きかん‐じゅう〔キクワン‐〕【機関銃】
【機関銃】(きかんじゅう)
銃弾を持続して連射することを前提に作られた銃。機銃と略されることも。
口径20mm未満のものを指すことが多いが、国によって基準が違っていたりするので、一概には言えない。
機関砲と比べて1発の威力は小さいものの連射速度と弾道性能に優れる。
口径は7.7mm、12.7mm等のものが多い。
実戦デビューは1904年の日露戦争。
その後、第一次世界大戦で大規模に使用され、それまで行われていた歩兵の集団戦法を無効化し、以後の戦闘において欠かせない武器になった。
その後さまざまなサイズの機関銃が登場したが、兵士が持ち運びながら使用できる軽機関銃(分隊支援火器)と、陣地、車両、航空機などに固定して使用される重機関銃に大別される。
小型の軽機関銃は自動小銃と似た部分もあるが、小銃が弾薬の装填数や銃身の過熱の問題から一時的な連射しかできないのに対し、機関銃は比較的長時間の連射を前提に設計されている点で大きく異なる。
関連:ガン 同調装置
機関銃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/18 21:34 UTC 版)
機関銃(きかんじゅう、英語: Machine gun)は、弾薬を自動的に装填しながら連続発射する銃である。略して機銃とも。
定義
機関銃は「銃」であるが、同様の機能を備えた砲である機関砲との違いは曖昧であり、組織や時代により異なる。現在の自衛隊では、明確な区分はないものの、基本的には口径が20mm未満のものを機関銃と言い、20mm以上のものを機関砲として運用している[1]。日本陸軍では、当初は全てを機関砲と称していたが、1907年(明治40年)6月以降は従来の機関砲の内11mm以下のものは機関銃と改称、昭和11年1月以降はこの区分を廃止して銃か砲かは制式制定毎に決定することとなった[2]。一方、日本海軍では、当初は全てを機砲と称し、1921年(大正10年)より機銃と改称した[3]。これ以降、口径とは無関係に火薬ガスなどを利用して連続発射が可能なものは機銃と呼んでおり、口径40mmでも機銃と称された[4]。
日本の防衛省では「脚・銃架などを用いて、安定した連続射撃を行うもので、小銃に比ベ射程及び持続発射能力が勝る銃」と定義している[5]。
こうした定義に従う場合、フルオート射撃が可能であっても、短機関銃やアサルトライフルなどは含まれない[6][7]。
アメリカ軍が第一次世界大戦頃に定めた自動火器の区分においては、陣地に据え付けるような大型で重量のあるものを機関銃(Machine gun)、運搬が容易で歩兵と共に前進できるものを自動小銃(Automatic rifle)とした[8]。この場合、一般に軽機関銃と称される銃の一部も自動小銃に含まれうる。
軍隊以外の組織では、より広い範囲の自動火器を機関銃の範疇に含める場合もある。アメリカ合衆国の連邦銃器法(National Firearms Act, NFA)では、機能を次のように説明し、これを構成する部品の組み合わせなども合わせ、規制の対象となる機関銃(Machinegun)と定義する。この場合、アサルトライフルや短機関銃なども機関銃に含まれる[9]。
引き金を1度操作するだけで、手動での再装填を必要とせず、自動的に1発より多くの射撃を行えるように設計された、あるいはその機能を容易に復元できる火器
Any weapon which shoots, is designed to shoot, or can be readily restored to shoot, automatically more than one shot without manual reloading, by a single function of the trigger
日本の税関では、機関銃について、「引き金を引いている間は、自動的に連続して弾丸を発射し得る機能を有し、短時間に多数の弾丸を発射し、戦闘に適するように製造されたもので、口径が 20mm 未満のもの。」という定義を用いている[10]。
分類
連射可能な銃器は下記のように分類される。
- 機関銃
- 他の自動火器
アメリカ海兵隊では、機関銃を軽機関銃/自動小銃(Light Machine Guns/Automatic Rifles)、中機関銃(Medium Machine Guns)、重機関銃(Heavy Machine Guns)の3つに分け、それぞれを次のように定義し、例としてM249軽機関銃(軽機関銃)、M240G機関銃(中機関銃)、M2HB重機関銃/Mk.19 MOD 3擲弾銃(重機関銃)を挙げている[11]。
軽機関銃(LMG)の分類には、一般的に.22 - .250(5.45mm - 6mm)口径の自動火器が含まれる。典型的な軽機関銃の全重量は15 - 30ポンド程度である。通常、使用する付属品に応じて、1名ないし2名の兵士によって運用される。通常、1名の人員が運用する場合、三脚や予備銃身は使用しない。通常、軽機関銃で用いる弾頭の重量は45 - 72グレイン程度である。曝露あるいは軽く保護された人員を1,000m以内から攻撃することに適している。
The light machine gun (LMG) classification generally includes .22 to .250 caliber (5.45mm to 6mm) automatic weapons. An LMG typically weighs between 15 and 30 pounds, complete. An LMG is normally manned by a crew of one or two individuals depending on the accessories being used. Neither a tripod nor a spare barrel is normally used with an LMG when it is manned by a single individual. Bullet weights for LMGs normally range from 45 to 72 grains. They are optimally employed against exposed and lightly protected personnel at ranges less than 1,000 meters.
