焼き付き
焼き付き
あえて難しく表現すれば「凝着摩耗」のこと。エンジンをめいっぱいに回すと当然のことながらエンジン内部の温度も急速に上昇する。この過熱が行き過ぎてしまうと、ピストンとシリンダーの間に入って両者を潤滑させていた油膜が切れてしまい、直接接触し合う金属表面があまりの熱に癒着してしまう。これを俗に「焼き付き(かじり)」というわけだ。 ピストンとシリンダーが完全に固着してしまった場合は、走行中にエンジンが急停止してしまうので大変危険。たとえ固着までいかなかったとしても、癒着面が再び引きはがれることで生じる損傷は致命的だ。 また、このおそろしい現象は高温時のみに限らず、オイルの流動性や潤滑能力が低い低温時にも起こりうる(いわゆる「低温焼き付き」)。厳冬期にはエンジンが暖まるまで控えめの運転を。
【関連用語】シリンダー ピストン
焼き付き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/29 09:14 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動焼き付き(やきつき)とは、ディスプレイを長時間点灯し続けることによって、ディスプレイの画像表示機能が損なわれること。ブラウン管(CRT)において起こる症状が語源だが、液晶、プラズマ、有機ELなど、現行の全てのディスプレイにおいて同様の現象が起こり、仕組みは異なるがこれも「焼き付き」と言う。
ブラウン管(CRT)においては、特に管の裏側に塗布されている蛍光塗料が画面表示の際に発する強い電磁波を長時間受け、機能しなくなることを指す。CRTを使用するコンピュータではこれを防止するためスクリーンセーバーを用いている(長時間キーボードやマウスの入力を伴わないことがある場合、節電も兼ねてディスプレイの電源が切れるように設定した方が望ましい)。
液晶ディスプレイはCRTのように実際に焼き付いてしまう現象は起こらないが、長時間同じ画像を表示させていた場合、次の画面に切り替えても前の画像が薄らと表示されたままの状態になることがある(残像、ゴーストイメージと呼ばれる)。これは液晶パネルへの帯電や液晶配向膜自身の分極によって、液晶の分子構造が固定化されるためにおこる現象で、一般的には液晶パネルの焼き付けと呼ばれている。分子の固定状況にもよるが、電源を切って長時間放置させたり、色の変化の大きい画像を繰り返し表示させる(白→黒→白→…と表示させるのを繰り返す、などをおこなう)ことによって元に戻る場合もある。
関連項目
外部リンク
「焼き付き」の例文・使い方・用例・文例
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