オイルシール(ロータリーエンジン用)
ロータリーエンジンにおいて、オイルがローター側面から燃焼室に漏れるのを防ぐために、ローターに設けるシールを指す。オイルシールの方式には、ローター側面とサイドハウジングの間でシールするものと、ローター内周面とエキセントリックシャフトの偏心部外周の間でシールするものがあり、一般的にはローター側面シール方式が用いられている。ローター側面シール方式では、ローター側面の2重の同心溝に2本のリング状シールをはめ込み、シールと溝の隙間をふさぐために、シールの内周または外周にOリングを装着する。また、溝の底部に装着し装着した波形スプリングによって、シール先端がサイドハウジング面に押し付けられる。
オイルシール oil seal
オイルシール
オイルシール
オイルシール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 00:59 UTC 版)
ピストンリングの内のオイルリングに相当し、作動室への潤滑油の余分な流入を防ぐ。
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オイルシール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 17:22 UTC 版)
回転軸の軸受け部をシールして、内部の潤滑油を外へ漏らさないようにする目的で使用される。材質は高弾性のゴムと金属を組み合わせて作られる。外周部に金属が組み込まれており、外周部を固定部にしっかり取り付ける。ゴムと金属の弾性の力によって内周部のゴム製リップ部分(シールリップ部)を回転軸に押し付けて密閉性を保つ構造。その際 回転する金属軸とリップ部を潤滑させる目的で、内部の潤滑油をわずかずつ漏らす機構になっている。潤滑油が所定量以下に減った場合、オイルシール自身が潤滑不足になって焼きつきや破損につながる。外部からの異物侵入防止構造(ダストリップ部)を有するものが多い。産業用機械のほか車両の車軸やオートバイの前輪サスペンション、ショックアブソーバーなど、直動部分にも使われている。
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「オイルシール」の例文・使い方・用例・文例
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