中機関銃(MMG)の分類には、一般的に.264 - .33(6.5mm - 8mm)口径の自動火器が含まれる。典型的な中機関銃の重量は、弾薬50発を装填した状態で、25ポンド以上である。予備の弾薬、地上用三脚、予備銃身、その他のアクセサリーを含めると、中機関銃システム全体の重量はさらに25ポンドほど重くなることがある。通常、中機関銃は3名の兵士によって運用される。通常、中機関銃で用いる弾頭の重量は140 - 220グレイン程度である。人員あるいは軽目標(自動車など)を1,500m以内から攻撃することに適している。
This medium machinegun (MMG) classification generally includes .264 to .33 caliber (6.5mm to 8mm) automatic weapons. Typical MMG weights are 25 pounds or more when loaded with 50 rounds of ammunition. Remaining ammunition, ground tripod, spare barrel, and other accessories can add another 25 pounds or more to the overall weight of MMG systems. The MMG is generally employed by a crew of three. A MMG generally uses bullets that weigh between 140 and 220 grains. Optimally, they are employed against personnel and light materials (e.g., motor vehicles) at ranges of1500 meters or less.
重機関銃(HMG)の分類には、一般的に.50口径以上(12.7mm -15mm)の自動火器が含まれる。重機関銃のシステムの重量は非常に重い。地上用三脚に取り付け射撃可能な状態とした重機関銃の重量は、弾薬を除いて125ポンド以上になりうる。通常、重機関銃は4人以上の兵士によって運用される(ただし、自動車や輓獣を輸送に利用する場合、3人の兵士でも運用しうる)。通常、重機関銃で用いる重量は700グレイン以上である。重機関銃は、主に野戦築城、車両、航空機に対し用いる。一般的に、これらの標的を1,000m以遠から攻撃することに適している。
The heavy machine gun (HMG) classification generally includes .50 caliber or larger (12.7mm to 15mm) automatic weapons. The system weight of a heavy machine gun is substantial. In a ready to fire configuration using a ground tripod, an HMG without ammunition can weigh more than 125 pounds. An HMG is normally manned by a crew of four or more personnel (although a crew of three may be sufficient if motor vehicles or draft animals are employed for transportation over distance). The common bullet weight of an HMG is 700 grains or larger. HMGs are primarily employed against field fortifications, vehicles, and aircraft. They are generally effective against these types of targets at ranges of 1,000 meters or greater.
