ガイドラインとは? わかりやすく解説

ガイドライン

英語:guideline

ガイドライン(guideline)とは、特定の行動活動を行う際の基準手引きを示す指針である。これは、一貫性を保つため、または特定の目標達成するために設けられる。ガイドラインは、法律規則とは異なり強制力はないが、それに従うことが推奨される例えば、企業では従業員行動規範品質管理のためのガイドラインが設けられることがあるまた、ウェブサイトのデザインSEO対策においても、効果的な結果を得るためのガイドラインが存在する。これらは、特定の目標達成のための最善の手段を示すもので、適切に利用することで効率的な結果を得ることが可能となる。

guideline

別表記:ガイドライン

「guideline」とは、「指針」「ガイドライン」といったルール法律などの守るべきものについてどのように行動したらいいかまとめたものを指す英語表現である。

「guideline」とは・「guideline」の意味

「guideline」は、政策や行動などの「指針」や「ガイドライン」のことを意味する英語表現である。また正し位置を示す「案内線」や「けい線の意味でも使われている。複数形表記する場合は、「guidelines」になる。日本語では「ガイドライン」の略語として「ガイド」が使われることもある。しかし、英語の場合は「guideline」の略語として「guide」を使うことはないため注意が必要である。

「guideline」の語源

「guideline」における語源は、英語の「guide(導く)」と「line(線)」である。2つ英語表現合わせると「導く線」になることから転じて、「指針」や「案内線」の意味使われている。また「guide(導く)」は、古期フランス語の「guider(案内する)」が由来英語表現である。

「guideline」の発音・読み方

「guideline」における発音記号は、「gáidlàin」である。カタカナ英語で「ガイドライン」という言葉使われることも多いが、「ガァィドゥラァン(ヌ)」と表記したほうが実際発音に近いカタカナ表記である。

「guideline」と「guidelines」の違い

「guideline」と「guidelines」における違いは、複数形かどうかである。「guidelines」は「guideline」の複数形となるため、複数指針などがある場合には「guidelines」の表現使用する政策などの指針を示す場合1つ決まりだけではなく複数のことが決められている場合が多い。例えば「Basic Guidelines(基本指針)」や「Implementation Guidelines(実施指針)」のように使用できる

「guideline」と「guide」の違い

カタカナ表記した場合、「ガイドライン」と「ガイド」は同じ意味で使われる場合が多い。しかし英語の「guideline」と「guide」で考えた場合2つ英語表現異なる意味を持っているため区別して考え必要がある

まず「guideline」は、名詞として使われている英語表現で「指針」や「ガイドライン」などの意味使われている。一方guide」は動詞名詞両方使われる英語表現である。動詞の「guide」には、「導く」「案内する」「指導するの意味がある。また名詞の「guide」は、「ガイド」「案内人」「指導者」「指針」のことを意味している。2つとも「指針」という意味はあるが、使い方ニュアンスには違いがあるため区別が必要である。「guide」は「導く」や「案内人」などの意味があることから、何かを導くイメージ使われている英語表現である。一方「guideline」の場合、何かが起きたときにどのような行動をするのか方向性などを示したものといニュアンスがある。

「guideline」と「rule」の違い

「guideline」と「rule」は、日本語にするとそれぞれ指針」と「規則」になる。「guideline」の意味である「指針」とは、物事進めるべき方針頼りになるもの、もしくは手引きのことを示している。あくまで方向性示しているものなので、守らなくても何らかのペナルティ発生することはない。

一方ruleの意味である「規則」とは、従うべき決まりのことである。「規則」に従わない場合には、何らかの罰則設けられていることが多く、「rule」を破ることで物事成り立たなくなってしまうこともある。例えスポーツにおける「rule」では、決まり破ってしまうと相手チーム得点になる、相手チームボールになるなどのペナルティ用意されていることも多い。実際にrule」を破るとどのような罰則ペナルティ用意されているかは、それぞれのrule」で違いがある。

「guideline」の使い方・例文

「guideline」には、以下のような例文あげられる

・They prepared the documents according to the company's guidelines.
彼らは会社のガイドラインに従って書類作成した

・I received words from my teacher that serve as guidelines for my life.
私は恩師から人生指針となる言葉もらった

・I made a mark based on the guideline.
案内線をたよりに印をつけた。

Today's orientation will proceed with reference to the guidelines.
今日オリエンテーションはガイドラインを参考進められる予定である。

・He is gathering materials for the creation of concrete action guidelines.
彼は具体的な行動指針作成のために資料集めている。

ガイドライン【guideline】

読み方:がいどらいん

政策・施策などの指針指標

ワープロレタリングなどで、位置を示す線。

日米防衛協力のための指針」の通称

「ガイドライン」に似た言葉

ガイドライン

Guideline

【定義】 「指針」。証拠を示すデータもとづいて複数専門家合議結果推奨する検査・治療などの対処法公開したもの。発表主体としては政府機関(例:DHHS アメリカ保健福祉省)や、学会私的な研究会(例:日本HIV感染症治療研究会)などがある。ガイドラインに従えば、非専門家でも一定の成果をあげる治療をできる。またガイドラインから外れ治療法選択する場合は、根拠を示す必要がある。しかし最終的には治療への承諾患者選択するもの。ガイドラインは個々医師患者の関係を越えるものではない。ガイドラインに「専門家相談しなさい」と書いてあることもある。 

内容DHHSからは「思春期上の成人HIV感染症の治療」、「周産期母子感染の予防」、「曝露後予防」、「日和見感染症の治療」のガイドラインが多数公開されている。日本では厚労省研究班の「抗HIV治療ガイドライン」やHIV治療研究会の「HIV感染症治療のてびき」が公開されている。新しい知見増える改訂される。 

【URL】http://www.aidsinfo.nih.gov 、 www.hivjp.org http://www.acc.go.jp/kenkyu/guideline/2005guideline.pdf

《参照》 EBMHIV感染症の治療開始


ガイドライン guideline

全体 ★★★☆ 60歳以上 ★★☆☆

凡例

指針

将来すべての大学病院公的な共通のガイドライン指針によって医療に当たるよう望みたい

意味説明

政治業務などを具体的に運用する際に守られるべき指針手引き

運用指針 手引き


ガイドライン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/06 04:24 UTC 版)

ガイドライン: guidelines




「ガイドライン」の続きの解説一覧

ガイドライン

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 10:46 UTC 版)

名詞

ガイドライン

  1. 指針政府団体定め規制運用などの基準
  2. 罫線指標とする

発音(?)

語源


「ガイドライン」の例文・使い方・用例・文例

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