出力部分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 17:36 UTC 版)
センタープラスの極性記号 センターマイナスの極性記号 EIAJ極性統一プラグの極性記号 直流に変換され、多くの場合は出力された電力は細くしなやかな、より線のケーブルによって送電され、コネクタによって機器と接続される。コネクタの大きさ、形状、端子数は電圧や容量などによって異なる。 コネクタの形状やピン配置・電圧の範囲が統一されているEIAJ 極性統一プラグ(EIAJ RC-5320A)も存在するが後発の規格 であるため、廃止された旧規格のEIAJ RC-6705に準拠したコネクタ(外径5.5mm、内径4.0mm、長さ9.5mm) のほうが広く用いられている。またIEC 60130-10やDIN 45323で規定されている各種コネクタ、車載機器用のEIAJ RC-5322のコネクタ(外径6.5mm、内径3.1mm、ピン直径 1.0mm、長さ9.5mm)、メーカー独自のコネクタを採用している例もある。 極性については、EIAJ極性統一プラグを使用する機器はセンタープラスに統一されている。それ以外の規格のプラグを使う機器は、1990年代半ば以降の機器はセンタープラスを採用するものが多いが、音響機器や楽器・エフェクターなどはセンターマイナスが主流。 日本の旧来の携帯電話(フィーチャー・フォン)のACアダプタでは、携帯電話の規格ごとに統一されている外部接続端子(EIAJ RC-5238「IMT-2000携帯電話用コネクタA」・CDMA Type Cellular Phones NC-R1-18「CDMA方式携帯電話端末用インターフェイスコネクタ」)を利用しているものもある。ただし、端子は統一されていても、電圧および電流は統一されていない場合もあり(PDC、CDMA 1X など)、その場合は、キーと呼ばれる端子に固有の突起を設ける事で、同じメーカーのものでなければ接続できないようにしている。 またUSBのバスパワーによって動作・充電する機器で使用するために、機械的に同一のUSB端子を持ち電源端子に電力を供給する機能を有する汎用ACアダプタも存在する。ただしUSBの規格では500mA以上の電流を出力するためにはデータ通信によるネゴシエーションが必要であるが、充電専用と称してネゴシエーションなしでも1A程度まで出力することができる規格違反の製品も存在する。 主なプラグの規格(長さ9.5mm、電流 最大2A)規格・番号外径 (mm)内径 (mm)ピン直径 (mm)対応電圧(V)EIAJ RC-6705(廃止) 5.5 4.0 - - EIAJ RC-5322 6.5 3.1 1.0 - EIAJ RC-5320A#1 2.35 0.7 - ~3.15 #2 4.0 1.7 - 3.15~6.3 #3 4.75 1.7 - 6.3~10.5 #4 5.5 3.3 1.0 10.5~13.5 #5 6.5 4.3 1.4 13.5~18
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