ステアリング・ホイールとは? わかりやすく解説

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ステアリング‐ホイール【steering wheel】

読み方:すてありんぐほいーる

船の舵輪(だりん)。

自動車ハンドル


ステアリング・ホイール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/13 03:20 UTC 版)

様々なステアリングホイール (ハンドル)

ステアリング・ホイール: steering wheel)とは、自動車においてステアリング機構を操作し、回転させて進行方向を調整するための環状の部品。日本台湾などにおいてはハンドル (handle) と呼ばれてきたが、これは和製英語である[1]

ステアリング・システムの一部であり、運転する人はステアリング・ホイールを両手で握り、回転させることで進行方向を調整する。右前に前進したいとき、または右後に後退したいときは右回り(時計回り)に、左前に前進したいとき、または左後に後退したいときは左回り(反時計回り)に回転させ、ステアリング機構を操作しながら前進・後退する。

歴史

自動車の黎明期には、ステアリングの調整はティラーバー(棒状のハンドル)で行っていた。1894年パリ - ルーアン間のレースに、Alfred Vacheronがパナール (Panhard) の4馬力モデルにステアリング・ホイールを着けた自動車で参加したという記録が残っており、これが特筆に値する記録としては最初期のものと考えられている[2]1898年からはPanhard et Levassorがステアリング・ホイールを標準装備するようになった。1898年チャールズ・ロールズは、ステアリング・ホイールを装備した車を初めてイギリスに輸入したが、それはフランスのパナール6馬力タイプであった[3]

ギャラリー

脚注

  1. ^ ハンドルからオープンカーまで、海外では通じない自動車にまつわる和製英語”. AUTO MESSE WEB. 交通タイムス社 (2019年10月1日). 2020年11月21日閲覧。
  2. ^ Duncan, H.O. (1927). The World on Wheels - Volume I. Paris. pp. 456–457, picture of the Vacheron-Car on p. 457.
  3. ^ C S Rolls sitting in the first car in Britain fitted with wheel steering, 1898”. Science & Society Picture Library. 2011年1月4日閲覧。

関連項目


ステアリング・ホイール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 05:58 UTC 版)

ステアリング」の記事における「ステアリング・ホイール」の解説

詳細は「ステアリング・ホイール」を参照 一般に「ステアリングホイール」を短縮したステアリング」とハンドル対比されることが多いが、ステアリング操舵装置全体の名称であり、本来はホイールハンドル対比される対象である。ここから現在に続くハンドル(handle)という言い方つながっており、決し日本だけの用語ではない。てこ式舵棒から、不用意な操舵防止する近代的なステアリングホイールを装備したのは1897年パナール・ルヴァッソール最初である。 現在ではステアリングホイールの操作軽くするため、油圧または電動モーター動きアシストするものも多く、これをパワーステアリングと呼ぶ。多く油圧式場合エンジンによってベルト、または歯車駆動されるベーンポンプ油圧発生させ、ステアリングギアボックス装備されピストン作動させることで倍力効果得ている。圧力伝達作動油)には、粘度低く発泡しにくい専用パワーステアリングフルード用いる。また、温度上昇による発泡を防ぐため、配管をU字やS字状にして長さ稼いだり、その部分フィン設けクーラーとすることもある。フルード中の気泡は液圧によって体積容易に変化し操舵感の悪化アシスト力の減少を招く(ベーパーロック現象と同様)パワーステアリングフルード循環してリザーブタンク戻り、そこで圧力開放され気泡消滅するため、ブレーキパイプ内に生ず気泡比べると、その影響小さい。 一般的にステアリングホイール中央部スペースにはホーンボタンやエアバッグ装着されている。スポーク部にカーオーディオ以前はセンターパッドに配置された物もあった)やハンズフリーフォン、オートマチックトランスミッション無段変速機段数任意に変更するためのスィッチアダプティブクルーズコントロールボタン装備されている場合もある。スポーツタイプ(純正装着との交換用の社外品)や競技用のステアリングホイールでは、リム部の直進時に真上となる位置センターマーク施され操舵角の目安としているものもある。

※この「ステアリング・ホイール」の解説は、「ステアリング」の解説の一部です。
「ステアリング・ホイール」を含む「ステアリング」の記事については、「ステアリング」の概要を参照ください。

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