じゆう‐ど〔ジイウ‐〕【自由度】
自由度 degrees of freedom
自由度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/03 04:59 UTC 版)
![]() | この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2012年8月) |
自由度(じゆうど、英語: degree of freedom)とは、一般に、変数のうち独立に選べるものの数、すなわち、全変数の数から、それら相互間に成り立つ関係式(束縛条件、拘束条件)の数を引いたものである。数学的に言えば、多様体の次元である。「自由度1」、「1自由度」などと表現する。
自由度は、力学、機構学、統計学などで使用され、意味は上記の定義に準じるが、それぞれの具体的に示唆する処は異なる。
力学
力学では、系を構成する全質点の座標のうち、独立に決定できるものの数をいう。
- 1質点:3次元空間での並進が許されている場合、自由度は3である。
- 2質点系:それぞれの質点が独立に運動する場合、自由度は6である。両者の質量中心を系の代表座標とし、重心の並進3自由度、重心回りの回転2自由度、重心をはさむ2質点間の相対距離の変化すなわち振動1自由度によって表現されることが多い。
- 剛体:n 質点系(ただし n ≥ 3)において、全質点間の相対距離が不変であるという代数的な拘束条件が課される。このため、系全体の自由度は並進3自由度、回転3自由度の計6自由度となる。平面上に運動が拘束されているならば、並進2自由度、回転1自由度の計3自由度となる。
関連項目:統計力学、エネルギー等配分の法則
機構学
機構学においては、機構全体の構造を決定する可動変数の数を指す。機構を構成するリンクは剛体とみなされるため力学における定義に準じ、さらにリンクの接点である対偶によって拘束条件が代数的に表現されるため、自由度計算の定式化が比較的容易である。
例えば、平面上において1自由度対偶および2自由度対偶からなる機構の全自由度は次式で表される。
- 西岡康夫『数学チュートリアル やさしく語る 確率統計』オーム社、2013年。ISBN 9784274214073。
- 伏見康治『確率論及統計論』河出書房、1942年。ISBN 9784874720127 。
- 日本数学会『数学辞典』岩波書店、2007年。ISBN 9784000803090。
- 日本規格協会, JIS Z 8101-1:1999 統計−用語と記号−第1部:確率及び一般統計用語
関連項目
自由度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 05:56 UTC 版)
「ドラゴンクエストVI 幻の大地」の記事における「自由度」の解説
前作はほとんどストーリーの流れに沿った順番でしかゲームを進行できなかった。しかし、前作より自由度の高かった『ドラゴンクエスト』・『II』を『ドラゴンクエストI・II』としてリメイクしたことをきっかけに、本作でも自由度を大切にするというコンセプトで作ることになった。物語中盤以降は次の目的地が明確に示されず、行動できる範囲をさまよううちに新しい“発見”ができるという仕組みになっている。特に海底に行く手段を得た後は、どの順番でもシナリオを攻略できるようになっている。
※この「自由度」の解説は、「ドラゴンクエストVI 幻の大地」の解説の一部です。
「自由度」を含む「ドラゴンクエストVI 幻の大地」の記事については、「ドラゴンクエストVI 幻の大地」の概要を参照ください。
「自由度」の例文・使い方・用例・文例
- 自由度のページへのリンク