キャスター120
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/13 06:09 UTC 版)
「キャスター (ロケットモータ)」の記事における「キャスター120」の解説
キャスター120はピースキーパー弾道ミサイル用の第1段ロケットモータSR118の民生用派生型であり、既存の技術を活用することで信頼性の高い中型ロケットブースタとして開発された。末尾の"120"は計画段階における補助ロケットの質量を1,000ポンドを単位として表したものであるが、モータケースへの炭素繊維強化プラスチック (CFRP) の採用によって計画時よりも3,000ポンドほど軽量になった。可動ノズルによるTVC能力を持つが、固定ノズル化することも可能である。 ロッキード・マーチンの小型人工衛星打ち上げロケットアテナIの第1段として最初に使用され、増強型のアテナIIでは第1段と第2段に使用された。他にOSCのトーラスの第0段ブースタとして用いられる。
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