ATFの状態判断
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 22:32 UTC 版)
「オートマチックトランスミッションフルード」の記事における「ATFの状態判断」の解説
ATに挿入されているオイルレベルゲージを引き抜き、白色の布などで先端をふき取り、ATFの色を判定することでおおまかなチェックができる。暗い茶色や黒色に変色しているATFは、何らかの原因でトランスミッションに問題が発生している、車体に過負荷が掛かっている、あるいはATFの耐用年数が超過しているなどの指標となる。 酷使されたATFは潤滑性能が低下し、摩擦材(主にクラッチとブレーキバンド)を不用意に減少させる要因になる。そのようなATFを交換しなかった場合、トランスミッションの摩耗を加速させ、正常だったトランスミッションを台なしにする可能性がある。しかし、ほとんどのATFが使用によってある程度暗い色になるため、色の判定だけがATFの耐用年数を示す完全に信頼できる要素とはならない。メーカーが推奨する交換間隔が、ATFの寿命を把握するより信頼できる要素となるが、整備履歴や走行距離が不明な場合は色の判定がATFの耐用年数を推測する一般的な手段となる。
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