動力とは? わかりやすく解説

どう‐りょく【動力】

読み方:どうりょく

水力電力など、天然存在するエネルギー原動機によって機械を動かす力に変えたもの。原動力


どうりょく 動力 power

仕事時間対す割合をいう。言い替える単位時間なされる仕事量のこと。 単位kWで、電力単位と同じである。1kW=102kgm/s=860kcal/h

動力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/02 03:53 UTC 版)

動力(どうりょく、: power)とは、機械等を動かすために必要となるエネルギーのこと。「動力性能」という語があるが、その場合は仕事率を指すことが多い。

概要

動力は機械装置を駆動させるためのもので、機械外部から入力された運動エネルギーないし機械内部で電気的エネルギー化学エネルギーを消費して動作する機械要素から発生される運動(力)である。

外部から動力を入力される機械では、入力された運動エネルギーを使って動作に変換したり他のエネルギーに変換したりする。例えば水力発電位置エネルギーを高低差を使って運動エネルギーに変換、さらにその運動エネルギーで発電機を動作させ、ここから電力を得る。

内部に動力の発生器をもつものでは、動力発生器のことをエンジンと呼ぶ。エンジンは入力された他のエネルギーを使って運動エネルギーを発生させるが、使用する燃料の種類やエンジンの様式によって様々な種類があり、また必要とされる動力の種類にもよって適切なエンジン様式が異なるため、様々なエンジンが利用されている。

こういった動力発生器には電動機電気モーター)も含まれるが、一般にエンジンというと熱機関(熱エンジン)を指す傾向が強い。熱機関は熱力学的な働きにより動作するが、この熱源を何に求めるかという違いや、どうやって熱を運動エネルギーに変換するか、また廃熱を何処に捨てるかといった問題や、エンジンに求められる出力やエンジン自体の大小などによって、多種多様なエンジンが発達している。

なお熱機関は、種類によって外部から動力を入力することで熱を移動させることができるものもある。いわゆるヒートポンプがそれで、これらは冷蔵庫から空調など様々な分野で利用されている。

主な動力の例

水力
川の流れなどで水車を回すことにより運動エネルギーを得る。
かつては水車小屋製粉などを行っていた。現在でも水力発電で使われる。
風力
風車を回すことにより運動エネルギーを得る。
かつて、オランダなどでは揚水排水)のために多く設置されていた。また、水車同様製粉のためにも設置された。現在でも風力発電で使われる。
電力
電気モーターに流すことで電磁誘導により運動エネルギー(回転力)を得る方法が一般的。
電力会社など電気関係では三相交流電源が主に交流電動機の駆動に用いられることから、三相交流電源を動力(どうりょく)と呼んでいる[1]
初期の軽便鉄道の動力は、ガスエンジンガス電気トランスミッション英語版が使用されていたが、第一次世界大戦後はディーゼル・エレクトリック方式にとってかわり、その後は集電装置方式(パンタグラフ)というように鉄道の電化が進んだ。
人力
手、足などで、ハンドルペダルを回すことにより運動エネルギーを得る。
自転車は足でペダルをこぐことで得られる運動エネルギーを動力として走行する。
発電機を人力で回し電力を得る場合は人力発電といい、他の動力が得られない場合の最終的な発電手段となる。
火力
原子力

脚注

  1. ^ 三相交流」『通信用語の基礎知識』 2007年10月30日

関連項目


動力

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 07:48 UTC 版)

名詞

 どうりょく

  1. 物体うごかすことができるちから

関連語


「動力」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



動力と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「動力」の関連用語

動力のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



動力のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ダイキン工業ダイキン工業
Copyright (C) 2025 DAIKIN INDUSTRIES, ltd. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの動力 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの動力 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS