地対空ミサイルとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 地対空ミサイルの意味・解説 

ちたいくう‐ミサイル【地対空ミサイル】


【地対空ミサイル】(ちたいくうみさいる)

Surface to Air Missile (SAM)

地上から航空機攻撃するためのミサイル
近代戦争で航空優勢獲得阻止することが重要な意味を持つため、各国軍に幅広く普及している。
現代では「対空」と名のつく陸上兵器SAM搭載しないものはほとんど存在しない

標的構造十分な装甲持ち得ないため、さほど多大な破壊力は必要とされない
従って小型化も容易であり、歩兵携行することも少なくない
また、掩蔽された小型SAM発見が困難であり、航空部隊にとっては大きな脅威となる。

世界の主な短距離地対空ミサイル

世界の主な携帯式短距離地対空ミサイル

携帯式の他に車両搭載式も有り

世界の主な短距離地対空ミサイル(自走対空砲搭載型)

世界の主な中距離地対空ミサイル

世界の主な長距離地対空ミサイル

関連弾道弾迎撃ミサイル 艦対空ミサイル 高射砲


地対空ミサイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/23 22:52 UTC 版)

地対空ミサイル(ちたいくうミサイル、英語: surface-to-air missile, SAM / ground-to-air missile, GAM)は、空中目標(航空機弾道ミサイル巡航ミサイル)を迎撃するために地上から発射されるミサイル。ミサイル・サイトを設置する必要のある大型ミサイルから、車載型、兵士が発射機を肩に担いで発射する携帯式防空ミサイルシステムまである。防空ミサイルとも呼ばれる[1]対空砲と並ぶ主要な対空兵器である。


注釈

  1. ^ 海戦分野においては、対水上火力を兼任させるた め、依然として大部分の戦闘艦に57-76mmの両用砲が搭載されている。

出典



「地対空ミサイル」の続きの解説一覧

地対空ミサイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/13 16:43 UTC 版)

イラン陸軍」の記事における「地対空ミサイル」の解説

レイピアミサイルシステム - イギリス製の短距離ミサイルパフラヴィー朝時代1973年購入MIM-23 - アメリカ製中距離対空ミサイルパフラヴィー朝時代購入し、現在もなお運用中。 S-75/SA-2 2K12/SA-6 S-300/SA-10

※この「地対空ミサイル」の解説は、「イラン陸軍」の解説の一部です。
「地対空ミサイル」を含む「イラン陸軍」の記事については、「イラン陸軍」の概要を参照ください。


地対空ミサイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 04:30 UTC 版)

ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE」の記事における「地対空ミサイル」の解説

東都銀行警備の際、建物脇に配置されレイピア地対空ミサイルに似た架空ミサイルルパンヘリ逃亡することが多いので、長年経験からそれを見越した銭形警部手配した

※この「地対空ミサイル」の解説は、「ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE」の解説の一部です。
「地対空ミサイル」を含む「ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE」の記事については、「ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE」の概要を参照ください。


地対空ミサイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 07:00 UTC 版)

核ミサイル」の記事における「地対空ミサイル」の解説

ソ連アメリカの戦略爆撃機部隊迎撃用に核弾頭備えた地対空ミサイルを配備していた。

※この「地対空ミサイル」の解説は、「核ミサイル」の解説の一部です。
「地対空ミサイル」を含む「核ミサイル」の記事については、「核ミサイル」の概要を参照ください。


地対空ミサイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 08:42 UTC 版)

