たいりくかん‐だんどうミサイル〔‐ダンダウ‐〕【大陸間弾道ミサイル】
【大陸間弾道ミサイル】(たいりくかんだんどうみさいる)
(Intercontinental ballistic missile ICBM)
弾道ミサイルの分類のひとつ。
有効射程距離が極めて長く、北米大陸からユーラシア大陸など、大洋に隔てられた大陸間を飛翔することが出来るミサイルを指す。
ロケットエンジンにより長距離を飛行するため、大量の燃料を搭載する必要上、弾体はきわめて大きくできている。
また、その弾体を敵のスパイや戦略偵察機・偵察衛星などから隠し、先制攻撃の被害を避けるため、平時は「ミサイルサイロ」と呼ばれる地下式の格納庫兼発射台に納められており、一朝有事の際に指令を受けて発射されるようになっていることが多い。
(具体的な機種については弾道ミサイルの項を参照のこと)
大陸間弾道ミサイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/22 23:31 UTC 版)
大陸間弾道ミサイル(たいりくかんだんどうミサイル、英語: intercontinental ballistic missile、略称:ICBM)は、有効射程が超長距離で北アメリカ大陸とユーラシア大陸間など、大洋に隔てられた大陸間を飛翔できる弾道ミサイル。大陸間弾道弾(たいりくかんだんどうだん)とも称する[注 1]。アメリカ合衆国やソビエト連邦間では、戦略兵器制限条約(SALT)により、有効射程が「アメリカ合衆国本土の北東国境とソ連本土の北西国境を結ぶ最短距離である5,500km以上」の弾道ミサイルと定義された。[1]
注釈
出典
- ^ Wragg, David W. (1973). A Dictionary of Aviation (first ed.). Osprey. p. 162. ISBN 9780850451634
- ^ トム・オコナー「ロシアが誇る「無敵」核兵器をアメリカは撃ち落とせない」ニューズウィーク日本版サイト(2018年3月7日)2018年3月12日閲覧
- ^ 「ロシア、改憲へ戦勝式典」『読売新聞』2020年6月25日(国際面)の写真解説。
- ^ 「火星14号」が933キロ飛行と発表 北朝鮮産経新聞(2017年7月4日)web魚拓
- ^ “北朝鮮、新型ICBM発射 青森沖EEZ落下 高度4500キロ「火星15」 北「米本土攻撃できる」主張”. 産経新聞社 (2017年11月29日). 2017年12月2日閲覧。
- ^ “北朝鮮のミサイル等関連情報”. 防衛省. 2022年3月11日閲覧。
- ^ “焦点:北朝鮮が巨大ICBM誇示、圧力と友好の「綱渡り」外交”. ロイター. (2020年10月12日)
- ^ 日本放送協会. “北朝鮮 固体燃料式の新型ICBM「火星18型」発射実験の映像公開 | NHK”. NHKニュース. 2023年4月14日閲覧。
- 1 大陸間弾道ミサイルとは
- 2 大陸間弾道ミサイルの概要
- 3 大陸間弾道ミサイルの一覧
- 4 脚注
大陸間弾道ミサイル(ICBM)
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「弾道ミサイル」の記事における「大陸間弾道ミサイル(ICBM)」の解説
射程約5,500km以上のもの。米ソ間で結ばれたSALT-IIでは、両国の首都地域(アメリカ合衆国東海岸とヨーロッパロシア)の距離を考慮して、前記距離が定義された。
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