クランクケース
シリンダーより下方で、クランクシャフトの回転部分を取り囲むように設けた壁面部分。シリンダーブロックと一体に形成されたものと、シリンダーとは別体にクランクケースとして独立させたものがある。クランクケースの下部にはオイルパンやラダービームが取り付けられることが多い。まれに、オイルパンも一体化したクランクケースに別体のシリンダーが取り付けられることがある。クランクケースはシリンダーブロックの剛性の確保に重要で、クランクケースそのものが膜振動を起こすと高周波騒音を発生する原因となるため、多くのリブが付けられる。また、マウンティングやエアコンのコンプレッサーなどの補機類を装着するボスが設けられている。
参照 シリンダーブロッククランクケース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/17 07:16 UTC 版)
クランクケース(英: crankcase)とはレシプロエンジンを構成する構造の一つで、クランクシャフトが納められる箱状の部位である。
- ^ a b The Compression Stroke in Two-stroke Engines at en:HowStuffWorks
- ^ “鉄馬メカニズム講座 The History of Harley-Davidson”, CLUB HARLEY (2014年9月): 99, (2014)
- 1 クランクケースとは
- 2 クランクケースの概要
- 3 関連項目
クランクケース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 02:27 UTC 版)
エンジンの中央部を覆うクランクケースは軽量化・剛性向上・薄肉化による内部スペースの増大を狙って、従来のジュラルミンの鍛造ではなくクロームモリブデン鋼の鍛造を採用した。これは日本のエンジンでは初めての試みである。そのために試作を請け負える企業がなかなか見つからず、中島の本拠地の東京から離れた大阪の住友金属工業に依頼している。出来上がったケース厚は3 mm程度となり、初期に想定されたよりも少々分厚くなったものの、特別な問題を引き起こすことはなかったと言われる。なお、試作後のケースの量産自体は中島の工場で行われた。
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