センタービスカスLSD
4WD車のセンターデフ差動制限装置として、ビスカスカップリングを使用したもの。デフには、エンジンからの入力軸と、前輪を駆動する出力軸と、そして後輪を駆動する出力軸の3軸がある。ビスカスカップリングはこの3軸のうち、いずれかの2軸の間に入れればLSDとして機能する。出力軸の前輪と後輪の間に入れたものをS-Sタイプという。また、入力軸と前後のどちらかの出力軸の間に入れたものをS-Hタイプという。4WD車で前後輸のどちらかがスリップしたとき、S-Sタイプでは、S-Hタイプに比ベてカップリングの相対回転速度が2倍になるために差動制限力は大きくなる。またギヤ比の関係でも2倍の差動制限力をもつ。
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