ホオジロガモとは? わかりやすく解説

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ほおじろ‐がも〔ほほじろ‐〕【頰白×鴨】

読み方:ほおじろがも

カモ科全長47センチくらい。雄は頭部が緑黒色でほおに大きな白斑があり、背面黒く腹面は白。雌は全体褐色日本では冬鳥として海岸などでみられる


ホオジロガモ

ホオジロガモ
ホオジロガモ(メス
ホオジロガモ
ホオジロガモ(オス

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頬白鴨

読み方:ホオジロガモ(hoojirogamo)

ガンカモ科渡り鳥

学名 Bucephala clangula


頬白鴨

読み方:ホオジロガモ(hoojirogamo)

海鴨一種

季節

分類 動物


ホオジロガモ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/27 08:44 UTC 版)

ホオジロガモ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: カモ目 Anseriformes
: カモ科 Anatidae
: ホオジロガモ属 Bucephala
: ホオジロガモ B. clangula
学名
Bucephala clangula
和名
ホオジロガモ
英名
Common Goldeneye
Bucephala clangula

ホオジロガモ(頬白鴨、学名:Bucephala clangula)は、カモ目カモ科に分類される鳥類の一種である。和名の由来は、頬に白い模様があることによる。学名の内、属名Bucephalaアレクサンドロス3世(大王)の馬の名前からつけられたもので、種小名clangulaは「やかましく騒ぐ」ことを意味する。

分布

北ヨーロッパからシベリアカムチャツカまでのツンドラ以南の森林、南はウスリーで繁殖し、地中海ペルシア湾日本中国南部、朝鮮半島などで越冬する旧北区亜種と、アラスカカナダで繁殖し、アメリカ中部などで越冬する新北区亜種に分けられる。

日本へは亜種ホオジロガモが冬鳥として渡来する。北日本に多く渡来し、本州中部以南で観察される個体は多くない。

形態

全長はオスで約46cm。雌雄とも他のカモ類と比べて、体の割りに頭部が大きく見える。雄は頭部が緑色の光沢のある黒色で、顔の前面に丸い白斑がある。背は黒く、胸、腹、尾羽は白い。雌は頭部と背は褐色で、体下面は灰褐色。顔の白斑はない。

生態

4月から6月にかけて繁殖する。繁殖期は、森林帯の湖沼に生息する。越冬時には群れを作り、内湾や港など波の静かな海域に生息する。河口や内陸の湖沼に入ることもある。

潜水して甲殻類やイカ、貝類などの軟体動物を捕食するが、魚類や水草なども食べる。

繁殖形態は卵生。樹洞や地上の穴などに枯れ草や羽毛を敷いて営巣し、同じ場所に繰り返し営巣する。1腹の産卵数は7-11個。抱卵、育雛は雌が行う。抱卵日数は27-30日で、雛は約60日で親から独立する。

雄は繁殖期に「ギー ギッギー」と濁った声や「クィ リーク」と鳴き、頭の羽毛をふくらましたり、頭を曲げ伸ばしする求愛ディスプレイを行う。近縁種のキタホオジロガモとは、オスの求愛ディスプレイの動作や鳴き声が明らかに異なっている。そのせいか、本種とキタホオジロガモは分布の重なりがあるにもかかわらず、自然界での雑種の報告はごくわずかしかない。

亜種

以下の2亜種に分類される。

  • Bucephala clangula clangula ホオジロガモ
  • Bucephala clangula americana アメリカホオジロガモ

画像

参考文献

  • 桐原政志 『日本の鳥550 水辺の鳥』、文一総合出版、2000年、148-149頁
  • 真木広造、大西敏一 『日本の野鳥590』、平凡社、2000年
  • 『世界の動物|分類と飼育 ガンカモ目』、財団法人東京動物園協会、1980年、81-82頁

関連項目


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