アメリカ航空宇宙局
名称:アメリカ航空宇宙局/National Aeronautics and Space Administration(NASA)
国名:アメリカ
本部所在地:ワシントン DC
設立年月日:1958年10月1日
1957年10月4日、旧ソ連は世界初の人工衛星スプートニクの打ち上げに成功。驚いたアメリカ政府は、アメリカ航空諮問委員会(NACA)を改組してアメリカ航空宇宙局(NASA)を編成しました。
NASAは省庁間の利害を調整できるよう、大統領直属の独立組織となっており、航空、地球観測、宇宙科学、有人活動、宇宙技術の5分野を、戦略的事業としています。
この戦略的事業を実現するため、宇宙へのアクセスや通信手段、人的、物的資源の確保することを目的に、宇宙飛行局、惑星地球ミッション局、宇宙科学局、宇宙通信局、宇宙輸送技術局、ライフサイエンス・微小重力科学応用局などが宇宙関連事業を担当しています。
また航空局の各研究センターでも、宇宙関連の研究開発を分担しています。
このほかNASAでは、国防総省の宇宙司令部、商務省の海洋大気庁(NOAA)、エネルギー省、運輸省などとも協力して、宇宙開発にあたっています。アメリカの非軍事宇宙活動全般を担当するのがNASAで、現在は宇宙ステーション計画、有人飛行(スペースシャトルなど)、惑星探査、宇宙科学研究、地球観測、宇宙環境利用、通信などのプロジェクトをおこなっています。
1.どのような組織になっているの?
ジョンソン宇宙センターミッションコントロールセンターNASAには各種プロジェクトをおこなう局と、管理をおこなう局が合わせて20あって、このうちプロジェクト担当局は、宇宙飛行局、惑星地球ミッション局、宇宙科学局、宇宙通信局、宇宙輸送技術局、ライフサイエンス・微小重力科学応用局、航空局などがあります。
宇宙飛行局の管轄下には、テキサス州ヒューストンのリンドン B.ジョンソン宇宙センター(JSC)、フロリダ州のジョン F.ケネディ宇宙センター(KSC)、アラバマ州ハンツビルのジョージ C.マーシャル宇宙飛行センター(MSFC)、ミシシッピー州のジョン C.ステニス宇宙センター(SSC)があって、スペースシャトルなど、有人宇宙活動を中心にプロジェクトを進めています。
このほか、惑星地球ミッション局の管轄下にはメリーランド州グリーンベルトのゴダード宇宙飛行センター(GSFC)、宇宙科学局の管轄下にはカリフォルニア州パサデナのジェット推進研究所(JPL)があります。
また航空局管轄下のカリフォルニア州マウンテンビューのエイムズ、バージニア州ハンプトンのラングレー、オハイオ州クリーブランドのグレンの3研究センターでは航空関連ばかりでなく、宇宙関連の研究もおこなわれています。
2.地図上ではどの辺にあるの?
3.ロケットはどこで打ち上げるの?
アメリカ東部宇宙ミサイルセンター(ケネディ宇宙センター/ケープカナベラル空軍基地)、アメリカ西部宇宙ミサイルセンター(バンデンバーグ空軍基地)、ウォロップス飛行施設、ホワイトサンズ・ミサイル射場、ポーカーフラット研究射場です。
4.これまでのおこなった宇宙計画とこれから予定している計画にはどんなものがあるの?
エクスプローラ−、マーキュリー計画、ジェミニ計画、レンジャー計画、サーベイヤー計画、アポロ計画、アポロ・ソユーズ計画、パイオニア計画、ボイジャー計画、バイキング計画、ハッブル宇宙天文台、ガリレオ、カッシーニ土星探査計画、MESUR火星探査計画、近地球小惑星群ランデブー(NEAR)計画、EOS(地球観測システム)計画、スペースシャトル、国際宇宙ステーション・アルファ(ISSA)、単段式再使用型宇宙往還機(SSTO)、発展型使い捨てロケット(EELV)などがあります。
5.これまでに開発したロケットで代表的なものは?
タイタン、アトラス、デルタ、スペースシャトル、ペガサス、トーラス、EELV、X-33、X-34、X-38があります。
6.これまでに開発した人工衛星で代表的なものは?
EOS地球観測衛星、GOES静止気象衛星、新型X線天文観測機(AXAF)、ランドサット・リモートセンシング衛星、ミレニアム小型科学衛星、ハッブル宇宙望遠鏡、TRACEスモール・エクスプローラーがあります。
7.これまでに開発した月・惑星探査機で代表的なものは?
カッシーニ土星探査機、マーズ・グローバル・サーベイヤー、マーズ・パスファインダー、マーズ・ポーラーランダー、マーズ・クリメット・オービター、火星探査機NEAR、近地球小惑星群探査機ディープ・スペース、小惑星探査機ルナ・プロスペクターがあります。
8.これまでに開発した宇宙ステーションで代表的なものは?
スカイラブ、国際宇宙ステーション・アルファ(ISSA)があります。
9.予算はどれくらいなの?
アメリカ航空宇宙局
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/25 08:08 UTC 版)
座標: 北緯38度52分59秒 西経77度0分59秒 / 北緯38.88306度 西経77.01639度
- ^ NASA長官・副長官に宇宙飛行士経験のあるネルソン氏とメルロイ氏が任命。 SORABATAKE、2021年11月10日閲覧。
- ^ https://www.mext.go.jp/a_menu/kaihatu/space/kaihatsushi/detail/1291224.htm
アメリカ航空宇宙局(NASA)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 17:07 UTC 版)
「だぁ!だぁ!だぁ!」の記事における「アメリカ航空宇宙局(NASA)」の解説
未来と優が勤める宇宙機関で、アメリカに所在する実際のNASAと同様に扱われている。「地球外物質探知機」などの高度な機械装置を開発し宇宙人の発見に力を注ぐなど、作中ではとりわけ宇宙人研究が盛んである。また「NASAまんじゅう」などの名産品の開発も未来の手によって密かに行われている。
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アメリカ航空宇宙局
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 15:38 UTC 版)
「ミッションコントロールセンター」の記事における「アメリカ航空宇宙局」の解説
「クリストファー・C・クラフト・ジュニア・ミッションコントロールセンター(英語版)」も参照 アメリカ航空宇宙局 (NASA) では、発射台を離れる以前はフロリダ州メリット島にあるケネディ宇宙センター (KSC) の打ち上げ管制センター〈LCC〉からミッションが管制される。ブースターロケットが発射塔をクリアする(飛び立つ)まではLCCがブースターロケット及び宇宙機の管制を担当し、以後はテキサス州ヒューストンのジョンソン宇宙センター (JSC) にあるミッションコントロールセンター〈MCC-H〉に運用管制が引き継がれる。ヒューストンのMCCは、1965年のジェミニ計画以来、国際宇宙ステーション(ISS)のアメリカ担当部分を含め、NASAの全ての有人宇宙ミッションの運用管制を担ってきた。 そのほか、カリフォルニア州パサデナにあるジェット推進研究所 (JPL) は、地球軌道の外側を航行するNASAの全ての無人宇宙機、及びディープスペースネットワークの圏内にある宇宙探査機の運用を宇宙飛行運用施設(英語版)〈SFOF〉から管理している。メリーランド州グリーンベルトにあるゴダード宇宙飛行センター (GSFC) は、ハッブル宇宙望遠鏡の運用管制を行なっている。アラバマ州ハンツビルにあるマーシャル宇宙飛行センター (MSFC) のペイロード運用統合センター〈POIC〉は、ISSで行われる科学的活動を24時間体制で監視している。カリフォルニア州モフェットフィールドにあるエイムズ研究センター (ARC) では、マルチミッション・オペレーション・センター〈MMOC〉が同センターの主導する宇宙飛行ミッションの運用を担っている。メリーランド州ボルティモア近郊にある応用物理研究所(英語版)では、メッセンジャー及びニュー・ホライズンズのミッションが運用管制された。
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「アメリカ航空宇宙局」の例文・使い方・用例・文例
- アメリカ航空宇宙局という機関
- アメリカ航空宇宙局(NASA)の協力のもと,ロッキード・マーティン社がこの映画を後援した。
- 3月11日,アメリカ航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル「エンデバー」が打ち上げに成功した。
- アメリカ航空宇宙局(NASA)は,フロリダ州にあるケネディ宇宙センター内で民間企業に商業用ロケット発射施設を建設してもらう計画をまとめた。
- アメリカ航空宇宙局(NASA)は7月31日,火星で水の存在が科学的に確認されたと発表した。
- 2人の候補者は6月に渡米し,アメリカ航空宇宙局(NASA)で約2年間訓練を受けた後,正式に宇宙飛行士の資格を得る。
- 7月31日,スペースシャトル「エンデバー号」が,米国・フロリダ州にあるアメリカ航空宇宙局(NASA)のケネディ宇宙センターに到着した。
- アメリカ航空宇宙局(NASA)の火星探査車「オポチュニティ」が先日,史上最大のいん石を発見した。
- 2009年は,ガリレオ・ガリレイが初めて天体望遠鏡を使ってから400周年,アメリカ航空宇宙局(NASA)の設立50周年,そして人類の月面着陸から40周年にあたる。
- アメリカ航空宇宙局(NASA)のチャールズ・ボールデン長官は日本の無人貨物宇宙船である宇宙ステーション補給機(HTV)について語った。
- 5月16日朝,アメリカ航空宇宙局(NASA)は,マーク・ケリー船長と他の5人の乗組員が乗ったスペースシャトル「エンデバー」を打ち上げた。
- アメリカ航空宇宙局(NASA)は先日,2016年に無人宇宙探査機「OSIRIS-REx(オシリス・レックス)」を打ち上げると発表した。
- スペースXは,アメリカ航空宇宙局(NASA)との16億ドル(約1270億円)の契約に基づいて,商業貨物輸送便を12回打ち上げる計画だ。
- アメリカ航空宇宙局(NASA)は,火星探査機「キュリオシティー」が8月6日,火星に無事着陸したと発表した。
- アメリカ航空宇宙局(NASA)によると,その隕石は秒速18キロで地球の大気圏に突入した。
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