25日10月8日)の5カ所で行われた各種イベントで、再度その姿を見ることができた。 また、2013年にはシベリアで発掘されマンモスユカ」が、パシフィコ横浜開かれた特別展マンモスYUKA展示公開された。 近畿大学はこの「ユカ」の保存状態良い肉片入手しており、クローン技術使ってマンモス体細胞抜き取ってアジアゾウ卵子移しアジアゾウの子宮で出産させる研究進めている。 2020年前後からは、温暖化により発掘が容易となったことでサハ共和国で「マンモスラッシュ」と呼ばれる発掘ブーム起きている。

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シベリア (Fang)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 06:56 UTC 版)

どうぶつの森 ホヒンダ村だより」の記事における「シベリア (Fang)」の解説

オオカミ男性。冷静で賢い性格で、レベッカがいない時などのツッコミ役。

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シベリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/19 23:05 UTC 版)

新戦艦高千穂」の記事における「シベリア」の解説

砕氷艦。ソライト爆破装置搭載している。「高千穂」に捕獲される損害がひどいため放置された。

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シベリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 03:49 UTC 版)

みつめてナイト」の記事における「シベリア」の解説

正式名称はシベリア社会主義連合国。北露圏の大部分支配する社会主義連邦国家で、モスクヴァ社会主義共和国中心となっている。

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シベリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 05:58 UTC 版)

コードギアス 反逆のルルーシュ」の記事における「シベリア」の解説

小説版登場する地名E.U.中華連邦国境線上であり、この土地からE.U.領と中華連邦領を跨がるサクラダイト鉱山発見された事から国境紛争発展し両国の対ブリタニア連合霧散する原因となった

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シベリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 14:14 UTC 版)

ピョートル・シェロホーノフ」の記事における「シベリア」の解説

1950年代シェロホーノフは遠いシベリアに住んでいた。1960年演劇学校を卒業した彼の仕事のうちの一つハムレットの役だった。素晴らしい、動かない写真からでさえも彼の演ずるハムレットどのよう思い描くことができる。シェロホーノフのハムレット写真中に崇高さ、乱暴さ若さ思考力を見ることができる。1959年にこの写真撮ったカメラマンこの道師匠だった。彼は必要な瞬間平面の非平行による特殊撮影選んだ。シェロホーノフのハムレット古典的な独白、『あるのかないのか』と言った。その台詞には存在の意味についてと過去と未来の間の関係についての王子見解表されている。この張りつめた見解俳優の目に映し出され物思いふけった顔に反映されている。『いる。我々はハムレット見たのだ、激烈な啓蒙時代有名な息子を』という台詞聞いた次の瞬間当時残酷な現実苦しむことを強いられる人間悲劇理解する確かにシェロホーノフのハムレットソビエト時代過酷な年に同じよう精神的悲劇経験した50年代60年代若者たちにとって親近感があり、理解されるのだった。イルクーツクドラマ劇場一座においてピョートル・シェロホーノフはまもなく主要な俳優のうちの一人となり、すべての現代的な人物演じた

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