ATF・CVTF
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 08:20 UTC 版)
プレミアムスペック(ATF P-S、CVTF P-S) 2016年5月発売。Full Synthetic(全合成)で耐熱性と酸化安定性に優れると謳うが、同社SDSによれば高度精製鉱物油ベース80-90%である。ATF P-Sは発売当初よりJASO規格のJASO 1A-LVに適合し低粘度ATF指定車に対応している。同社のカタログ上ではATF P-SおよびCVTF P-Sのみ「高性能」を冠している。同社初のCVTFはCVTF P-Sで同社SDSによれば高度精製鉱物油ベース80-90%である。 セーフティスペック(ATF S-S、CVTF S-S) 普及グレード帯のATF・CVTF。適用範囲が幅広いとしている。ATF S-Sは改良によりJASO規格のJASO 1A-LVに適合し低粘度ATF指定車に対応した。同社SDSによれば高度精製鉱物油ベース80-90%である。CVTF S-Sは2019年6月に発売され、同社SDSによれば高度精製鉱物油ベース80-90%である。 ハイパースペック(ATF H-S) かつて発売されていた上級グレード帯のATF。ATF H-SとATF S-Sのみ販売されていた時代はATF H-SがCVT兼用としても売り出されていた。2016年5月、ATF P-SおよびCVTF P-Sの発売とほぼ入れ替わるように終売。最後まで低粘度ATF指定車には対応しなかった。 タイプスリー(ATF T-III) 2019年6月発売。3〜5速のオートマチックトランスミッションへの使用に特化(すなわち非低粘度ATF使用車に特化)したATF。名前はJASO 1A制定時に主流だったDEXRON(デキシロン、GM系で国内ではトヨタをはじめとするアイシン精機(現:アイシン)製ATが採用していた)がDEXRON IIIであり、JASO 1Aも制定の軸はDEXRON IIIだったことから。低粘度ATF指定車およびCVTには対応しない。同社SDSによれば高度精製鉱物油ベース75-85%である。
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