発射台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/26 22:16 UTC 版)
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発射台(はっしゃだい、英: launch pad)はロケット、またはスペースシャトルの発射時に使用される荷重支持台。[1]英語をカタカナ読みしてローンチパッド、ランチパッド、または単にパッドと呼ばれることもある。宇宙港(Spaceport、射場とも)は1つ以上の発射台を備えている。
典型的な発射台はサービス構造物とアンビリカルケーブルから構成される。サービス構造物は発射前にロケットへの物理的アクセスを可能とし、発射時には安全な距離まで移動させられるか、回転させられることが多い。一方アンビリカルケーブルは打上げ機にガスや電力、通信リンクを供給する。打上げ機の下に位置するプラットフォームは、ロケットエンジンから発生する力と熱に耐えられる、撓んだフレーム構造をしている。
ほとんどのロケットは点火から数秒間の間、機体への安定した支持を必要とする。エンジンが安定すると、ロケットと発射台を繋いでいる分離ボルトが炸裂し、ロケットは上昇していく。
発射台への輸送
ロケットを発射台に輸送する方法はいくつか存在する。その例をいくつか挙げる。
- 過去にケネディ宇宙センター第39発射施設から打ち上げられたサターンVやサターンIBと同様に、スペースシャトルはまず初めにスペースシャトル組立棟でモバイル・ランチャー・プラットフォーム(MLP)の上に垂直に組み立てられる。その後シャトルを乗せたMLPはさらにクローラー・トランスポーターに乗せられ、ゆっくりと発射台に向かう[2]。ギアナ宇宙センターのアリアン5ロケットも同様のシステムが採用されている。
参考文献
- ^ Wragg, David W. (1973). A Dictionary of Aviation (first ed.). Osprey. p. 175. ISBN 9780850451634
- ^ “スペースシャトル概要, 帰還後の整備”. JAXA. 2010年7月30日閲覧。
関連項目
発射台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 02:02 UTC 版)
ロケットの発射台と同じく、地上に設備を作ってそこから発射するもの。 初期にはこのようなものが作られたこともあったが、偵察衛星や偵察機から容易にその実態をつかむことが可能である。また、発射台にミサイルを備え付けておくと雨風に晒されるため常に備え付けておくことはできず、発射するときは数日から数時間前には発射台に備え付け、発射準備をする必要がある。 偵察衛星により24時間の監視が可能になった後は、発射前からその様子の変化を捉えられ、攻撃機や爆撃機が進入して攻撃、あるいは敵国から巡航ミサイルが打ち込まれると、ミサイルは発射前に破壊されてしまう。また、破壊しなくともその様子が知られれば敵軍は厳戒態勢を取り、マスメディアにその情報を流して牽制することも可能なため、現在弾道ミサイルでこの方法をとっている国はほとんどない。 北朝鮮にあるテポドンの発射台はこの方式であったため、アメリカの偵察衛星に発見され、実際に発射前から情報が写真とともに民間に流されており、現在ではGoogle Earthでも東経129度40分、北緯40度51分にその姿を確認することができる 。
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