ローラー‐ベアリング【roller bearing】
読み方:ろーらーべありんぐ
転軸受(ころじくう)け。
ころ軸受け
回転する軸を支える軸受けには滑り軸受けと転がり軸受けに大別される。転がり軸受けは転動体としてボールを使う玉軸受け、ころを使うころ軸受けがある。構造は外輪と内輪の間に転動体を入れ、その保持器などからなる。ころには円筒、円錐、並びに針状の各種がある。針状とは、ころの径が5mm以下で長さが径の3~10倍のものをいい、一般軸受けに比べて小さいスペースで大きな負荷に対応できる。これにより、軸受けのみならず軸受け箱そのほかも小型化でき、軽量化につながる。
参照 スラスト、玉軸受け(ボールベアリング)、ニードルローラーベアリング転がり軸受け
転がり軸受けは、内外の軌道輪(内輪および外輪)と、玉、円筒ころ、ニードルまたは円錐ころを保持器で支えた転動体からなる。ラジアル軸受けとスラスト軸受けがある。アンギュラーころ軸受けは、接触角が45度以下のラジアル軸受けで、ラジアル荷重と一方向のアキシャル荷重を受けることができる。接触角が大きいほどアキシャル負荷能力は増すが、高速回転には不利になる。深溝玉軸受けは、ラジアル荷重と両方向の比較的小さなスラスト荷重を担うことができる。両方向のアキシャル荷重を支えるためには組み合わせ軸受けの形にして用いる。自動調心ころ軸受けは、球面ころを用いたスラスト軸受けで、外輪の軌道を球面状にして調心性をもたせたもの。
参照 複式スラスト軸受け- roller bearingのページへのリンク