トーラス
分類:ロケット
名称:トーラス/Taurus
打上げ国名・機関:アメリカ/アメリカ航空宇宙局(NASA)
開発機関・会社:オービタル・サイセンシズ社(OSC)
運用機関・会社:オービタル・サイセンシズ社(OSC)
打上げ場所:バンデンバーグ空軍基地
運用開始年:1994年解説:トーラスは、アメリカのベンチャー企業のオービタル・サイエンシズ社(OSC)が開発した小型衛星の商業打上げ機です。全部で4段式で、第1段には固体推進剤のキャスター120、第2段から上はOSCが開発したペガサス空中発射打上げ機の固体の第1/2/3段を流用しています。低コストをねらった簡略な構成で、1回の打上げ費用は1800万ドルになります。トーラスの1号機は、キャスター120に代えてピースキーパー大陸間弾道ミサイルの第1段を使用、1994年3月13日にアメリカ国防省先進研究計画局(DARPA)の衛星を打ち上げました。2号機は98年2月10日に、OSC自身の低高度通信衛星オーブコムの打上げに使われています。
トーラスをよく知るためのアラカルト
どんな形をして、どんな性能を持っているの?
打上げや飛行の順序はどうなっているの?
どんなものを打ち上げたの?
どのくらい成功しているの?
この他に、同じシリーズでどんな機種があるの?
分類:ロケットトーラスをよく知るためのアラカルト
どんな形をし、どんな性能を持っているの?
打上げや飛行の順序はどうなっているの?
どんなものを打ち上げたの?
どのくらい成功しているの?
この他に、同じシリーズでどんな機種があるの?1.どんな形をし、どんな性能を持っているの?
全固体推進剤ロケット4段式。全長22.6mm、直径2.4m、打ち上げ重量71.4t、初段推力131.2t。低高度軌道ペイロード1363キログラム、静止遷移軌道ペイロード431キログラム。
2.打上げや飛行の順序はどうなっているの?
トーラスは、ガントリー等の支えなしに、直接に発射台の上に立てられて、離昇します。第1段は83秒、第2段は72秒、第3段は73秒、第4段は240秒それぞれ燃焼し、ペイロードを衛星軌道に投入します。
3.どんなものを打ち上げたの?
DARPASAT、オーブコムがあります。4.どのくらい成功しているの?
2001年9月現在で6回打ち上げられ、5回成功しています。5.この他に、同じシリーズでどんな機種があるの?
OSCのペガサスと第2/3/4段が共通です。
トーラス
トーラス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/03 05:09 UTC 版)
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2015年5月) |
初等幾何学におけるトーラス(英: torus, 複数形: tori)、円環面、輪環面は、円周を回転して得られる回転面である。
いくつかの文脈では、二つの単位円周の直積集合 S1 × S1(に適当な構造を入れたもの)を「トーラス」と定義する。特に、位相幾何学における「トーラス」は、直積位相を備えた S1 × S1 に同相な図形の総称として用いられ、種数 1 の閉曲面(コンパクト二次元多様体)として特徴づけられる。このようなトーラスは三次元ユークリッド空間 R3 に位相的に埋め込めるが、各生成円をそれぞれ別の平面 R2 に埋め込んで、それら埋め込みを保つような直積空間としての「トーラス」をユークリッド空間に埋め込むことは R3 では不可能で、R4 で考える必要がある。これはクリフォードトーラス と呼ばれる、四次元空間内の曲面を成す。
混同すべきでない関連の深い図形として、トーラスに囲まれた領域(三次元図形)すなわち「中身の詰まったトーラス」(solid torus) を、トーラス体、輪環体、円環体などと(対してもとのトーラスをトーラス面 (toroid) と)呼ぶこともある。また、中身の詰まったトーラスを単に「トーラス」(toroid) と呼ぶ場合があるので注意が必要である。また、同様に「円環」などと呼ばれる別の図形アニュラス(annulus、環帯)とも混同してはならない。
トーラス形
最もありふれたトーラスは、円(周)の外側に回転軸を置き得られる回転体、代表的なドーナツの形状の一つである「リングドーナツ」型で、いわゆる「ドーナツ型」である(ドーナツには球など様々な形があり、全てがトーラスの形状ではない。)。
トーラスの形と大きさを示すには大円の半径である大半径 R と、小円の半径である小半径 r (R > r) の2つの値が必要である(図)。小円とは回転体の断面の円、大円は小円の中心がなす円のことである。大円はトーラスの中心曲線(ちゅうしんきょくせん、core curve)ともいわれる。このトーラスは、xz 平面上の円 C
位相的トーラス
位相幾何学的には、トーラスはどれだけ伸縮してもいい。有名な例は、ドーナツとコーヒーカップは同相である、というものである。つまり、コーヒーカップ(の表面)もトーラスである。
また、結び目状になっているトーラスを考えることもできる。全ての結び目が円周に同相なように、結び目状になっているトーラスも標準的なトーラスと同相になる。ただし中心曲線の結び目が異なれば3次元空間上ではそれらは同位にならない。
性質
- トーラスの基本群は ⟨x, y : xyx−1y−1⟩ である。
多孔トーラス
トーラスは、2次元球面から2つの円板を除去し、その境界に円柱面 S1×I の両端を貼り付けることによってつくることもできる。トーラスに対してさらにもう1つシリンダーをつけた曲面は二つ穴トーラス (double torus) と呼ぶことがある。これを繰り返してさらに多くの穴を持ったトーラスを考えることができ、穴の個数のことを種数という。また、シリンダーをつける操作は、新たなトーラスを連結和によって加えていることに相当する。
- 2つ穴トーラス
- 3つ穴トーラス
トーラス形多面体
位相的にトーラス(あるいは多孔トーラス)である多面体はトーラス形多面体 (toroidal polyhedra) または穿孔多面体(穴のある多面体)と呼ばれる。
n次元トーラス
円周あるいは単純閉曲線 S1 を 1 次元トーラスという。冒頭で述べた意味でのトーラスは S1 × S1 とあらわすことができる(片方の S1 をメリディアン、もう片方の S1 をロンジチュードと考えればよい)。一般に、n 次元トーラスあるいは簡単に n-トーラス Tn とは S1 の n 個の直積
外部リンク
- トーラス・ゲームズ トーラス空間上のゲームで遊ぶことができるゲーム・ソフト(日本語)
- Weisstein, Eric W. "Torus". mathworld.wolfram.com (英語).
- torus in nLab
- torus - PlanetMath.(英語)
- Definition:Torus at ProofWiki
- Voitsekhovskii, M.I.; Popov, V.L. (2001), “Torus”, in Hazewinkel, Michiel, Encyclopedia of Mathematics, Springer, ISBN 978-1-55608-010-4