有効射程とは? わかりやすく解説

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ゆうこう‐しゃてい〔イウカウ‐〕【有効射程】

読み方:ゆうこうしゃてい

弾丸ミサイルなどを発射した際に、十分な命中率と威力有する距離。有効射程距離。→射程1最大射程


【有効射程】(ゆうこうしゃてい)

銃の弾丸火砲砲弾ミサイルなどが飛翔し一定の命中精度破壊力維持できる距離や範囲

飛翔体はその弾道上で常に重力空気抵抗影響を受けるため、距離に比例して精度減じていく。
ミサイル誘導が的確である限り精度問題としないが、誘導時間経過に応じて飛躍的に困難になる
このため、有効射程は物理的な飛翔距離よりもかなり短く設定される

関連最大射程 目視外射程 目視内射程 半数必中界

類義語

有効射程距離
彼我位置関係無視し単純にどこまで届くかだけを問題にする場合の有効射程。
カタログスペックなどでメートルキロメートル単位として数値記述される
有効射程圏
彼我位置関係考え死角命中率勘案し上での有効射程。
図形などを用いて表記するか、複数パラメーターから総合的に判断される
キルコーン
機関砲ミサイルなどで直接狙う場合の有効射程圏。
射手頂点として前方広がる円錐の形になる。
キルゾーン
間接砲撃空爆における有効射程圏。
観測可否誤射回避作戦上の制約などを考慮し、主に地図上で表記検討される


有効射程

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/01 01:55 UTC 版)

有効射程(ゆうこうしゃてい)とは、目標を照準して命中させ、射撃の効果を発揮できる最大距離のことである。英語では Effective Range と呼ぶ。火砲では、砲兵部隊が目標に対し効果を得るために行う効力射[1]の最大距離である。銃砲類、ロケット弾弾道ミサイル魚雷などの兵器の性能を表す指標の1つであり、実用上その威力が有効となる目安の距離である。有効射距離、有効射程距離と表記する場合もある。有効射程圏外では、初弾発射の試射後、修正のための較正射を繰り返しても、目標に直接危害を及ぼす効力射を得ることがほぼできない状態となる。砲撃においては土煙または水柱が目標の手前と遠方を均等に捉える挟叉が効力射とされる。


  1. ^ 防衛省規格 火器用語(射撃)” (PDF) (2009年5月13日). 2020年9月22日閲覧。


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