朝鮮人民軍の兵器一覧」の記事における「地対空ミサイル」の解説

S-75(SA-2ガイドライン」) - 2010年代でも運用されている数少ない国である。 S-125SA-3ゴア」) S-200(SA-5ガモン」) 9K35(SA-13「ゴファー」) - 弾頭発射弾数改良加えられている物も存在する2018年行われた軍事パレード登場したその時見られたものは、4発搭載するボックス型発射機左右両側合わせ計8発搭載したものとなっていた。 新型地対空ミサイル - ロシア9K330SA-15ガントレット」)のコピー2020年10月軍事パレードに、発射機装甲トレーラー搭載した車両登場した。なお、原型となったとみられるものの派生型にもトラックトレーラー搭載する廉価版があるため、それを参考にしたと思われるポンゲ5 - ロシアS-300SA-10グランブル」/SA-12「グラディエーター」)のコピーまたはライセンス生産型2-3連装発射機のほか、4連装発射機とみられる車両も有。 2015年頃の軍事パレード登場した際には多機能レーダー搭載したトラック登場した。なおレーダー形状的には元にしたとされるS-300地対空ミサイルの目標追尾ミサイル誘導使われる30N6「フラップリッド」と酷似している。 ポンゲ6 - ロシア製S-400(SA-21グラウラー」)のコピーまたはライセンス生産型。4連装発射機とみられる車両が有。

※この「地対空ミサイル」の解説は、「朝鮮人民軍の兵器一覧」の解説の一部です。
「地対空ミサイル」を含む「朝鮮人民軍の兵器一覧」の記事については、「朝鮮人民軍の兵器一覧」の概要を参照ください。


地対空ミサイル(SAM:英: surface-to-air missile)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 06:48 UTC 版)

ミサイル」の記事における「地対空ミサイル(SAM:英: surface-to-air missile)」の解説

地上から発射される対空ミサイル拠点防空用の長射程ミサイル野戦防空用の中短射程ミサイル分けられる

※この「地対空ミサイル(SAM:英: surface-to-air missile)」の解説は、「ミサイル」の解説の一部です。
「地対空ミサイル(SAM:英: surface-to-air missile)」を含む「ミサイル」の記事については、「ミサイル」の概要を参照ください。


地対空ミサイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 16:56 UTC 版)

中国人民解放軍海軍航空兵」の記事における「地対空ミサイル」の解説

システム名開発国射程用途派生型発射機配備数備考自走式発射機HQ-9 中国 長距離 HQ-9 32 S-300Pをベースにした独自開発版。

※この「地対空ミサイル」の解説は、「中国人民解放軍海軍航空兵」の解説の一部です。
「地対空ミサイル」を含む「中国人民解放軍海軍航空兵」の記事については、「中国人民解放軍海軍航空兵」の概要を参照ください。


地対空ミサイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 05:50 UTC 版)

中国人民解放軍空軍」の記事における「地対空ミサイル」の解説

システム名開発国射程用途派生型発射機備考自走式発射機S-400 ロシア 長距離 S-400 16 S-300 ソビエト連邦 長距離 S-300PMUS-300PMU1S-300PMU2 326464 HQ-9 中国 長距離 HQ-9HQ-9B 18060 S-300Pをベースにした独自開発版。 HQ-22 中国 長距離 HQ-22 100+ HQ-12(KS-1A)(en) 中国 中距離 HQ-12 150 HQ-7 中国 短距離 HQ-7 30 フランス製クロタルミサイルの独自生産機。 HQ-64(en) 中国 短距離 HQ-6AHQ-6D 50+24 牽引式発射機HQ-2 中国 中距離 HQ-2HQ-2AHQ-2B 80 ソ連製S-75ミサイルの独自改良型携帯式発射機QW-1 中国 携帯式 QW-1 運用中

※この「地対空ミサイル」の解説は、「中国人民解放軍空軍」の解説の一部です。
「地対空ミサイル」を含む「中国人民解放軍空軍」の記事については、「中国人民解放軍空軍」の概要を参照ください。


地対空ミサイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 23:21 UTC 版)

NATOコードネームの一覧 (ミサイル)」の記事における「地対空ミサイル」の解説

英語で地対空ミサイルを意味するsurface-to-air missile」(SAM)に合わせて型番は「SA」に統一されている。個々ミサイルニックネーム頭文字は「G」で統一されている。カッコ内はロシア語の名称。陸上配備対空ミサイル携帯型対空ミサイルと、対弾道弾迎撃ミサイル含まれるDoD番号では艦載対空ミサイルはSA-N-xxで示し陸上配備ミサイル分けている。旧ソ連では陸上配備ミサイル艦載手直ししたり、その逆を行ったりといった事が多いため、DoD番号異なって実際には同じミサイルである事がある。この場合NATOではコードネーム別にていない。従って9K33(発射機を含むシステムソ連工業番号)、9M33(ミサイル単独ソ連工業番号)、Osa-M(ソ連海軍名称)、Osa(ソ連陸軍名称)、SA-8(陸上配備ミサイルDoD番号)、SA-N-4(艦載ミサイルDoD番号Gecko(NATOコードネーム)のような表記全て一つミサイルに対して出現することとなる。

※この「地対空ミサイル」の解説は、「NATOコードネームの一覧 (ミサイル)」の解説の一部です。
「地対空ミサイル」を含む「NATOコードネームの一覧 (ミサイル)」の記事については、「NATOコードネームの一覧 (ミサイル)」の概要を参照ください。


地対空ミサイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/03 03:17 UTC 版)

ミサイル万能論」の記事における「地対空ミサイル」の解説

上述のような戦闘機搭載兵器ミサイル置き換えられるという主張からさらに進んで、地対空ミサイルの実用化によって、有人戦闘機(特に要撃機自体不要になるという主張なされた事があるアメリカ初の地対空ミサイルであるF-99ボマークは「最初無人戦闘機」として宣伝されたのも、この考えに基づくものである隣国カナダにおいては、実際にCF-105アロー戦闘機開発放棄しボマーク配備をもって代える事となった。 イギリスにおいては保守党政権のダンカン・サンディス(Duncan Sandys国防相による1957年国防白書が有名である。これにより航空機開発予算削減されイングリッシュ・エレクトリック ライトニング最初で最後2011年現在)のイギリス独自開発超音速戦闘機となった日本においてもF-104が「最後の有人戦闘機」と宣伝され本機航空自衛隊最後の戦闘機となり、以降は地対空ミサイルが主力になると予想された。また地対空ミサイルの導入にあたっては、航空自衛隊が「地対空ミサイルは無人戦闘機である」、陸上自衛隊が「対空砲火延長である」として、熾烈な縄張り争い行いナイキJ航空自衛隊改良ホーク陸上自衛隊導入するという、玉虫色決着なされた昭和50年頃には、日本の防衛ありかたとしてハリネズミ防衛論が、主に公明党によって主張された。航空分野においては他国攻撃できる戦闘機廃止して全て地対空ミサイルに置き換える事が提案されている。 いずれにせよ戦闘機全てミサイル置き換わるというのは、現在に至るも実現には至らず、地対空ミサイルは戦闘機任務全て代替するものではなく併存補完する存在という位置づけ定着している。特に平時における要撃機スクランブル任務は、領空侵犯可能性のある他国機体監視領空侵犯した他国機体警告与え威嚇し領空外に退去させるのが主任務であり、こういった目的には地対空ミサイルは用いる事ができない。 現在は無人戦闘機UCAV)が開発途上にあり、将来的有人戦闘機をこれに置き換えられる可能性考えられるが、戦闘機そのもの置き換える事を想定したミサイル開発行われていない。

※この「地対空ミサイル」の解説は、「ミサイル万能論」の解説の一部です。
「地対空ミサイル」を含む「ミサイル万能論」の記事については、「ミサイル万能論」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「地対空ミサイル」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「地対空ミサイル」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「地対空ミサイル」の関連用語

地対空ミサイルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



地対空ミサイルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
航空軍事用語辞典++航空軍事用語辞典++
この記事はMASDF 航空軍事用語辞典++の記事を転載しております。
MASDFでは航空及び軍事についての様々なコンテンツをご覧頂けます。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの地対空ミサイル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのイラン陸軍 (改訂履歴)、ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE (改訂履歴)、核ミサイル (改訂履歴)、朝鮮人民軍の兵器一覧 (改訂履歴)、ミサイル (改訂履歴)、中国人民解放軍海軍航空兵 (改訂履歴)、中国人民解放軍空軍 (改訂履歴)、NATOコードネームの一覧 (ミサイル) (改訂履歴)、ミサイル万能論 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS