エキセントリックシャフト
ロータリーエンジンの出力軸で、レシプロエンジンのクランクシャフトに相当する。メイン軸受け部に対してローター軸受け部が偏心しており、ローターが受ける燃焼圧力を、ローター軸受けを介して偏心部分に伝えることによって回転力を発生する。材質には、クロム鋼あるいはクロムモリブデン鋼が用いられ、各軸受け部分には高周波焼入れなどによって硬化処理が施される。シャフト中心部にはメイン軸受けおよびローター軸受けの潤滑と、ローター冷却のためのオイル通路が設置される。
エキセントリックシャフト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 00:59 UTC 版)
「ロータリーエンジン」の記事における「エキセントリックシャフト」の解説
クランクシャフトに相当するもので、それと同様にエンジンからの出力軸となる。ローターの取り付く位置のみ芯がずれて太くなっている偏心軸である。右下の動作図ではローター中央の白い部分がこの偏心部で、サイドハウジングに通される回転軸は図中のBの位置となる。
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