基本構造
機関銃の代表的な基本構造は、尾筒部に銃身部、遊底・揺底部、撃発機構・銃尾部および照準具を組み付ける構造である[12]。
尾筒部・銃尾部
自動機構
機関銃では、引金を引くことで送弾から撃発、撃発準備に至るまでの一連の作動工程が自動的に行われる。このための機構(自動機構)には下記のようなものがあり[13]、特に反動利用式とガス利用式が多く用いられる[12]。またオープンボルトとクローズドボルトの選択がある。
- 反動利用式
- 発射時に銃に作用する反動力を用いて、まず遊底と銃身とが結合した状態で一定距離だけ後座させたのちに、遊底と銃身との結合を解き、遊底のみを更に動かす(ショートリコイル方式)[14]、或いは先に銃身を復座し遅れて遊底を復座する(ロングリコイル方式)ことによって、薬室開放の遅延と銃尾機構を作動させる方式。
- ガス利用式
- 銃身にガス漏孔を設けて、発射薬ガスの一部を取り出し、その圧力によって銃尾機構を作動させる方式[14]。
- ブローバック式
- 薬莢に加わるガス圧(包底圧)によって、直接に遊底を後退させ、銃尾機構を作動させる方式[14]。機関銃で使用する場合、強力な小銃弾を使用する必要上、遊底の開放時期を遅らせるための遅延機構を組み込んだ方式となる[14]。
- 外部動力利用式
- 銃尾機構を作動させるためのエネルギーを外部から取り入れる方式であり、電気モータまたは油圧モータによって駆動される例が多い[14]。代表的な方式としてはガトリング式やチェーン駆動式がある[14]。
送弾機構
機関銃はリンクベルト付弾薬(弾帯)を射撃するものが多いが、小銃用と同様の弾倉を使用できるものもある[12]。
撃発機構
通常の機関銃では、銃把・引金とともに、肩付射撃のための銃床を備える事が多い[15]。一方、車載機関銃やドアガンでは、これらの代わりに握把のみを有する物が多い[12]。握りによって射撃方向の操作を行い、引金を引くのではなく押金を押すことによって撃発させるものである[12]。
- 銃把・銃床を装着したM240機関銃
- 握把を装着したM240機関銃
銃身部
機関銃では連射を多用することから、銃身の加熱が問題になる。このため、第一次世界大戦以前の機関銃は水冷化されているものが多かったが、重量がかさむために、後には空冷が主流となった[16]。
一般に、発射弾数が増えると銃身内面の摩耗が進行して銃腔などの寸法が大きくなり、初速が低下するため、その進行を抑制する手段として、銃身内面にクロムメッキを施すなどの対策が用いられている[12]。機関銃では特に連射性能を高めるために他の小火器よりも厚肉の銃身を使用する事が多く、また放熱フィンなどの構造を有する場合もある[12]。
また予備銃身と交換可能な構造になっていることも多く[12]、200-500発程度の連射で交換するのが目安とされている[17]。
照準具
機関銃(特に軽機関銃)では目標を直接捕捉して照準することが多いため、標準的には照門照星式照準器が装備されている。汎用機関銃の場合、軽機関銃として使用するときには近距離射撃のために照門を倒し、重機関銃として使用するときには遠距離射撃のために照門を立てて使用する[18]。また遠距離射撃のために望遠機能、全天候での交戦のために暗視機能を備えた光学照準器が用いられることもある[19]。
重機関銃(あるいは汎用機関銃を重機関銃として使用しているとき)であれば間接射撃も可能であり[19]、迫撃砲で使うのと同じ照準器を使うことで、目標を直接視認できなくとも、所定の地域に対する射撃を行うことができる[18]。一方、対空機関銃として直接照準を行うために、環型照準具が装着されることもある[12]。
- PKM機関銃の照門
- M145光学照準器を装着したM240機関銃
- 対空射撃用の環型照準具を装着したM2機関銃
脚架
軽機関銃や汎用機関銃などでは、尾筒部の前方などに二脚が組み込まれており、必要に応じてこれを使用して射撃時の姿勢を安定させる[12]。二脚には高さ調整ができるものが多い[12]。
一方、重機関銃や、汎用機関銃をこれに準じて使用する場合には、三脚が使用される[12]。これには射角および射向を調整する機能を有するものもある[12]。例えばMG42を重機関銃として運用する場合に用いられたラフェッテ42では、射撃時の反動による銃の後退を利用して銃身を上下に振る機構が組み込まれており、前後に弾着をばらまくことで、縦深が深い扇型弾幕地帯を形成して、疎開隊形をとる敵歩兵をその弾幕に捕捉できるようにした[20]。
