オートマチックトランスミッションフルード
ATなどの流体自動変速機に使用するオイルのこと。トルクコンバーター部の冷却、クラッチ部の潤滑、制御装置の作動油としての役割がある。そのために、酸化安定性、高い粘度、泡立ちのよさ、気化しない性質などが要求される。
オートマチックトランスミッションフルード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/13 15:33 UTC 版)
オートマチックトランスミッションフルード(英語: Automatic transmission fluid)とは、乗り物の自動変速機やオートマチックトランスミッションで使用される流体(フルード)である。日本語では自動変速機油と呼ばれ、一般的にはオートマオイル、ATオイル、ATフルードとも称される。しばしばATFの頭字語も用いられる。
脚注
- ^ 当初は共用されるのが主流であったが、後年ATFに類似した専用油が設定され、パワーステアリングフルード(PSF)と呼ばれる。
- ^ なお、FN4A-EL型はフォードでの型式は4F27E型であるが、マツダのATF M-VはMercon系準拠ではないのに対し、フォードではMercon系を指定している。またATF M-Vの方がMercon系より低温時の粘度やアンチジャダー性能が高い。
- ^ 極端な例としては航空機用作動油を使用するいすゞ・NAVi5など。ただしNAVi5の場合は一般的なATに多いトルクコンバータ式ではなくクラッチを用いた方式である。
- ^ 主に多板クラッチやブレーキバンドの摩耗限界や損傷などで、通常よりも大きな摩擦損失が発生しているなど。
出典
- 1 オートマチックトランスミッションフルードとは
- 2 オートマチックトランスミッションフルードの概要
- 3 現在のATF規格
- 4 ATFの状態判断
- 5 ATFの交換
- 6 脚注
固有名詞の分類
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