じゅん‐かつ〔‐クワツ〕【潤滑】
潤滑
摩擦力を減らすとともに、焼き付きを発生させないように固体間に流体を介在させるものと、二硫化モリブデンやカーボンなどのように、それ自体が滑りをよくするものとがある。前者を流体潤滑、後者を固体潤滑という。
潤滑
潤滑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/05 03:11 UTC 版)
機械装置内の接触面の動作を油の皮膜によって摩擦を抑えることでギア等の消耗を防ぎ、動きをスムーズにする。
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潤滑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 09:17 UTC 版)
公称の最大荷重で公称の寿命まで軸受をもたせるには、推奨されている動粘度以下の潤滑物質(油やグリース)による潤滑が必須である。動粘度はギリシア文字 ν {\displaystyle \nu } で示されることが多い。一般に軸受けの直径が大きいほど、推奨される動粘度は低くなる。 推奨動粘度は回転数が上がると低くなる。大まかに言うと、3000RPM以下では、回転速度が10分の1になると推奨動粘度が6倍になり、3000RPM以上では、速度が10倍になると推奨動粘度が3分の1になる。 軸受内径が50mmで、3000RPMで回転させる場合、推奨される動粘度は12mm2/sである。 なお、油の動粘度は温度によって大きく変化する。温度が50℃から70℃上昇すると、動粘度が10分の1になることもある。 粘度が推奨値より高い潤滑油を使うと、だいたい粘度の平方根に比例して軸受の寿命が延びる。粘度が推奨値より低い場合、軸受の寿命は縮み、その程度はどういう潤滑油を使うかに依存する。極圧(EP)添加剤を加えた潤滑油の場合、寿命は高粘度の場合のように動粘度の平方根に比例する。普通の潤滑油では、粘度が推奨地より低ければ、粘度の2乗に比例した寿命となる。 グリースを潤滑に使うと、グリースが軸受けに粘着して周囲の環境から守るという利点があるが、頻繁に交換が必要になり、高温になるとグリースが溶けて周囲に漏れ出し、軸受けの最大荷重が小さくなるという問題がある。グリースの交換間隔は、軸受の径が大きいほど短くなる。例えば40mmの軸受で5000時間ごとにグリースを交換しなければならない場合、100mmの軸受けでは500時間ごとにグリースを交換する必要がある。 潤滑油を潤滑に使うと最大荷重は大きくなるが、ほうっておくと潤滑油は重力に引かれて軸受けから漏れ出していくため、常に潤滑油を供給するような手段を講じなければならない。潤滑油が50℃より熱くならない場合、潤滑油の交換が1年に1回でよいとしたら、100℃になるような用途では、年に4回交換する必要がある。自動車のエンジンでは、潤滑油が100℃程度になるが、フィルターによって潤滑油の品質を保つ機構があるため、それほど頻繁に潤滑油を交換する必要はない。
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潤滑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 03:13 UTC 版)
基礎研究の段階ではC60フラーレンをボールベアリングのボールのように用いて動摩擦をほぼゼロにできる事が分かっており、ナノマシンの潤滑剤としての用途などが考えられている。
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潤滑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 14:25 UTC 版)
レシプロエンジンでは金属製のシリンダー内をピストンが毎分数千回上下する他、クランクメタルやカムなど、金属同士がこすれ合うことによる摩擦によって、金属の磨耗や発熱を生じる。それらを流体潤滑作用・弾性潤滑作用・境界潤滑作用により、摩擦を軽減し、エンジン内各部を潤滑するのが、エンジンオイルの重要な作用である。ロータリーエンジンでは、金属製のハウジングとローターのシール類の潤滑のために吸気に少量のオイルを付加して潤滑している。
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潤滑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/15 04:32 UTC 版)
「スプリット・シングル (内燃機関)」の記事における「潤滑」の解説
初期の並列配置ピストンでキャブレターがシリンダー後方の「通常の位置」にあるものは、実質的に混合ガソリンで動くその他全ての2ストロークエンジンと同じ潤滑の弱点を抱えていた。しかし、後年の方式ではキャブレターをエンジン前面の排気管の下に置く事で、高温の排気側ピストン方向から直接混合気を吹き込める為に、冷却と同時に潤滑も改善された。
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潤滑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 05:20 UTC 版)
ギヤや軸受などの潤滑には潤滑油やグリースを用いるのが一般的だが、2015年頃からは潤滑にドイツ製のドライフルード(DryFluid)を使う事が注目された。
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「潤滑」の例文・使い方・用例・文例
- チェーンに少し潤滑油を差す
- エンジンオイルはエンジン内部を潤滑したり、不純物を取り込んで内部を保護する役目があります。
- お茶は仕事をスムーズに運ばせるための潤滑油のようなもの。
- 作動温度が高いと、潤滑剤の寿命は短くなる。
- また、温度が高いと、潤滑剤を頻繁に交換する必要がある。
- ユーモアは日常生活をなごやかにする潤滑油の働きをすることが多い.
- 潤滑剤の塗布によって滑らかに滑りやすくする
- 何かに潤滑油を差すこと
- グリースで潤滑する
- 潤滑油をつける
- 潤滑油が不足しているエンジンに特有の雑音を立てる
- 内燃エンジンを潤滑にする方法でポンプが強制的にエンジンにオイルを指すもの
- まぶたを潤滑にする長い皮脂腺
- 授乳の間胸を潤滑化する乳輪の上の皮脂腺の1つ
- 関節や腱鞘などの内側を覆う膜によって分泌される粘着性の潤滑流体
- 潤滑粘液を分泌する2つの後方の前庭分泌腺のどちらか
- 相対運動における表面の相互作用を扱う工学の分科(ベアリングやギヤのように):それらの設計、摩擦、摩耗、および潤滑
- 彼の好きな偽悪語法は、バターが欲しいときに、車軸の潤滑油を求めることだった
- 菜種から採る明るい黄色から褐色の食用油で、潤滑油や照明用にも使われる
- 潤滑剤の塗布で滑らかであるか滑りやすくしたという条件
潤滑と同じ種類の言葉
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