歴史
外部動力利用式機関銃の登場
火器の誕生と同時に、その連発化が志向されるようになった[21]。最初期には複数の銃砲身を束ねたり並列に並べたりした火縄銃が試みられた[21]。これを発展させたのがオルガン銃・砲で、1339年には既に文献に登場し、1382年にはヘントの軍隊により実戦投入されたとされている[22]。レオナルド・ダ・ヴィンチもこの種の銃を着想している[23]。しかし当時は前装式の時代であり、銃身全部から上手く発射できたとしても、銃砲身全てに弾丸や発射薬を装填するのに時間がかかるため、あまり実用的ではなかった[22]。
イギリスでは、パルマーが1663年に王立協会に投稿した論文で反動やガスを利用した自動射撃の可能性について述べているが、あくまで理論上の考察であり、試作品の製作には至らなかった[22]。その後、1718年にはロンドンの法律家であるジェームズ・パックルが口径25.4mmのフリントロック式リボルバー(取り外した薬室への銃弾火薬装填、薬室交換、薬室回転、撃鉄起こしは全手作業)であるパックルガンの特許を取得した[22][注 1]。
その後、装填方式が後装式に移行し、また特に薬莢が導入されると、連発銃の発明が相次ぐようになった[21]。初期の発明品は外部動力利用式が主流であり、1834年にはデンマークの発明家N・J・レイプニッツが毎分80発の連射が可能な空気圧機関銃を発明したものの、非常に大掛かりな装置であったため、実用化されることはなかった[22]。また1854年にはイギリスのヘンリー・ベッセマー卿が蒸気機関を利用した自動機構の特許を取得したものの、こちらも製品化には至らなかった[22]。
アメリカ合衆国ではこれらの新しい兵器技術に対して多少進取的であり、南北戦争中の1861年10月には、リンカーン大統領の前でのデモンストレーションの後、ユニオン・リピーティング・ガン10挺の購入契約が締結された[26]。これは機関銃が販売された初めての記録であった[26]。またその翌年の1862年にはガトリング砲が発明され、1866年にはアメリカ軍に採用されたほか、イギリスや日本にも輸出された[26]。既に南北戦争は終結に近づいており、1898年の米西戦争では効果を発揮したものの、軍内部での評価は高いものではなかった[27]。
一方、フランスで開発されたミトラィユーズは、従来の火砲の設計をベースとして、砲身から多数の小銃弾を同時に射撃するものであった[21]。これは1870年の普仏戦争で実戦投入され、一定の効果を挙げた[27]。またオルガン銃の機構を自動化したようなノルデンフェルト式機銃も開発された[21]。
- ダ・ヴィンチによるオルガン銃の図
- パックルガン
- 1865年型ガトリング砲
- ミトラィユーズ
自己動力利用式機関銃の登場
上記のように、初期の機関銃は外部動力利用式が主流であったが、当時の「動力」とは機力ではなく、兵士が人力でクランクなどを回すものであったため、外力を必要としない自動機構の開発が求められた[28]。まず実用化されたのが反動利用式で、イギリスのハイラム・マキシムによって1884年に最初の製品(マキシム機関銃)が完成された[29]。一方、1892年にはアメリカ合衆国のジョン・ブローニングがガス利用式の機関銃を試作し、1895年にはコルトM1895重機関銃としてアメリカ軍に採用されたほか、1893年にはオーストリア陸軍のアドルフ・フォン・オドコレック大尉がより先進的なガス利用式の機関銃を発明し、その特許を購入したオチキス社が開発したオチキス機関銃は1895年のフランス陸軍のトライアルに提出された[30]。
これらの機関銃は、ヨーロッパの帝国主義列強によるアフリカ諸地域の植民地化(アフリカ分割)の過程で、少数のヨーロッパ軍部隊で多数のアフリカ人の抵抗を鎮圧するために非常な威力を発揮した[30]。しかし一方で、人種差別による先入観や、新しい兵器技術への忌避感、騎士道を尊ぶ精神性のためもあって[31]、これらの機関銃をヨーロッパ諸国同士で使用するという発想は乏しく、本国の部隊での装備化はなかなか進まなかった[32]。
