ベアリングとは? わかりやすく解説

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bearing

別表記:ベアリング

「bearing」の意味

「bearing」という単語は、主に3つの意味を持っている第一に方向位置関係を示す意味である。例えば、コンパス使って進むべき方向を示す際に用いられる第二に、態度振る舞いを表す意味である。人物の品位堂々とした様子を指す場合が多い。第三に、機械部品一種である軸受(ベアリング)を意味する。これは、回転摩擦を減らすため使用される

「bearing」の発音・読み方

「bearing」の発音は、IPA表記では /ˈbɛərɪŋ/ であり、カタカナ表記では「ベアリング」となる。日本人発音するカタカナ英語では「ベアリング」と読むことが一般的である。意味や品詞が変わる発音パターン存在しない

「bearing」の定義を英語で解説

英語での「bearing」の定義は以下の通りである。1. The direction or position of something, or the direction of movement, relative to a fixed point. 2. A person's way of standing or moving, especially as an indication of their character. 3. A part of a machine that bears friction, especially between a rotating part and its housing.

「bearing」の類語

「bearing」の意味に応じていくつかの類語存在する方向位置関係を示す意味では、「direction」や「orientation」が類語となる。態度振る舞いを表す意味では、「demeanor」や「manner」が類語である。機械部品軸受意味する場合には、「ball bearing」や「roller bearing」が類語として挙げられる

「bearing」に関連する用語・表現

「bearing」に関連する用語表現には、以下のようなものがある。「take one's bearings」は、自分位置状況把握することを意味するまた、「have a bearing on」は、何かが他のものに影響与えることや関連性を持つことを表す。

「bearing」の例文

1. The compass shows the bearing of the ship.(コンパスは船の進む方向を示す。)
2. His confident bearing impressed everyone.彼の自信満ちた態度は皆を感動させた。)
3. The mechanic replaced the worn-out bearings.(整備士摩耗したベアリングを交換した。)
4. The bearing of the wall is important for the stability of the building.(壁の方向建物安定性に重要である。)
5. Her calm bearing during the crisis was admirable.(危機の中での彼女の落ち着いた態度称賛値する。)
6. The bearings in the engine need to be lubricated regularly.(エンジンのベアリングは定期的に潤滑が必要である。)
7. The hiker took his bearings before continuing on his journey.(ハイカーは進む前に自分位置確認した。)
8. The decision has a direct bearing on our future plans.(その決定私たち将来の計画直接関係している。)
9. The bearing of the wind changed suddenly.(風の向きが突然変わった。)
10. The CEO's bearing during the press conference was professional.(CEO記者会見での態度プロフェッショナルだった。)

ベアリング【bearing】

読み方:べありんぐ

軸受け


ベアリング

回転している部分摩擦減らし運動なめらかにする部品のこと。軸受けとも呼ばれ、軸(シャフト)を包み込むように設置されている。たとえば、車輪の軸(アクスルシャフト)とホイールハブ(中心部品)の間にベアリングがなかったらアクスルシャフトハブ摩擦により互いに削り合って、すぐに使い物にならなくなってしまうだろう。それをできるだけ軽減するのがベアリングの役割なのだ。 ベアリングの根本になるのは「ころ」の原理古代エジプトピラミッド作りをしている絵を見たことはないだろうか?大きな石の下丸太(ころ)を何本も並べてその上に石を載せて運んでいる絵なのだが、こうすることによって地面との摩擦減らし運びやすくしているのだ。 現代のベアリングの代表的なものにはボールベアリングニードルベアリング挙げられそれぞれ球、細い針状の棒が使われている。非常に精密につくられており、バイク各部使用されている。
関連用語アクスルシャフト ハブ ホイール

