ドローン
英語:drone
無人で遠隔操作や自動制御によって飛行できる航空機の総称。英語の「drone」は「(無線操縦の)無人機」あるいは「オス蜂」といった意味の語。
2015年7月に閣議決定された改正航空法では、ドローン(無人航空機)について次のように定義されている。
航空の用に供することができる飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船そのた政令で定める機器であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦(中着)により、飛行させることができるもの(中略)をいう。 ― 新旧対照条文よりドローンと呼ばれる機器にはさまざまな用途、大きさ、形状の航空機が含まれる。たとえば軍用のドローンは幅十数メートルの主翼を持つ大型機であり、偵察や爆撃に用いられている。商用のドローンは幅数十センチメートル程度の小型~中型機で、回転翼機(マルチコプター)であることが多い。さらに個人向けの、いわゆるラジコン飛行機に類する小型玩具もドローンと呼ばれることがある。
商用ドローンは容易に立ち入れない場所を空撮する用途などで普及が進んでいる。また、荷物の配送システムに用いる研究なども進められている。
ドローンは2010年代前半を通じて一般への普及が急速に進み、法整備が後を追う格好となっている。2015年4月には首相官邸の屋上で落下したドローンが見つかり、微量の放射性物質を含む容器が搭載されていたこともあって、大きく報じられた。
むじん‐こうくうき〔‐カウクウキ〕【無人航空機】
読み方:むじんこうくうき
人が搭乗せず、遠隔操作や自動操縦で動く航空機。ドローン。UAV(unmanned aerial vehicle/unmanned air vehicle)。→無人機
ドローン
【英】drone
ドローンとは、乗務員を乗せずに遠隔操作や自律制御によって飛行する航空機のことである。
小型のドローンは人が容易に立ち入れない場所にも飛んで行けるため、空撮システムなどとして多く用いられている。空撮向けのドローンは複数のローターを備えたマルチコプター型のものが多い。
2013年にはAmazon.comがドローンを宅配システムに用いる(ドローン配送)の研究を進めていると公表して話題を集めた。
無人航空機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/26 06:55 UTC 版)
- 1 無人航空機とは
- 2 無人航空機の概要
無人航空機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/01 02:36 UTC 版)
単なるラジオコントロール飛行機にカメラなどを搭載して撮影を行うことは古くからしばしば行われたが、無人航空機ではオートパイロットを更に進歩させた自力での飛行機能を備え、危険空域の偵察行動(軍事地域から災害地域まで様々)や農薬の空中作業などといった実際の作業を行うものもあり、こと探査機としてはいつ噴火するか判らない火山の調査などを行う。災害ではレスキューロボット開発の一環として、小型無人航空機による被災者の捜索や被災地域の調査も計画されている。
※この「無人航空機」の解説は、「探査機」の解説の一部です。
「無人航空機」を含む「探査機」の記事については、「探査機」の概要を参照ください。
無人航空機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/28 08:05 UTC 版)
「ソユーズ RD-1700」の記事における「無人航空機」の解説
検討中。
※この「無人航空機」の解説は、「ソユーズ RD-1700」の解説の一部です。
「無人航空機」を含む「ソユーズ RD-1700」の記事については、「ソユーズ RD-1700」の概要を参照ください。
無人航空機 (UAV)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/05 01:10 UTC 版)
「eVTOL」の記事における「無人航空機 (UAV)」の解説
無人マルチコプターは、eVTOLのカテゴリーに初めて登場した飛行機である。当初は研究開発の目的で使用されていたが、現在では本格的な航空機と見なされている。
※この「無人航空機 (UAV)」の解説は、「eVTOL」の解説の一部です。
「無人航空機 (UAV)」を含む「eVTOL」の記事については、「eVTOL」の概要を参照ください。
無人航空機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 20:07 UTC 版)
名称画像離陸重量飛行距離飛行時間状態初飛行日時 開発製造生産数注釈ZALA-421 1.5~95kg2~50km0.5~8時間 量産 «ZALA AERO GROUP» ? T-23 T-28「エルロン-3」1 3.5kg50km1.5時間 量産 2003年 無人航空機システム産業複合体「エニックス」 200 T-10 「エルロン-10」 15.5kg50km2.5時間 量産 2007年 無人航空機システム産業複合体「エニックス」 ? 「オルラン(鷲)-10」 14kg600km16時間 量産 2010年 「特別技術センター」 1,000 「タキオン」 25kg40km2時間 量産 2015年 「イジマシ無人システム」 イジェフスク機械製作工場*兵器メーカー。「Иж(Izh)」とも表す。 ? 「フォルパスト」「フォルパスト-R」 450kg400km18時間 生産 2012年 ウラル民間航空機工場 90 「ダゾール(偵察)-600」 720kg3,500km24時間 生産準備完了 2010年 「トランザース」カンパニーセル1E ? 「オリオン」 1000kg250km24時間 生産 2016 「クロンシュタットグループ」 ? 「アルタイル」 5トン1,000km48時間 飛行試験 2019年8月 NGO「シモノフ記念実験開発局」 ? S-70 20トン 飛行試験 2019年8月3日 スホーイ実験開発局
※この「無人航空機」の解説は、「ロシアの航空産業」の解説の一部です。
「無人航空機」を含む「ロシアの航空産業」の記事については、「ロシアの航空産業」の概要を参照ください。
- 無人航空機のページへのリンク