出力軸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/02 02:24 UTC 版)
「マツダ・13G型エンジン」の記事における「出力軸」の解説
出力軸は、従来の2ローターの出力軸(#2と#3)に追加のローター分(#1)をつなぐ形になっているが、過去マツダで検討された方式ではなく、新規設計となった。 過去検討された出力軸は、2ローターの出力軸に追加された出力軸をボルトとキーで結合したものであるが、強度的に問題をもっていた。 今回採用された偏心出力軸は、#2と#3を一体としたメインシャフトに#1用の分割された中空の偏心部を嵌め込み結合する方法で、シャフトの剛性低下を防止した。分割部の結合は、信頼性と組み付け精度や加工性に優れたテーパー継手を採用した。 #2と#3のロータージャーナルを持つメインシャフトをプーリー側に延長して、延長部に#1用のロータージャーナルを持つ中空のフロントシャフトをテーパー継ぎ手で結合して、楔状のキーにて位置決め固定されて、他のローターとの位相(各120°)を確保する。これは、通常のマツダ2ローターでフライホイールを偏心出力軸にはめ込むのと同じ内容である。 メインジャーナルは、3か所として、出力軸の両端とテーパー継ぎ手の直後に設置し、シャフト全長の延長及び2分割による全体の曲げ剛性低下を防止するためにメインジャーナル径を2ローターより拡大した。 回転バランスは、2バランス方式として前後のバランスウエイトで調整している。
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出力軸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/15 08:42 UTC 版)
「マツダ・10A型エンジン」の記事における「出力軸」の解説
炭素鋼の鍛造シャフトを使用。出力軸の軸受は、出力軸の前後2か所のみで、ローター間にはない。出力軸の中には、ローターの潤滑と冷却を兼ねたオイルジェットの通路を持つ。なお ローターの冷却をオイルでおこなうため、マツダREにとってオイルクーラーは必需品になる。
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