ベアリング Bearing

  ローラーコーンビット構成する主要パーツであり,軸受けをいう。スムーズな回転可能にし,かつ荷重支え機能を持つ。ベアリングの軸部のことをベアリングジャーナル(Bearing Journal)という。ベアリングには,ローラーベアリングフリクションジャーナル)ベアリングの2種がある。ベアリング部にグリース充填・密封されているかいないかでシールドかノンシールドに分けられるローラーベアリングはより長時間使用耐えるようグリース自動給油システム付きのものもある。ジャーナルベアリングは,高荷重硬岩地層に使用されることが多く軸受け部の摩耗少なくすることが課題である。ベアリングの寿命回転荷重に関係するが,基本的にビット1インチあたりのベアリングの面積によって決まる。設計ビット径が小さくなるとベアリングの面積急激に小さくなり,また硬岩用に比べて小さい。
ベアリング
分野 掘削機器用語
同義語  
関連用語 ローラーコーンビット, トリコーンビット, ツーコーンビット
類似語  
略語  
ベアリング
ベアリング 出典 TIX社のホームページ
ベアリング
ベアリング 出典 TIX社のホームページ
ベアリング

ベアリング

名前 Baring; Beerling

軸受

(ベアリング から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/10 10:35 UTC 版)

ボールベアリング

軸受(じくうけ、: bearing)は、機械要素の一つで、回転や往復運動する相手部品に接して荷重を受け、などを支持する部品である。

英語のbearingをカタカナで表記したベアリングを使うことも一般的である。bearは「支える、になう」という意味で、bearingは支えるものという意味。

概要

軸を正確かつ滑らかに回転させるために使用される。摩擦によるエネルギー損失や発熱を減少させ、部品の焼きつきを防ぐことが求められる。

輸送機械をはじめとして各種機械に多用されるが、それに限らず回転する部分がある機器には必ず存在する。幅広い機械製品で利用され、不可欠な部品のため「機械産業の米」とも呼ばれる[1]

2018年の世界出荷額を、日本経済新聞社は約4兆2600億円と推計している。企業別シェアは首位のSKFスウェーデン)が16.5%、2位のシェフラードイツ)が15.6%。3 - 5位は日本企業が占め、日本精工NTNジェイテクトで世界市場の4割近くを占める[2]

分類

俗に「メタル」と呼ばれるすべり軸受(平軸受)や玉軸受(ボールベアリング)やころ軸受(ローラーベアリング)などの転がり軸受などがある。

構造からの分類

動作例(保持器の無い理想図)

受ける荷重種類の分類

その他の特徴による呼び方

歴史

軸受の最古の実例としては、古代エジプトの絵に火起こしに軸受を使っている様子が描かれたものがある[3]

ネミ湖のローマ船英語版古代ローマ時代、皇帝カリグラによって建造された巨大な船が湖底の泥中に沈み、酸素が断たれ良い保存状態となった。20世紀に発掘のために湖の水をまるごと抜いたところ、1900年もの時を経ても良い保存状態のまま出てきた。船はもともと湖面に浮かぶ宮殿や神殿として造られたもので、船上に庭園があり、その庭園には女神像が置かれ機械じかけで回転していたのだが、その回転テーブルに木製ボール・ベアリングが組み込まれている実物も湖底から出てきた。

復元された軸受の最古の例としては、共和政ローマ時代、ローマ皇帝カリグラ(在位37年 - 41年)が建造させたネミ湖のローマ船英語版が紀元40年ごろに湖底の泥中に沈み、それが20世紀に発掘された時に出てきた、女神像を回転させるための回転テーブルの軸受け用の木製の玉がある[4][5]

軸受は輪軸の固定にも使われる。この場合に使われるのはすべり軸受で、輪軸で物を引っ張る際に軸が回転する長さより摩擦する長さを短くすることで、摩擦を大幅に軽減させる。

レオナルド・ダ・ヴィンチは、ころ軸受の絵を1500年頃に描いており、これが世界初とされている。しかし、そのような軸受の絵を最初に出版したのはアゴスティーノ・ラメッリで、1588年に、ころ軸受とスラスト軸受の絵を掲載した本を出版している[6]玉軸受には、玉同士が擦れあって追加の摩擦を生じるという問題があるが、それぞれの玉をかごに入れて互いに擦れないようにすれば問題を避けることができる。このような技法を採用した玉軸受は、1600年にガリレオが記述しているのが最初である。しかし、そのような玉軸受はその後も長年作ることができなかった。玉軸受用の玉を挟む輪(レース)の最初の特許は、1794年、カーマーゼンPhilip Vaughan が取得した。