大日本帝国陸軍も日清戦争のためにマキシム機関銃を約100挺購入しており、台湾征討の際に実戦投入していたが、構造複雑で故障が多く、評価は高くなかった[33]。その後、オチキス機関銃の三十年式実包仕様(保式機関砲)が導入されており、歩兵では防御用として兵站部隊で使用する程度であったが、騎兵では火力の不足を補う火器として活用に熱心であった[33]。1904年開戦の日露戦争においてこれらと対峙したロシア軍もマキシムPM1905重機関銃を使用しており、いずれもその威力を直ちに理解した[27]。
この戦訓を受けて、フランスやドイツは機関銃の装備化を積極的に推進しはじめたものの[27]、結局、1914年に第一次世界大戦が勃発した時点では、機関銃の装備化に消極的だったイギリス軍と比べても、保有率に大きな差が生じるには至らなかった[34]。
- マキシム機関銃
- コルトM1895重機関銃
- オチキス機関銃
第一次大戦での猛威と軽機関銃の登場
第一次世界大戦初期の時点では、歩兵部隊の装備火器は基本的に小銃のみで、中隊横一線の密集隊形で行動して、小銃の弾幕射撃で敵を制圧しながら肉薄し、最終的には密集した歩兵と銃剣による突進力で敵を圧倒することを旨としていた[35]。
戦争が始まった直後に西部戦線において戦線が膠着し、戦いが塹壕と鉄条網に代表される陣地戦に移行すると、このような歩兵の戦い方や編成・装備の問題が露呈されることになった[35]。陣地攻撃に先立つ入念な準備砲撃でも防御側の機関銃を完全に撲滅することは困難であり、そして機関銃に対して従来のように密集隊形で突撃することは自殺行為も同然で、たった1挺の機関銃でも旅団規模の突撃をも食い止めることができた[20]。
しかし各国軍ともに上層部はこのような実態を認識できず、旧態依然とした戦術のままで作戦を続行した結果、甚大な損害を生じた[36]。1917年4月のニヴェル攻勢において、フランス軍は初日だけで4万の死者を出し、更に6週間に渡って無益な突撃が繰り返された結果、ついに部隊で反乱が発生し、全112個師団のうち68個で暴動が発生する事態に至った(フランス軍反乱)[37]。
機関銃の火線のなかでの陣地攻撃において、このような犠牲を避けるためには、部隊を細分化して散開し、地形・地物を利用しながら前進する必要があった[20]。このような疎開隊形では、歩兵の突撃による戦闘力は著しく低下することから、歩兵部隊にも機関銃を配備してこれを補うことが構想されるようになった[20]。これに応じて登場したのが軽機関銃で、従来の機関銃は重機関銃と称されるようになった[20]。またこれとは逆に、装甲戦闘車両や航空機に対抗するため、小銃弾よりも強力な大口径弾を使用する重機関銃も登場した[38]。
このように機関銃の発達・体系化が進んだことで、攻撃時には軽機関銃は火力の中心となり、重機関銃がこれを支援するのに対し、防御時には重機関銃が火力の骨幹となり、軽機関銃がその間隙を埋め、そして攻防ともに小銃がこれら2種類の機関銃を援護するという、現代まで続く歩兵小部隊戦闘の基本が形成されることになった[20]。大戦末期の戦場は、防御側の機関銃が依然として猛威を奮ってはいたものの、戦争前半ほど盤石なものではなく、軽機関銃の援護のもとで散開した歩兵部隊によって、防御側の機関銃はしばしば撲滅された[20]。ただしこのように機関銃対機関銃の構図が生まれたこともあって、ロイド・ジョージによると、最終的に大戦全体の死傷者のほぼ80パーセントが機関銃の犠牲者だったとされる[39]。
- ソンムの戦い中に射撃姿勢を取るヴィッカース重機関銃チーム
汎用機関銃の登場と軽・重機関銃の復権
第一次大戦中に登場した第一世代の軽機関銃は応急措置としての性格が強く、まもなく各国で本格的に軽機関銃の研究開発が開始されて、1920年代に相次いで装備化された。これらのうち、チェコスロバキアで開発されたブルーノZB26軽機関銃は「無故障機関銃」として定評があり、順次に改良されつつ各国でライセンス生産された[40]。特にイギリス版のブレン軽機関銃は、ルイス軽機関銃のほかにヴィッカース重機関銃の代替も部分的に兼ねており、汎用機関銃のコンセプトの先取りでもあったが、完全な汎用化には至らなかった[41]。
その後、真の汎用機関銃の嚆矢となったのがドイツのMG34機関銃であった[41]。これは、銃の部品の一部や付属品を変更することで、軽・中機関銃、更には対空機関銃や車載機関銃まで使い分けることができるというものであり、ヴェルサイユ条約による重機関銃の保有禁止という制限を回避するとともに、極めて効率的な設計でもあった[20]。第二次世界大戦でのドイツ陸軍は、MG34を軽機関銃のかわりに各歩兵分隊に1挺ずつ配備するとともに、重機関銃のかわりとしても歩兵大隊の重中隊に12挺を配備していた[20]。またその発展型のMG42もMG34とともに広く用いられたが、こちらはプレス加工を多用することで生産コストの低減に成功しており、用兵面だけでなく生産面でも画期的な銃であった[21]。
