油膜
薄く広がった油の膜。例えば、平軸受けにおいて軸受けメタルと軸との間に詰まった油のことを指す。潤滑油の温度が上昇したり荷重が大きかったりすると、この油膜が局部的に薄くなり、金属接触を起こし、場合によっては焼き付きを起こすことがある。また、シリンダー内面に形成される油膜でピストンを潤滑する。エンジン内部での油膜の形成には、表面の状態以外に油性が大きく影響する。さらに、水面を覆う虹色の分子レベルの厚さの膜のこともいう。
参照 オイルクリアランス油膜
油膜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 01:46 UTC 版)
薄い油膜の場合、水の層の上に油の層が乗っている。油の屈折率はおよそ1.5であり、水の屈折率はおよそ1.33である。シャボン玉の場合と同じように、油膜の両側の物質(空気と水)の屈折率は、いずれも油膜の屈折率よりも小さい( n a i r < n w a t e r < n o i l {\displaystyle n_{\rm {air}}<n_{\rm {water}}<n_{\rm {oil}}} )。上側の境界からの反射では n a i r < n o i l {\displaystyle n_{\rm {air}}
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