【有効射程】(ゆうこうしゃてい)
銃の弾丸、火砲の砲弾、ミサイルなどが飛翔し、一定の命中精度と破壊力を維持できる距離や範囲。
飛翔体はその弾道上で常に重力や空気抵抗の影響を受けるため、距離に比例して精度を減じていく。
ミサイルは誘導が的確である限り精度を問題としないが、誘導は時間経過に応じて飛躍的に困難になる。
このため、有効射程は物理的な飛翔距離よりもかなり短く設定される。
類義語
有効射程
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/01 01:55 UTC 版)
有効射程(ゆうこうしゃてい)とは、目標を照準して命中させ、射撃の効果を発揮できる最大距離のことである。英語では Effective Range と呼ぶ。火砲では、砲兵部隊が目標に対し効果を得るために行う効力射[1]の最大距離である。銃砲類、ロケット弾・弾道ミサイル・魚雷などの兵器の性能を表す指標の1つであり、実用上その威力が有効となる目安の距離である。有効射距離、有効射程距離と表記する場合もある。有効射程圏外では、初弾発射の試射後、修正のための較正射を繰り返しても、目標に直接危害を及ぼす効力射を得ることがほぼできない状態となる。砲撃においては土煙または水柱が目標の手前と遠方を均等に捉える挟叉が効力射とされる。
- ^ “防衛省規格 火器用語(射撃)” (PDF) (2009年5月13日). 2020年9月22日閲覧。
有効射程と同じ種類の言葉
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