大戦後の西側諸国もドイツ軍の方針を踏襲して、分隊用の機関銃として汎用機関銃を用いるようになっていき、軽機関銃は廃止される方向にあった[21]。これに対し、東側諸国では汎用機関銃は中隊レベルの装備とされて[16]、これとは別に分隊レベルのための軽機関銃も維持していた[21]。この結果、ベトナム戦争では、東側の武器体系を採用するベトナム人民軍は分隊用の軽機関銃を装備していたのに対し、アメリカ軍は汎用機関銃であるM60機関銃のみを装備した状態で戦争に突入した[16]。しかし特に徒歩行軍の機会が多い熱帯雨林や山岳地域での戦闘において、機関銃本体も弾薬も重く嵩張るM60は輸送のために労力を要し、決定的に不利であった[42]。この経験から、アメリカ軍でも軽機関銃の重要性が再認識されるようになり[16]、1970年代には分隊支援火器(SAW)として正式な計画が発足、1986年にはベルギーで開発されたミニミ軽機関銃がM249軽機関銃として採用された[43]。
一方、航空機の進歩に伴って、対空兵器としては重機関銃でも威力不足となり、第二次世界大戦ではより大口径の機関砲が用いられるようになっていた[38]。特に50口径機銃は歩兵用としては大きく重すぎるとの理由から、一時期、装備数を減らしていた[44]。しかし1982年のフォークランド紛争において、アルゼンチン軍はしばしばブローニングM2重機関銃を陣地の防衛に用いたが、イギリス軍の地上部隊は同クラスの機関銃を配備しておらず、苦戦を強いられたという戦訓もあり[45]、このような火点や軽装甲車両と長距離で交戦する場合の有用性が再認識されるようになった[44]。
脚注
注釈
- ^ Ellis 2008, pp. 18–36では「実際に製造されることはなかった」と述べているが、少数が製作されたともいわれ、北京市の故宮博物院やサンクトペテルブルクの砲兵博物館で保管されている[24][25]。
出典
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- 大波篤司『図解 ヘビーアームズ』新紀元社、2008年。ISBN 9784775306512。
- 加藤朗『兵器の歴史』芙蓉書房出版、2008年。ISBN 9784829504130。
- 金子常規『兵器と戦術の世界史』中央公論新社〈中公文庫〉、2013年。ISBN 978-4122058576。
- 高須廣一「「現代の艦砲」理解のために その基本的メカニズムを解明する (特集・最近の艦載砲熕兵器)」『世界の艦船』第267号、海人社、62-69頁、1979年4月。NDLJP:3292056。
- 高須廣一「兵装 (技術面から見た日本駆逐艦の発達)」『世界の艦船』第453号、海人社、174-181頁、1992年7月。NDLJP:3292237。
- 田村尚也「ドイツ突撃歩兵」『ミリタリー基礎講座 2 現代戦術への道』学習研究社〈歴史群像アーカイブ Vol.3〉、2008年、11-18頁。ISBN 978-4056051995。
- 弾道学研究会 編『火器弾薬技術ハンドブック』防衛技術協会、2012年。 NCID BB10661098。
- 床井雅美『最新マシンガン図鑑』徳間書店〈徳間文庫〉、2006年。ISBN 4-19-892527-5。
- 樋口隆晴「ドイツ軍機関銃戦術」『ミリタリー基礎講座 2 現代戦術への道』学習研究社〈歴史群像アーカイブ Vol.3〉、2008年、34-42頁。ISBN 978-4056051995。
- 防衛研究所戦史研究センター 編「第9章 陸上作戦の観点から見たフォークランド戦争」『フォークランド戦争史 : NIDS国際紛争史研究』防衛省、2014年、208-329頁。ISBN 978-4864820202 。
- 防衛省『火器用語(小火器)』防衛装備庁〈防衛省規格〉、2009年(原著1992年)。NDLJP:11719357 。
- ワールドフォトプレス 編『世界の重火器』光文社〈ミリタリー・イラストレイテッド〉、1986年。ISBN 978-4334703738。
関連項目
外部リンク
