発射器についての概略とは? わかりやすく解説

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発射器についての概略

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/17 16:10 UTC 版)

7.2インチ 対地ロケット発射器 M17」の記事における「発射器についての概略」の解説

7.2インチロケット弾のための発射器は数多く生産されたが、中でも最も多く使用されたのがM17連装ロケット発射器である。 当初T40という名称が与えられていたこの発射器は20連装のもので箱形をしており、M4中戦車砲塔搭載された。左右向き砲塔動かして調整し仰俯角については発射器と連結した砲身上下動させることによって調整する装填前方砲口側)から行われ、単発射撃一斉射撃選択可能だった。またT34カリオペ発射器と同様に緊急時即時取り外しも可能である。 1944年頃から戦線使用され始め兵士から「ウイズバン(WhizBang擬音:「ヒューン」「バーン」の組み合わせ)」というあだ名呼ばれるようになった詳細は「T40ウイズバン」を参照

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発射器についての概略

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/22 14:54 UTC 版)

3インチ 対空ロケット発射器」の記事における「発射器についての概略」の解説

Mark.1ロケット弾運用する最初の発射器はグリニッジG・Aハーヴェイ社によって製作された。同社はこの発射器の設計10週間ほどの内に終わらせて1940年9月までに1000基を生産。その数は終戦までの間に2500基にのぼった。この発射器の開発にはBSAヴィッカースも関わっていたのだが、陸軍型はMk.1海軍型は3インチ ハーヴェイL.S.発射器として知られている。(海軍型大部分船団護衛部隊配備された)Mark.1は非常に簡易な構造で、二本ガイドレール用いる単装の発射器である。発射用のガイドレール挟んで両側に1名ずつの操作手が配置され右側装填担当し左側簡単な照準器目標捕捉しロケット弾点火した。なおこの発射器では電気式点火方式採用されている。 陸軍最初運用部隊1940年10月編成のアベルポルス射撃試験中隊だが、これに続く部隊郷土防衛隊防空部隊内に編成された。(アベルポルス射撃試験中隊最初ドイツ軍撃墜記録している)生産数まとまったのであるが、戦時急造兵器性格強く後述発射器が生産されることによって多く射撃試験ロケット弾運用訓練用途転換された。 イギリス軍によって初め大規模に運用され3インチ対空ロケット発射器がMark.1に次いで採用されNo.2 Mark.1である。この型では発射ガイドレールの数が4本に増やされて単装もしくは連装発射器として使用できた。基本的な構造前作のMark.1とほぼ等しくガイドレール挟んで両側操作手が配置された。左右角の調整右側操作手が、仰俯角調整左側操作手が担当するロケットへの点火中隊本部指令装置より電気的かつ一斉に行われた。 これを装備する1個中隊が北アフリカ戦線トブルク防衛に際して港湾防空のために派遣された。 上記2種発射器はどちらも地上固定式コンクリート製土台などに設置されるために機動性はない。 前記2種発射器よりも多連装かつ機動性有するものとして採用されたのがNo.4 Mark.1とMark.2である。ガイドレール式9連装発射器で、3インチ高射砲同型台車上に設置されていた。操作手として基部設置され金属製「箱」内に2名が配置されそれぞれ左右角と仰俯角調整行った。Mark.2は電磁式信管設定装置装備されている点においてMark.1と異なる。斉射には0.75秒を要し、3発/2発/2発/2発の4回に分けてロケット点火された。およそ100基が生産された後に8個中隊が編成されその内の2個中隊が北アフリカ派遣されていた。 第二次世界大戦中イギリス軍ロケット発射器の内、最大のものがNo.6である。ガイドレール式の20連装発射器で、地上土台固定されていたため機動性はない。発射中央操作室があり、10連装ガイドレール左右に1基ずつ取り付けられていた。操作手は縦並びに2名が配置され前方操作手が簡単な照準器仰俯角調整行い後方操作手が左右角の調整天窓を見ながら行った。作業進捗中隊本部指令所伝達されここから指令中隊一斉に発射される斉射には0.75秒を要し、6発/4発/6発/4発の4回に分けてロケット点火された。この発射器が部隊配備されたのは1944年である。

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発射器についての概略

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/08 09:16 UTC 版)

4.5インチ 対地ロケット発射器 T66」の記事における「発射器についての概略」の解説

このロケット弾発射には旋動弾方式対応した専用T66連装24連装発射器が用いられ従来のM8用発射器は使用できなかった。 第二次世界大戦中アメリカ陸軍第1軍第8軍所属282野戦砲兵大隊配備され1945年5月からヨーロッパ戦線終結までのごくわずかな期間に使用されにすぎないが、その後はM8ロケット弾使用する各種発射器と逐次交換され朝鮮戦争でも大量に使用されている。現在も残る朝鮮戦争記録映像の中で見られる8列×3段の発射器はこれである。 ロケット弾装填砲口ら行われ訓練され兵士ならばこの作業はおよそ90秒で完了し、全弾の発射には2秒を要した

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発射器についての概略

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/08 09:45 UTC 版)

4.5インチ 対地ロケット発射器 T27〜M12E1」の記事における「発射器についての概略」の解説

前述通りこのロケット弾様々な部隊戦地使用されたために発射器の種類も多い。ここでは概略判明しているものに限って解説を行う。 T27 多連装発射器 発射管8連装発射器でGMC CCKW 2.5tトラックなどに搭載された他、地上降ろして固定式発射器としても使用できた。発射器は横方向への回転ができなかったが −5°から+45°の間で仰俯角調整ができた。M6望遠照準眼鏡M100砲架併用され点火は主に電気式行われるT27E1 多連装発射器 基本的にT27同型だが、輸送用発射器の分解ができた。 T27E2 多連装発射器 T27発射管の数を増やし24連装したものT28 多連装発射器 T27E2と同型だが、発射管代りフレーム採用したもの。 T34 カリオペ 多連装発射器 M4中戦車砲塔搭載され60連装発射器。ベニヤ板作られ発射器の角度調整戦車砲塔を動かすことで行われ尾部から装弾された。この発射器は緊急時全体取り外すことができ、およそ2〜3回斉射の後に交換された。 T34E1 多連装発射器 T34派生型M4A1中戦車砲塔搭載され発射管構成変更された。 T34E2 多連装発射器 T34E1の派生型円筒型発射管から角柱型の発射管変更されたもの。 T44 多連装発射器 DUKWLVT(A4)搭載型。上陸作戦支援用いられ固定式120連装角度などの調整できないT45 多連装発射器 M24軽戦車LVTジープ搭載型。14連装発射器をそれぞれ車体左右に1基ずつ搭載する。+35°までの角度仰角調整が可能。 M10 三連装発射器 M8ロケット弾使用しP-47やP-51が空対地攻撃運用M12 単装発射器 負革スリング)を用いて運搬する単装型。歩兵部隊運用し強固な防御拠点トンネル陣地などの爆破用いたプラスチック製発射管全長1219mm、重量23.6kg。発射の際は地面下ろして2脚で固定した使い捨て発射器である。 M12A1 単装発射器 M12派生型外見上の差異ほとんどないM12E1 単装発射器 M12派生型再使用できるように発射管マグネシウム合金製作したもので伸縮式の2脚が取り付けられた。 スコーピオン 発射器 DUKW搭載用の特別型で144連装改造されている。ごく少数ニューギニア戦線使用された。

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