世界初の実用的なころ軸受を発明したのは時計職人のジョン・ハリソンで、1740年代中頃にH3という時計を作ったときのことだった。このときは非常に限られた振動的な動きに対する軸受だったが、後にハリソンは完全に回転する軸を固定する軸受も作っている。

玉軸受に関する最初の特許は1869年8月3日、フランスの首都パリの自転車職人 Jules Suriray が取得したものとされている。この軸受は、1869年11月に行われた世界初の自転車ロードレース(Paris-Rouen)で優勝した James Moore が乗っていた自転車に使われた[7]

フリードリヒ・フィッシャー英語版は1883年、同じ大きさで真円のボールを製造できる機械を開発し、これが軸受製造の産業化に一役買うことになった。

19世紀の発明家 Henry Timken は1898年に円すいころ軸受の特許を取得した。翌年、その発明品を製造するための会社を起こした。その会社は Timken Company として軸受を中心とした各種製品を販売している。

現代的な自動調心式の玉軸受は、軸受製造企業SKFスヴェン・ヴィンクヴィストが1907年に開発し、スウェーデンの特許第25406号を取得している。

Erich Franke は1934年、ワイヤレース式の転がり軸受(wire race bearing)を発明し、特許を取得した。彼は接触面積を可能な限り小さくすることに取り組み、それを軸受けを囲んでいる部分にまで適用した。第二次世界大戦後、彼はGerhard Heydrichと共にFranke & Heydrich KGという会社を創業した(現在の Franke GmbH)。

円すいころ軸受
初期のティムケン式円すいころ軸受。ノッチ付きローラーを使っている。

初期のすべり軸受と転がり軸受木材で作られていたが、セラミックスサファイアガラスなども使われる。最近では青銅などの金属、セラミックス、プラスチック(例えば、ナイロンポリアセタールポリテトラフルオロエチレンUHMWPE)などもよく使われる。腕時計などでは、軸受に複雑な機構を使えないため、合成コランダム(人造ルビーまたは人造サファイア)などの硬度が高い宝石(人工貴石)を使って磨耗を防いで精度を維持している。いわゆる「石数」は軸受としての宝石数を意味する。古い材質でも高い耐久性を示すことがある。例えば、古い水車では木製の軸受けが使われているが、水が冷却と潤滑の役目を果たすため、今も機能し続けている。

今日では、超高速回転用軸受が歯科用の機械で使われたり、航空宇宙用ベアリングがマーズ・エクスプロレーション・ローバーで使われたりするなど、軸受は様々な用途で使われている。

主要ベアリングメーカー

脚注・出典

  1. ^ 「ベアリングの価格カルテル 長年の悪弊断ち切れず」”. 『産経新聞』 (2012年4月21日). 2012年5月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年12月29日閲覧。
  2. ^ 【点検 世界シェア】ベアリング/日本勢、通商摩擦で伸び悩み『日経産業新聞』2019年7月22日(自動車・機械面)。
  3. ^ Guran, Ardéshir; Rand, Richard H. (1997), Nonlinear dynamics, World Scientific, p. 178, ISBN 978-981-02-2982-5, https://books.google.co.jp/books?id=ttBQ1k8MYZ4C&pg=PA178&lpg=PA178&redir_esc=y&hl=ja. 
  4. ^ Purtell, John (1999/2001). Project Diana, chapter 10:
  5. ^ Bearing Industry Timeline - ウェイバックマシン(2009年4月1日アーカイブ分)
  6. ^ American Society of Mechanical Engineers (1906), Transactions of the American Society of Mechanical Engineers, 27, American Society of Mechanical Engineers, p. 441. 
  7. ^ Bicycle History, Chronology of the Growth of Bicycling and the Development of Bicycle Technology by David Mozer
  8. ^ 業界再編の動向・ベアリング

関連項目

外部リンク


ベアリング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 19:36 UTC 版)

ハイパーヨーヨー」の記事における「ベアリング」の解説

スリープ長さ決定づける軸受け部品プラスチックベアリングメタルベアリングの二種類大別されメタルベアリング選んだ場合更にスペーサー取りつける必要がある

※この「ベアリング」の解説は、「ハイパーヨーヨー」の解説の一部です。
「ベアリング」を含む「ハイパーヨーヨー」の記事については、「ハイパーヨーヨー」の概要を参照ください。

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