- 日本への機関銃導入と開発 (PDF)
- 『機関銃』 - コトバンク
機関銃(マシンガン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 02:53 UTC 版)
「機関銃」も参照 連射を目的とした銃。機構によって反動利用のものとガス圧利用のものに大別される。 現在の主要機関銃とは構造が違うが銃を連射するために考案された初期の案である、ガトリングガンやミトラィユーズ、ノルデンフェルト式機銃にコーヒーミル・ガンなどの手動式連射火器も機関銃に類別される場合がある。 重機関銃(ヘビーマシンガン) 固定陣地、車両搭載機関銃として、堅牢で持続発射ができる機関銃。ただし重いため、運搬には2-3人を要する。 米軍・自衛隊のブローニングM2重機関銃、ソ連のZPU-1重機関銃など、正確には口径14.5mmから12.7mmサイズの大口径弾を使う銃を指し、通常の小銃弾を使う重機関銃は中機関銃(ミドルマシンガン)として区別されることもある。マキシム機関銃や旧日本軍の九二式重機関銃などはこちらへ分類される。 軽機関銃(ライトマシンガン) 重機関銃の「重量があり素早く陣地転換できない」問題を解消するため軽量化を施した機関銃で、1人で運搬できるようにしたもの。堅牢性や持続発射能力などは重機関銃に劣る。ルイス軽機関銃、ZB26、RPD軽機関銃などがあるが、近年は汎用機関銃や分隊支援火器にその地位が移行しつつある。 汎用機関銃 銃架を交換することで、重機関銃と軽機関銃両方の用途を併せ持たせた火器。ドイツのMG34が嚆矢とされる。ベルト給弾式のために銃手の他に、射撃にはなるべく弾薬ベルトを補佐して給弾を手伝う装填手が必要になる。威力重視のため、アサルトライフルの使用する小口径弾を使わず、フル規格の小銃弾を用いている。M60機関銃、ラインメタルMG3、PKM機関銃などがある。 分隊支援火器 軽機関銃から発展した銃で、装填手の補助なしで1人で完全に携帯・操作が可能な火器。こちらも射撃持続性は重機関銃には劣る。嚆矢は米軍のブローニングM1918。分隊と行動を共にする性質上、補給の観点から歩兵用の小口径弾と弾薬は共通である。現在ではミニミ軽機関銃、RPK軽機関銃などがある。一般のライフルマンが扱うアサルトライフルと比較すると、あまり高くない射撃精度や交戦相手から見て目立ちやすいデザインなどの欠点があり、それらを克服するため最近はM27 IARなどのアサルトライフルとさほど変わらない見た目をしたものも登場している。 短機関銃(サブマシンガン) 拳銃弾などを発射する小型の機関銃。威力と射程に劣るが、小型軽量で素早い運用ができる。第一次世界大戦時下のドイツが、このメリットを塹壕戦に用い効果を上げた。世界各国はサブマシンガンを妥協の産物としメリットを見出せなかったが、冬戦争においてフィンランドのスオミ KP/-31が戦果を上げて以来は各軍で活躍し、アメリカのトンプソンやソビエトのPPSh-41等が知られる。1970年代以降はアサルトライフルのメカニズムを取り入れ、高性能の銃に発展している。 パーソナルディフェンスウェポン/PDW ボディアーマー(防弾チョッキ)を貫通できる威力と小型軽量さを両立させた、新しい概念の銃。ピストル弾を使用するサブマシンガンは近年の市街戦に最適だが、近年では一端のテロリストや非正規軍にもピストル弾程度なら防げるバリスティックアーマーが普及しており殺傷が困難となっているので、それを克服するため開発された。本来は「Personal Defence Weapon(個人用防衛火器)」の名の通り後方部隊のために開発された『ライフル弾のようにボディアーマーを貫通するに充分な貫通力、サブマシンガンの小型軽量さを兼ね備えた銃器』というコンセプトの銃だが、在ペルー日本大使公邸占拠事件でFN社製のPDWが使用されたことを皮切りに、西側諸国の特殊部隊でPDWの採用例がある。ピストル弾ではなく小銃弾をスケールダウンした新開発の弾丸を使用する傾向があり、使用する弾丸の種類が増えることは補給上好ましくないので現在では広い採用に至っておらず、特殊部隊や民間軍事会社の一部が採用しているにとどまっている。P90など。
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機関銃
出典:『Wiktionary』 (2021/08/07 00:18 UTC 版)
名詞
発音(?)
