たんそせんい‐きょうかプラスチック〔タンソセンヰキヤウクワ‐〕【炭素繊維強化プラスチック】
読み方:たんそせんいきょうかぷらすちっく
炭素繊維強化プラスチック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/17 07:26 UTC 版)
炭素繊維強化プラスチック(たんそせんいきょうかプラスチック、英: Carbon Fiber Reinforced Plastics, CFRP)は、炭素繊維で樹脂を強化した複合材料である。よりなじみのある複合材料の鉄筋コンクリートで例えると、樹脂がコンクリートに相当し、炭素繊維が鉄筋に相当するものである。
- ^ CFRP(carbon fiber reinforced plastics) - 産業動向 - Tech-On!
- ^ JACI テキスト:GSC 入門~ GSC 賞を受賞した社会的実践事例から学ぶ GSC. 公益社団法人 新化学技術推進協会. (2017-3). p. 4
- ^ マイクロ波を用いた熱可塑性 CFRP の高速成形技術の開発
- ^ 【社長会見】東海道新幹線新大阪駅20〜26番線への可動柵設置について (PDF) - JR東海 2018年8月1日
- 1 炭素繊維強化プラスチックとは
- 2 炭素繊維強化プラスチックの概要
- 3 ドライカーボンとウェットカーボン
- 4 特性
- 5 適用先
- 6 製造方法
- 7 ライフサイクル
炭素繊維強化プラスチック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/07 17:17 UTC 版)
「フレーム素材 (自転車)」の記事における「炭素繊維強化プラスチック」の解説
「炭素繊維強化プラスチック」も参照 炭素繊維を熱硬化性樹脂に浸し、加熱して固めて作られる。単に「カーボン(フレーム)」と呼ばれることが多い。型でフレームの大部分ごと、あるいは全体を一体成形するものが普及してきた。CFRPパイプをラグ(lug = 管継手)で接いだタイプもある。史上初のカーボンフレームは1986年にKESTRELが発売した「KESTREL4000」。つなぎ目のないカーボンモノコック構造にインナーケーブル内蔵のエアロフォルム。 モノコックタイプのフレームにはもはやフレーム構造ではないものもある(1990年代ごろのTTバイクなど)が便宜上フレーム呼ばれる。逆にダイアモンドタイプの概観でモノコックを謳うものもある(外皮の部分ごとに応力分布を計算し、コアを入れるなど工夫を凝らしている)。カーボンモノコックの製品はメーカーの技術により性能が大きく左右する。フレーム構造に比べて解析が困難であることに加え、炭素繊維の持つ特質――引張の力には強いが剪断の力には弱い、剛性(ヤング率)の高いものほど圧縮に弱いなど――により、繊維の種類や方向を綿密に設計しなければならないためである。そのため十分な性能を得るには有限要素法等の強度解析や独特のノウハウが必要とされる。最近はアルミやスチールのフレーム用チューブを供給していた鉄鋼メーカーが素材としてカーボンチューブやカーボンラグを供給している。これにより、現在では小規模なメーカーでも容易にカーボンフレームを作成することが出来るようになった。 近年ではカーボンの持つ2つの特性、すなわち剛性の高さと衝撃吸収性のそれぞれを前面に出した「レーシングモデル」「コンフォートモデル」に二分され、それぞれ発展を続けている。 長所 形状および設計の自由度が高い。比重が小さく、比剛性と振動吸収性が高い。現状では実質唯一の自転車競技車用素材である。 短所 現行で採用されているフレーム材料としては最も高価。運用や保守に高度な専門性と知識が必要とされる。破損した場合修理はほぼ不可能であり、仮に再接合出来たとしても元の性能特性には戻らない。
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炭素繊維強化プラスチック (CFRP, Carbon-Fiber-Reinforced Plastics)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 02:12 UTC 版)
「繊維強化プラスチック」の記事における「炭素繊維強化プラスチック (CFRP, Carbon-Fiber-Reinforced Plastics)」の解説
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炭素繊維強化プラスチック(カーボンファイバー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 04:43 UTC 版)
「スポイラー (自動車)」の記事における「炭素繊維強化プラスチック(カーボンファイバー)」の解説
カーボンファイバーは軽量かつ耐久性があるが、高価である。大量の手作業のため、現在自動車部品の大規模生産においてカーボンファイバーを広く使用することはできない。
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