カウル
ウインドシールド下部、エンジンフード後端部の車体前方パネル。カウルトップあるいはカウルハイト=ウインドシールドの下端部分を指す。本来は修道服の頭巾であり、1920年代ごろのクルマではダッシュパネルを上から覆い、前席乗員の足の部分を覆ったパネル部分。また、カウリングは一般に、レーシングカー、モーターサイクルや航空機エンジンカバーをいう。
カウル
空気の抵抗を減らすため車体についているカバー。カウリングと呼ばれることもある。 バイクの場合、たとえ風が吹いていなくても、走行中は前方から風が吹いているのと同じ状態になる。もちろんなくても普通に走ることはできるけど、あれば体に当たる風を減らして疲労を軽減できるのだ。そのため、カウルは風を受け流すカタチをしており、風の抵抗を減らす工夫がこらされている。 また、車体全体のフォルムを紡錘形と呼ばれる流体力学にのっとった形に近づけることで、体積や重量は増えるものの空気の抵抗を減らすことが可能。空気抵抗が減らせればスピードアップにもつながる。現在、コンマ1秒を争うレースの分野ではこのカウルを使用することが常套手段であり必需品となっている。 カウルは、カタチや付ける場所によって名称が細かくわかれている。フルカウルは車体全体がカウルに覆われている状態。各部分の名称で、アンダーカウルはエンジンの下に付けるカウル。レース用のモデルなどに多く見られる。ハーフカウルは、フルカウルからアンダーカウルを取ったものといったイメージ。ビキニカウルは、メーターやヘッドライトのあたりに取り付ける小さめのカウル。テール・リヤ・シートカウルはシートの後方に取り付けるカウルのことをいう。 カウルのことをフェアリングという場合もある。
【関連用語】ウインドプロテクション レーサーレプリカ
カウル
カウル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 14:35 UTC 版)
カウル(英: cowl)は、航空機やオートバイなどで走行風を整流するために、エンジンや車体を覆う部品、あるいは構造である。カウリング(英: cowling)やフェアリング(英: fairing)とも呼ばれる[1]。
- ^ a b c d e f g “バイク用語辞典”. ヤマハ発動機株式会社. 2014年3月10日閲覧。
- ^ White, Graham. Allied Aircraft Piston Engines of World War II. pp. Figures 2.2 & 2.3. ISBN 1-56091-655-9
- ^ a b c Anderson, John David. A History of Aerodynamics: And Its Impact on Flying Machines. pp. 331. ISBN 978-0521669559
- ^ White, Graham. Allied Aircraft Piston Engines of World War II. pp. 7–8. ISBN 1-56091-655-9
- ^ James R. Hansen (1998年). “Engineering Science and the Development of the NACA Low-Drag Engine Cowling”. History.nasa.gov. 2010年7月30日閲覧。
- ^ Full-Scale Testing of N.A.C.A. Cowlings (Theodore Theodorsen, M. J. Brevoort, and George W. Stickle, NACA Report # 592. Langley Memorial Aeronautical Laboratory: 1937)
- ^ a b c d e f “JAMA -JAMAGAZINE-”. 一般財団法人日本自動車工業会. 2014年3月10日閲覧。
- ^ “ミニカウル組付・取扱説明書”. 株式会社ワイズギア. 2014年3月10日閲覧。
- ^ John Robinson, "Motorcycle Tuning: Chassis", ISBN 0-7506-1840-X, p.132
- ^ “Honda”. 本田技研工業株式会社. 2014年3月10日閲覧。
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- ^ “VT250 1982.05”. 本田技研工業株式会社. 2014年3月10日閲覧。 “フロントウインカーを組み込んだミニカウル風のメーターバイザー”
- ^ 株式会社 旭精器製作所 - 製品紹介 - ウインドシールド
- ^ Honda二輪純正アクセサリー TACT ウインドシールド:ナックルバイザーなし
カウル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 09:25 UTC 版)
FISCOの長いストレートで速度を向上させるために前面投影面積を減少させた、細長いウエッジシェイプのボディを採用。空気抵抗を減少させることに留意して、全幅を狭め、なるたけボディ表面の凹凸を極力押さえるようにした。
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カウル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/19 23:26 UTC 版)
「ジャック&エレナシリーズ」の記事における「カウル」の解説
モニークのいとこ。モニークのお目付け役としてモニークとともに生活する。モニークのエレナへの思いに気づき、常に身を引いた行動を取る。その思いが伝わることなく、モニークを失う。その後、セレツネワを脱出し、地球に入星する。
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