- き↗かんじゅー
関連語
翻訳
- アイルランド語: meaisínghunna (ga) 男性
- アラビア語: رَشَاش (ar)
- アルメニア語: գնդացիր (hy)
- イタリア語: mitragliatrice (it)
- イド語: mitralioso (io)
- ウェールズ語: dryll peiriannol (cy) 男性, gwn peiriant (cy) 男性
- ウクライナ語: автомат (uk) 男性, кулемет (uk) 男性
- 英語: machine gun (en), machinegun (en)
- オランダ語: mitrailleur (nl) 男性
- カタルーニャ語: metralladora (ca) 女性
- ギリシア語: πολυβόλο (el) 中性
- クメール語: កាំភ្លើងយន្ត (km) (kampləəŋ yʊən)
- グルジア語: პულიმიოტი (ka), ტყვიამფრქვევი (ka)
- サハ語(ヤクート語): аптамаат (sah)
- スウェーデン語: kulspruta (sv) 通性
- スペイン語: ametralladora (es) 女性
- スロヴァキア語: guľomet (sk) 男性
- セルビア・クロアチア語: mitraljez (sh) 男性 strojnica (sh) 女性
- タガログ語: ulipaltog (tl), ametralyadora (tl)
- チェコ語: kulomet (cs) 男性
- チュヴァシュ語: автомат (cv)
- 中国語: 機槍 (cmn), 机枪 (cmn) (jīqiāng), 機關槍 (cmn), 机关枪 (cmn) (jīguānqiāng)
- 朝鮮語: 기관총 (ko) (機關銃 (ko))
- デンマーク語: maskingevær (da) 中性
- ドイツ語: Maschinengewehr (de) 中性, MG (de) 中性
- トルコ語: makineli tüfek (tr)
- ナヴァホ語: beeʼeldǫǫh tʼáá bíniʼdii bikʼa ádiih yiyiinííłígíí (nv)
- ノガイ語: окшашар (nog)
- ノルウェー語:
- ノルマン語: fûsi-machinne (nrf) 男性
- ハンガリー語: gépfegyver (hu), géppuska (hu)
- フィンランド語: konekivääri (fi)
- フランス語: mitrailleuse (fr) 女性
- ブルガリア語: картечница (bg) 女性
- ベトナム語: súng máy (vi)
- ベラルーシ語: аўтамат (be) 男性, кулямёт (be) 男性
- ペルシア語: مسلسل (fa) (mosalsal)
- ポーランド語: karabin maszynowy (pl) 男性
- ポルトガル語: metralhadora (pt) 女性
- ポンペイ語: kikansu (pon)
- マオリ語: pū mīhini (mi)
- マン島語: gunn jeshaght (gv) 男性
- ラトヴィア語: ložmetējs (lv) 男性
- ルーマニア語: mitralieră (ro) 女性
- ロシア語: автомат (ru) 男性, пулемёт (ru) 男性
「機関銃」の例文・使い方・用例・文例
- 彼らは機関銃で武装した
- 機関銃
- マークⅡ型機関銃
- 彼は機関銃を持って侵略者たちを寄せ付けなかった。
- 機関銃の集中射撃.
- 50口径の機関銃.
- 機関銃のタタタという銃声.
- 機関銃がタタタタと鳴った.
- 機関砲、機関銃
- 機関銃での攻撃または低空飛行の飛行機からの大砲砲火
- 低空飛行する飛行機から、機関銃または大砲を発射して攻撃すること
- 軽い装甲(と、通常、機関銃)を備え、車輪で動く軍事戦闘用車
- 軽機関銃
- 機関銃を使用するために柔軟に結合されたストライプに詰められた弾薬(通常小口径の)
- ガス圧力によって操作された短機関銃
- 1分に500発分以上の発砲が可能なベルト装弾式の機関銃
- それらが回転することにより、順番に火がつくいくつかの銃身を備える機関銃の初期の形
- ロシアで作られた一種の短機関銃
- .30ミリメートル以下である軽機関銃
- 英国製の軽量の短機関銃
機関銃と同じ種類の言葉
- 機関銃のページへのリンク